伊雑宮・伊射波神社(三重県) | yampoo 御朱印集めの旅 

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御朱印を集める旅を始めました。

もう随分前のことになってしまいましたが、伊勢志摩観光ホテルに泊まったことがあります。ディナーがとても美味しくて、志摩地方から採れた伊勢エビやアワビといった海の幸、それから松阪牛などを堪能しました。それ以来、三重県の南部というのは私にとっては食材の宝庫というイメージがあります。

 

志摩の一之宮はふたつあって、志摩市の伊雑宮(いざわのみや)と鳥羽市の伊射波(いざわ)神社です。

どちらも「いざわ」という名が付いています。伊射波は「いざなみ」とも読めますが、あの伊邪那美命(いざなみのみこと)とは、どうやら関係は無いようです。

両社の共通の神様として伊佐波登美命(いざわとみのみこと)が祀られています。

伊勢神宮を建立した倭姫命(やまとひめのみこと)が神宮への神饌を奉納する御贄地(みにえどころ)を探して志摩国を訪れたところ、伊佐波登美命が出迎えたそうです。

つまり、この両社から伊勢神宮へ美味しい食材が供給されたということになります。

天照大神が伊勢に鎮座されたのは、食材の宝庫である志摩に近いということもあったかもしれません。更には、料理が上手な豊受大御神(とようけのおおみかみ)を外宮に住まわせたりして、天照大神はかなりのグルメだったようです。

 

伊雑宮は14社ある伊勢神宮の別宮のひとつで、社殿はやはり「神明造」でシンプルなものです。御朱印も伊勢神宮のものに似ています。

また、別宮のなかでは唯一、神田を持っています。

 

伊射波神社は鳥羽市の安楽島という半島の先端に鎮座されています。安楽島海水浴場の駐車場から、歩いて1kmくらいトレイルを歩かなければなりません。ですので、革靴を履いての参拝はお勧めしません。途中、海岸のすぐ近くに建てられた鳥居がとても印象的でした。

 

志摩地方は食べ物だけでなく、景色もきれいです。

横山展望台からの眺望は絶景で、私のなかでは宮城県の松島、長崎県の九十九島と並ぶ日本を代表する海の風景です。