「仕組みを死組みしてはいけない!」 | 「バックパッカーがH・Ⅰ・Sの役員になった奇跡」小さな会社の未来の創り方

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出来ない事はやらないことだとHIS創業者「澤田秀雄」氏から学んだ。ベンチャー魂と自ら経験した多くの失敗が成長の奇跡を創る。伝える事よりも伝わること!直ぐに実践したくなる、熱き魂に触れてください。

「”仕組み”を”死組み”してはいけない!」

 
経営は難しい、簡単ではない。でも、更に複雑に難しくしている場合が多いように感じる。 先ず、人は理解出来ない事は遣らないものだ。遣ろうにもどうしたら良いか分からないのだから。出来る分けないよね。
 仕事を上手く円滑に効率よく合理的にスムーズ(回りくどい言い方だねぇ)に行う為には、それが出来る体制が必要である。その出来る体制は特別な人が出来るという事ではなく、そこに従事する人、誰もが簡単に出来る事が”仕組み”である。但し、簡単と言っても誰もが簡単に出来る為には、その為の練習が必要になってくる。
 
 パソコンのキーボードや電卓の数字配列は打ちやすいように考えられているのだ。それでも、ブラインドタッチで、誰もがすぐに打てるわけではないように練習や慣れが必要になってくる。
 ”仕組み”の構築の重要な事は、ベスト(理想)から行うのではなく、現状より良くなる事を少しずつ進歩させていく事が大事なのだ。

 良く使うもの(道具)を目の前に置く事から仕事のスピードが上がる。次は置く場所を更に考えてみる。次はその道具を改良して使いやすいものしてみる。次は・・・少しずつどんな事でも、改善、改良を進める事によって”仕組み”の精度(
完成度)が増すのだ。但し、ベストにゴールがない様に、完成はない。良くする取り組みを途中で諦めない事が大事である。
 良くないのは理想を求め過ぎるあまり、難しすぎて説明できない、誰もがやる気をなくしてしまう事だ。それでは折角の”仕組み”や”方法”は実行出来ずに、お蔵入りとなり”死組み”になってしまう。
 もっとシンプルに考えて今出来る事から始めてみることです。