こんなに近くに居ながらにして、

まだ場内に入ったことがなかった歌舞伎座。

地下のお土産物屋さんには行ったことは何度もあるのですが、、、

劇場内にやっと行って来ました。

「秀山祭九月大歌舞伎」の初日。


この日の昼の部の演目は、

秋らしく「菊畑」と「法界坊」。


「法界坊」。。。何だか聞き覚えのある言葉。。。


と、思いつつ、NY以来の久しぶりの歌舞伎鑑賞にワクワク。


花道の側のお席でしたから、役者さんを間近で見られました。

あたりまえだけど、生の演奏に生歌。


衣装もとっても美しい。


役者さんの迫力ある演技。


わかりやすく重複する台詞や


巧みな表情や独特な動き、


繊細ながら、とっても凝縮されたシンプルが新鮮でした。


そして、歌舞伎独特の「間」に感動。


毎日の生活の中で、インターネットやスマホの、


打てばすぐ出るスピード感で、


溢れんばかりの情報の中での生活。


電車の中やレストランで食事が出てくる小さな隙間の時間も、


間が持たないかの様に携帯をいじくっている。


役者さんの何とも言えない、いい「間」を見ていると、


現代人の生活が何故かとても儚く感じられてしまいました。


私も、人との間に、いい間が持てているだろうか?


仕事中(マッサージの施術中)の間は十分だろうか?


そんな事を感じて居ました。


そして、始まった2幕目の法界坊。


あれ?この演目見たことがある!


以前NYで勘三郎さんが、平成中村座の公演をした時に、


法界坊だったんだと始まってから気付きました。


たぶん、その時のチケットは英語で綴られていたので、


漢字で見ていなかったから、そこに気付かなかったんですね。


法界坊は、金と女にうつつを抜かすダメ坊主が、


いいなずけに殺されたお姫様とコラボして恨んで出てくるお話し。


NYでの勘三郎さんの法界坊は、


まるで勘三郎さん本人がダメ坊主のまんまな気がするほどの


はまり役だったと感激した記憶があります。

今回は、吉右衛門さんの法界坊。


いいなずけの新しい女の姿を借りて恨んで出てくる、


お姫様の部分と法界坊の部分の演じ分けが


とっても素晴らしかったです。


日本の文化って素敵


時には歌舞伎鑑賞もいいですね~。