雲昌寺(秋田県) | yampoo 御朱印集めの旅 

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御朱印を集める旅を始めました。

秋田市内に出張へ行ったとき、午前中のアポがキャンセルになって時間が空いたため、ちょっと足を伸ばして男鹿半島まで行ってみようかと思い立ちました。

 

秋田の市街地から男鹿半島まで海岸線沿いの道を使い、車を走らせると、長く続く防風林のなかに風力発電の大きな風車を数多く見ることができます。

後で調べてみたら、秋田県は洋上風力も含めると日本で一番の風力発電量を誇ることが分かりました。このあたりは日本海からの風が安定していることと、沿岸部なので秋田といえども比較的、降雪が少ないということが理由に挙げられます。更には防風林地帯という公の土地だったことも建設の面で有利に働いたそうです。

このように秋田県は地域振興の意味合いも含め、かなり自然再生エネルギーに力を入れているようです。この風力発電の工事の関係でしょうか、秋田市内のビジネスホテルは予約がなかなか取れにくい状況になっているという話しを聞きました。

 

男鹿半島と言えば、「なまはげ」と「八郎潟」を思い浮かべます。

「なまはげ」のルーツは、ロシア系の人たちが風に流されて日本に漂着したのではないかと個人的には思っています。

「泣く子(ゴ)は居ねーか」、「悪い子(ゴ)は居ねーか」と叫びながら家に入っていくと、小さな子どもたちが泣きわめくというシーンはよくニュースで流れますね。

そして、最後に「へばなー」と去っていくのには微笑んでしまいます。

 

男鹿半島を一望のもとにできる場所として「寒風山」があります。

山頂まで車で行くことができ、冬はまさしく寒風が吹きすさぶ山なのでしょうが、春爛漫の寒風山は最高に気持ちが良く、眺望も素晴らしかったです。

ここから、小学校の社会か中学校の地理で習った日本一の干拓地「八郎潟」を眼下に見下ろすことができます。小さい頃、地図帳を飽きずにじっと見入ることが好きだった私にとって、遠い秋田県の男鹿半島と八郎潟を実際に見ることができたことに感慨深いものを感じました。

 

その男鹿半島の北側、北浦地区にあるのが雲昌寺です。

雲昌寺は「死ぬまでに行きたい世界の絶景 公式WEBサイト2017年 国内絶景第1位」に選ばれたお寺です。

何が凄いかというと「紫陽花」です。日本各地に「あじさい寺」は多くありますが、雲昌寺のそれは下のポスターの写真にあるように、まさに青い絨毯のうえに本堂が浮き上げっているように見えます。

もともとは境内の片隅にひっそりと咲いていた一株の紫陽花を、雲昌寺の副住職さんが株分け・挿し木を繰り返し、15年以上手塩にかけて現在のような景観を作り上げたのだそうです。しかも青色のみの紫陽花にこだわっています。

私が訪れたのは5月の中旬だったので、満開には1ヶ月ほど早かったようでした。