「ニューヨークストーリー~機内映画で涙した。、⑪」(~2/19)・・・おまけ | 「バックパッカーがH・Ⅰ・Sの役員になった奇跡」小さな会社の未来の創り方

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出来ない事はやらないことだとHIS創業者「澤田秀雄」氏から学んだ。ベンチャー魂と自ら経験した多くの失敗が成長の奇跡を創る。伝える事よりも伝わること!直ぐに実践したくなる、熱き魂に触れてください。

ニューヨークストーリー~機内映画で涙した。、⑪」(~2/19)・・・おまけ


 AA167便は安定した高度を保ちながら、一路JAPANを目指します。殆ど気流の乱れもなく、揺れる事もない快適なフライトです。今。アラスカ上空でしょうか、窓から望むと真っ白な雪原が見えます。その眩いまでの白さが高度10000m近くのこの機内まで飛び込んで来ます。僕の目に映るこの景色もまた、地上の雪原に届いているのでしょうね。・・・

            どこまでも広がる雪原です。

 1年間で見る映画は50本近くでしょうか? その殆どを国際線の機内で見ています。懐かしい映画の名作もあれば、まだ、日本で未公開の映画もあります。鑑賞は機内で過ごす楽しみでもあります。

 今回は「MARTIAN CHILD/火星の子供」に感動しました。涙、涙です。まだ、日本では未公開だと思います。”ストーリーは妻を失ったSF作家(ジョン・キューサック)が妻の希望でもあった養子をもらう事になったのです。その子供はデニスという6歳の子供です。いつも施設では箱の中に入っています。自分を火星人だと思っていて、太陽の陽に浴びる事を危険だと思っているのです。そんなデニスを見るうちにジョンは自分の子供時代を思い出します。自分もそうだったと、人と交わる事が出来ず、いじめられっこだったと、。そんな自分も今はSF作家として人並み以上の成功を収めている。この子も特別な才能があるに違いないないと思ってしまうのです。姉の反対を押し切って養子にします。二人だけの生活は社会を受け入れないデニスに掻き乱されてしまいます。それでもお互いに少しずつ理解するようになり信頼関係も結ばれてくるのですが・・・ある時、ジョンが仕事で出かける事になり、デニスを姉に預ける事になります。その時にデニスは家を出てしまうのです。どこに行ったか見当も付きません。警察に捜索依頼もします。それでも見つかりません。しかし、ジョンはピーンと来たのです。この間、行ったプラネタリウムではないかと、。駆けつけてみるとそのドームの屋外(一番上の方)にいるではないですか。それをジョンが助けに行きます。手を離すと堕ちてしまいます。何とか声をかけ引き寄せようとするジョン、なかなかその言葉を訊いてくれません。もう、誰も信じられなくなっているのです。それでも呼びかけるジョン、。ようやくデニスが立ち止まってジョンに話します。「大人はどうしていなくなるの? どうして僕の両親は僕を捨てたの?」。、「僕の前からいなくならない?」・・・「いつもいるよ」・・・二人は抱き合います。



 両親から捨てられたデニスは心を閉ざし、箱の中に入り全てを拒絶していたのです。自分を火星人だと思う事で自分自身を保っていたのです。今、デニスはジョンの愛によって地球人になったのです。ジョンの息子になったのです。

 始めてジョンが箱に入ったデニスを見たときに語っています。「空想力は自分を支える事になるのだ。」・・・彼(ジョン)も子供時代、そうだったのです。嫌な事があると空想することで違う(楽しい)世界に入り込んでいたのです。・・・僕もそうでした。

最後の抱き合うシーンでは一人、シートにもたれて泣いてしまいました。・・・もう直ぐ成田です。窓のブラインドを開けると眩しい太陽の光が僕の涙を照らします。

 あらためて、。良い旅でした。11回連続で見て頂いた皆様、ご訪問有難う御座いました。しばらくは旅ブログはお休みです。別のテーマをお届けします。既に帰国して完全、仕事モードです。それでは良い週末をお過ごし下さい。