Q.328
西欧の透視画的遠近法を導入し、日本の浮世絵にも影響を与えた、下図のような清代の民衆版画はなんと呼ばれているか?

① 広州版画

② 福州版画

③ 蘇州版画

④ 杭州版画

 

下図はこちらで確認をウインクキラキラ

《三星図》

19世紀(清) 多色刷木版

90x58㎝  江蘇省蘇州市桃花塢

 

 

 

答え ③ 蘇州版画(そしゅうはんが)

 

中国で

正月や おめでたい日に

 

民家のや 室内に飾る吉祥画を

「年画」といいますビックリマーク

 

このうち蘇州を中心とした

江南地方で作られた民間版画

蘇州版画」 もしくは「版」といいます目

 

 

豊作幸福を願ったもの

神話伝説  教育労働など

幅広い題材を扱い

 

原色の強い対比による明快な表現です音譜

 

 

明代以降 木版印刷の発達によって

民衆の生活に深く浸透しましたキラキラ

 

 

長崎貿易によって

一般文物とともに

江戸時代の日本にもたらされ

 

遠近法色刷りなど

浮世絵版画に影響を与えましたビックリマーク

 

 

清代の年賀

清代の年画

 

 

 

こちらでいろんな年画を確認できますウインクキラキラ

 

 

 

 

 

出題:知る、わかる、みえる 美術検定2級問題[応用編 intermediate] 美術出版社 2021 

参考サイト 

中国民間版画・年画(202.8.31 閲覧)

http://www.fl.reitaku-u.ac.jp/~kanamaru/nenga/nenga.html

古典籍総合データベース(2022.8.31 閲覧)

https://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/furyobunko/nenga.html