「夏の思い出・・・里帰り」
子供の頃、夏休みは母の実家(父の実家ではなく)に行くのが恒例化していた。
小学生4年生からは一人でバスに乗り継いで3時間近くかけて福岡市内の自宅から田園広がる何にもないのんびりした田舎のおばぁちゃん家に行くのが楽しみであった。
内弁慶な気の弱い僕をおばぁちゃんは特に可愛がってくれたし、近くの小川で水遊びが出来たし、畑の真ん中にポツンと残っている映画館の廃墟で探検ごっこが面白かったし、夜になって裏山に懐中電灯をもって行くと、照らされた木々の幹には多くのクワガタやカブトムシ、カミキリムシなどの昆虫が集まって簡単に捕ることが出来た。
遊び過ぎて夕焼け雲がオサラバする頃に戻ると、優しいおばぁちゃんは「さぁ、風呂に入って汗流しておいで・・・」と促してくれた。従兄弟たちと土間を隔てた台所の反対側にある風呂場には大きな鉄製の窯が据えられていた。・・・そうです。五右衛門風呂です。・・・木製の底板のバランスを上手くとらないと直火で熱された窯底が直接足の裏に当ります。僕たち子供たちはワザとふざけてバランスを崩し誰かの身体が触れるのを面白がっていました。・・・農家を営むおばぁちゃん家の夕食は新鮮な野菜と窯で炊いたふっくらごはんが美味しくて美味しくて何杯もお代わりをしました。・・・鉄人28号やハリスの風のアニメをテレビで見ながら・・・眠い目をこすり、。従兄弟たちと蚊帳の中の布団に潜りこみます。時折、開け放られた窓から早めの秋風が心地よく吹きこんできます。・・・遊び疲れた僕たちはおばぁちゃんの仰ぐ団扇の風と窓からの風と区別がつかなくなった頃、。深い眠りにつきました。
・・・楽しかった。・子供の頃の帰省の思い出、。
何もなかったけど多くの笑顔と楽しい思い出が残った里帰りでした。
今、西陽が強烈に差し込む羽田空港の待合室でPCにむかっています。
お盆の帰省ラッシュで賑わう人々を見てると、ふと、。子供の頃の記憶が蘇ってきました。
このブログをアップするのは夜中ですから、多くの子供たちはきっとおばぁちゃんと一緒にお布団の中かなぁ?
