精力増強型脊柱管狭窄症の保存療法

精力増強型脊柱管狭窄症の保存療法

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精力増強型脊柱管狭窄症は、病気というよりもむしろ老化とともに進行するため、高齢社会の日本では今後ますます患者数が激増すると見られています。その精力増強型脊柱管狭窄症の大半を占めるのが、三タイプあるうちの「神経根型」です。(68.7%を神経根型が占める)

神経根とは脊髄の末端にある馬届から左右に枝分かれした神経の根もとのことで、主に足の感覚や運動をつかさどっています。この神経根が脊柱管の狭窄によって圧迫された病型(タイプ)を、神経根型といいます。

神経根は背骨の左側と右側に一つずつありますが、その両方が一度に圧迫されることはまれです。通常、左右どちらかの神経根が障害を受け、症状も左足か右足のどちらか一方だけに現れます。これを専門的には「片偵憤」といいます。

神経根型で特徴的な症状は、長時間立ちつづけたり歩いたりしたときに、神経根が圧迫された側の腰からお尻、太もも、ふくらはぎ、すね、混真にかけて坐骨神経痛(強い痛みとしびれ)が現れることです。さらに、聞欠性政行(こま切れにしか歩けなくなる症状)が起こって、歩ける距離が短くなってきます。

神経根型は、どちらかといえば、腰部脊椎症や腰椎分離すべり症、腰椎変性すべり症、腰椎椎間板ヘルニアの既往がある人に起こりやすいようです。モテる精力関係については、いろいろあるようです。
では、神経根型を発症した患者さんは、一般に、どのような経過をたどるのでしょうか。

まず、精力増強型脊柱管狭窄症の三タイプすべてにいえることですが、症状はジワジワと現れ、長い年月をかけてゆっくりと進行していきます。ある日突然、耐えがたい痛みに襲われ七転八倒することはあまりありません。

神経横型の初期症状としてよく聞かれるのは、腰の重だるさや違和感です。その後、腰痛や足の痛み・しびれがときどき感じられるようになってきます。

症状の現れ方には周期的な波があり、はっきりとした自覚症状が現れても、ほうっておけば時間の経過とともに自然に治まることがよくあります。特に神経根型の初期の場合は、前かがみになって腰を少し丸めれば症
状が和らぐので、激しい症状に悩まされるという人はあまり多くありません。

ただし、症状の増悪と寛解(沈静化)をくり返していると、その周期がしだいに短くなり、持続的な症状に変わってきます。神経根型では、足腰の痛みやしびれが強くなり、立ったり歩いたりするたびに間欠性政行が現れて、歩行距離がしだいに短くなってくるのです。

症状がここまで進むと、異変を感じて整形外科を受診する人が増えてきます。当院の追跡調査によれば、神経根型の娘賭さんの平均年齢は69歳、雁病期間は三年三カ月です。つまり60代半ばに自覚症状が現れ、三~四年のうちに整形外科で治療が必要なほど悪化してしまうというケースが多いようです。
幸いなことに、神経根型は多くの場合、整形外科で保存療法(手術以外の治療法)を受ければ、症状の改善が大いに見込めます。私は、神経根型の患者さんに対し、VAS(症状の強さの尺度。0~10点で評価し点数が低いほど症状が良好)を利用して、当院での治療による症状の改善度を調べました。その結果、初診時と比べて症状の強さは半分以下に抑えられたことがわかつたのです。

それとともに、治療による間欠性披行の改善度についても調べました。すると、一度に歩ける距離が初診時は平均416mだったのが、保存療法によって521mに延長されたこともわかりました。

ただし、保存療法で顕著な改善効果が期待できるのは主に足腰の痛みと間欠性政行で、足のしびれはそのまま残ってしまう事が多いようです。

神経根型の患者さんには、完治をめざして手術に踏み切る人もいます。当院の神経横型の患者さんで手術を受けた人の割合は、12.5%でした。

神経根型で手術を受ける患者さんのほとんどは、仕事などの都合で早く治ることを希望している人です。また、一部に痛みに耐えられなかつたり、マヒが生じたり、足に萎縮が生じたりして手術にいたった例もありま
す。手術を受ければ足腰の痛みと間欠性披行は劇的に改善されますが、しびれは残る場合が少なくありません。