先日、ランナーのクライアントさんが4時間のトレーニングの後に施術を受けにいらっしゃいました。

そのクライアントさん曰く、右の臀部の筋肉がいつも張って痛みが大腿部まで来るということ。

左右の臀部の硬さがとてもアンバランスだったので、これはトレーニングからの痛みだけじゃあなさそうでした。

むむむっ
もしかしたら、梨状筋症候群かも?

「普段足組みますか?」と聞いてみると、

「いや~、ほとんどいつも足組んでるんですよ。足を組まないでいることはまずないです。」との事。

ならばと、梨状筋にフォーカスして施術しました。

さて、梨状筋症候群(piriformis syndrome)とは、

坐骨神経痛の原因の一つで、(擬似坐骨神経痛)

お尻の大きな筋肉(大殿筋)の下に梨状筋という筋肉があり、

その梨状筋の下を通る坐骨神経が圧迫されて、

太ももの後ろに痛みが出る症状の事です。

男性ならお尻のポケットに財布を入れて座ると、

財布を入れている側のお尻に圧が余計掛かり、

梨状筋が固くなり、座骨神経が圧迫されて痛みが出ます。

これは、「バックポケット坐骨神経痛」とも言われます。


また、足を組むことで片側に圧が掛かり、そこの梨状筋が硬くなり、同じ症状が出ることがあります。

それにだけでなく、足を組んだり、おしりの高さが均等でないと、

骨盤も歪み、腰椎椎間板ヘルニアや腰部椎間板狭窄症、腰椎すべり症の原因にも繋がります。

マッサージセラピーでは、これらの症状を診断したり、決定付ける事はできませんし、神経系を含む、全ての治療をする事はできません。

しかし、梨状筋症候群の場合は筋肉が関係していますので、その筋肉と筋膜をほぐすことで症状が緩和するケースが多く見られます。

クライアントさんへのアドバイスとしては、足を組まないこと、(男性なら)おしりのポケットにお財布を入れない事です。


腰痛がひどい方や、太ももの後ろに痛みが降りてくる感覚のある方は上記のアドバイスを参考になさってみて下さいね。

すぐに劇的に良くなることは無いですが、そういった習慣を正すことで、二次的痛みの要因をできるだけ少くする手助けとなります。