今日はロシアの画家、レーピン(1844-1960)の
《ヴォルガの船曳き》 です
1870-1873年 ロシア美術館
船曳きたちの過酷な労働風景です。
上流へ上るには、人や馬が曳くしかありませんでした。
主に春と秋に、何時間も何日間も
岸辺や浅瀬を歩き続けて船を引いたそうです
右奥によく見ると、蒸気船が見えます
帆船の時代は、終わりかけてはいるようですが…
この作品でレーピンは名声を確立します
人の辛そうな表情と、船や空の美しさが対照的だな~と思って
他の作品を観てみると…
以前、すごいなー思った作品の作家でした
《クルスク県の復活大祭の十字行》
1880-83年 トレチャコフ美術館
70人を超える人…すごい
《トルコのスルタンへ手紙を書くザポロージャ・コサック》
1880-91年 ロシア美術館
表情がすごい 10年以上かけて描いた作品です。
《帝国枢密院設立100周年記念の儀礼》 ロシア美術館
きれいH400×W877㎝巨大
《休息-妻ヴェーラ・レーピナの肖像》
1882年 トレチャコフ美術館
手とか…写真みたい
心理的洞察を持ち合わせた写実画のイリヤ・レーピン
ロシアの偉大な画家に、今夜ちょっと興奮しました~