呼吸と脳は密接に関係しています。

 

今回は前回に引き続き、

 

アロマ環境協会の会報誌「AEAJ 」N0.86に掲載された

 

脳生理学者でセロトニン研究の第一人者である

 

東邦大学名誉教授の有田秀穂先生の監修の記事をまとめた第二回目。

 

 

 

呼吸は肺に酸素を送り込むという働きだけでなく

 

脳に働きかけ、心を強くし、免疫力を向上させるなど

 

身体のさまざまな部分に作用する力があります。

 

現代人の呼吸は浅く質が悪くなっていると言われています。

 

今や現代人に欠かせないパソコンやスマホ。

 

それらを使う時は背中を丸め、

 

胸が縮こまった状態になり、

 

なかなか深い呼吸が取れにくくなります。

 

特にスマホなど小さな画面を集中して見ているとアゴや奥歯に力が入り、

 

息がつまりやすくなります。

 

こういったことから、現代人の呼吸は浅く速い呼吸になりがちなのです。


浅く速い呼吸は酸素を体内にしっかりと取り込めず、

 

自律神経の交感神経を優位にします。

 

その結果、神経や心を高ぶらせて不安定になりがち。

 

イライラ、緊張したりすると呼吸が速くなります。

 

<呼吸と脳、気持ちの関係>

 

*浅く速い呼吸—交感神経のスイッチが入っている状態。

→ストレスや興奮状態を加速させる脳内物質のドーパミンとノルアドレナリンが分泌

→より交感神経が高ぶる

→呼吸がもっと浅くなる

→ストレスが更に溜まる

→連鎖により気持ちが乱れる

 

上記の様な負の連鎖を断ち切るために、

意識して深い呼吸を取り入れることが大事です。

 

*深くゆっくりと息を吐く呼吸—副交感神経を優位にして心を静めます。

特に特徴的なのは、脳内物質のセロトニンを分泌させます。

セロトニンの働きは心を安定させ、

 

ネガティブな気持ちを解消し、痛みの緩和させます。

セロトニンの働きが低下するとうつやパニック障害などの危険性もあります。

 

呼吸には2種類の呼吸の方法があります。

 

【胸式呼吸】は交感神経優位。

吸おうとする呼吸により肩や首に力が入り、緊張状態を加速させてしまいます。

 

【腹式呼吸】は副交感神経優位。心を鎮める。

吐く息を意識し、お腹(特に丹田)を使う呼吸法。

リラックス時にセロトニンの分泌を促します。

 

 

以上まとめでした。

 

 

呼吸は自分で意識的にコントロールすることが可能です。

リラックスしたいとき、イライラする時などは

腹式呼吸をしてみましょう。

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