保存療法で痛みも回復 | 精力増強型脊柱管狭窄症の保存療法

精力増強型脊柱管狭窄症の保存療法

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幸いなことに、神経根型は多くの場合、整形外科で保存療法(手術以外の治療法)を受ければ、症状の改善が大いに見込めます。私は、神経根型の患者さんに対し、VAS(症状の強さの尺度。0~10点で評価し点数が低いほど症状が良好)を利用して、当院での治療による症状の改善度を調べました。その結果、初診時と比べて症状の強さは半分以下に抑えられたことがわかつたのです。

それとともに、治療による間欠性披行の改善度についても調べました。すると、一度に歩ける距離が初診時は平均416mだったのが、保存療法によって521mに延長されたこともわかりました。

ただし、保存療法で顕著な改善効果が期待できるのは主に足腰の痛みと間欠性政行で、足のしびれはそのまま残ってしまう事が多いようです。

神経根型の患者さんには、完治をめざして手術に踏み切る人もいます。当院の神経横型の患者さんで手術を受けた人の割合は、12.5%でした。

神経根型で手術を受ける患者さんのほとんどは、仕事などの都合で早く治ることを希望している人です。また、一部に痛みに耐えられなかつたり、マヒが生じたり、足に萎縮が生じたりして手術にいたった例もありま
す。手術を受ければ足腰の痛みと間欠性披行は劇的に改善されますが、しびれは残る場合が少なくありません。