関越自走車道で埼玉から群馬方面に車を走らせると、右手の方に大きく裾野を広げた赤城山の姿が見えます。
この赤城山を御神山としているのが赤城神社です。
神話によると、日光の男体山の神様と赤城山の神様が戦場ヶ原で対決して、赤城山の神様は敗れたそうです。その時の血の「赤き」が「赤城」の由来になったという説があります。
九州生まれの私でも、赤城山の名は子どもの頃からよく知っています。その訳はやはり国定忠治のこの名台詞です。
赤城の山も今夜かぎり、
生まれ故郷の国定の村や、縄張りも捨て国を捨て、
可愛い子分の手めぇ達とも、別れ別れになる首途だ。
そう言えば、「あっしにはかかわりでないことでござんす」という台詞が人気となった「木枯し紋次郎」も上州出身という設定でした。
ですので、上州には任侠者が多いというイメージが私にはあります。
赤城山頂の湖、大沼の畔に鎮座されている赤城神社にお参りしました。他の赤城神社と区別するために「大洞赤城神社」とも呼ばれています。鳥居とその向こうに広がる湖の景色が素晴らしいです。
7月上旬に行ったのですが、標高もある程度高く、湖の近くといこともあって非常に心地良い気温でした。
御祭神は赤城大明神ということで、大国主命をはじめ多くの神様が名を連ねていました。中には徳川家康の名もあります。
群馬県内では、赤城神社が恋愛成就と縁結びで最強のパワースポットだそうです。


