3才の息子の足元に
おもちゃの車が転がっていた。
そこの救急車、片付けて!
っと注意した。
ぐるりと辺りを見回した息子が、
おもちゃに気がつかない。
指を刺しながら、
それだよ。そこの救急車!
何度言っても探しきれない
…訳がないほど息子の視界におもちゃが入っている。
それ、それ!そこの救急車だって!!
だんだんイライラしてきた。
それでもずっとトボケる息子の頭を叩き、
ヒステリックにしかる。
っと、その途中で我に帰る。
あっ!救急車じゃない。
パトカーだ!!
そりゃー息子も見つけられないはずだ!
息子を抱きしめながら、
ごめん🙏ごめんなさい。
これ、パトカーだもんね。
本当にごめんね!っと謝る母に
涙をポロポロ流しながらも、
いいよっと許す息子。
わたしは息子が
おもちゃを片付けたくなくて、
わざとわからない振りをしていると
思い込んでいた。
そのすぐ後、
5歳の娘がお風呂から出てきた。
いつも一人で洗髪するのだが、
リンスをことごとく忘れる。
娘の髪を拭きながら、
キシキシしている事にイラッとする。
リンス、してないでしょ💢っの問いかけに
した。っと答える娘。
母:じゃ、なんでこんなにキシキシなの!?
娘:でもしたよ。
母:本当にしたの!?
娘:したって!!
母:後ろの辺、絡まってるよ!
娘:…してない…。
自分でも、みるみる頭に
血が昇っていくのがわかった。
それと同時か、それより早く
娘の頭を叩いた。
母:なんで嘘つくの💢
娘:怒られると思った。
もう一度娘の頭を叩いた…。
母:やらなかった事もダメだけと、嘘つくなんてもっとダメ。
嘘つきなんて大嫌い!!
もう知らない!!
そう言い放ってお風呂の片付けに行く。
お風呂場に入ると、
床がシャンプーのヌメヌメと一緒にリンスの塊が落ちている。
そもそも、床がそんな状態な事になっていたことも事件だが、
それはちょっと置いといて、
リンスの塊に❓が浮かぶ。
リンス、してるじゃん!?
娘にもう一度聞く。
母:リンスしてないの!?床ヌメヌメだけど。
娘:だから、したって言ってるじゃん。
でも、後ろは出来てなかったから…。
ポロポロ涙を流しながら答えた。
何度も謝り、その度許してくれる娘の髪を
洗い流さないオイルトリートメントを付けて乾かしサラサラにした。
そんな事で償えるわけないのに。
またやってしまった。
娘が嘘をついていると
決めつけてしまった。
そして、自分で出した答えしか信じる事が出来なくなってしまっていた。
息子の事も、娘の事も
信じられなかった上に、
無実の人の頭を叩いてしまった。
それは、罰でもなんでもなく
ただ自分の中の処理しきれない
ヒステリックな感情を
自分でコントロール出来ずに
力任せに吐き出した。
そして、そのドロドロを
汚れのない子供に流し込んだ。
わたしは愚か物だ。
最低だ。
以前からずっとそう。
いつまでこんな事つづけるんだろ。
今まで機嫌よく笑っていたかと思えば、
ちょっとしたきっかけで豹変する。
自分が、息子や娘だったら
母が怖くてしょうがない。
何で起こり出すかわからないから
ビクビクしてしまう。
こんな自分が嫌だ。
変わりたい。
瞬間湯沸かし器みたいな怒りは捨てたい。
先入観を持つ事なく、
子供の言葉を受け止めたい。
子供を信じたい。
子供達がこれ以上傷つく前に
変わりたい。