淡路国の一之宮、伊弉諾(いざなぎ)神宮に参拝しました。
本州、四国、九州など日本は多くの島々から成り立っていますが、記紀によると淡路島は日本で一番最初に生まれた島だということになっており特別な存在です。
淡路という地名がいつ頃定着したのか分かりませんが、「阿波(あわ)に通じる路」という風に言えないわけでもありません。
御朱印集めの旅を続けていると、以前に投稿した内容が間違っていたということが度々あります。土佐神社編で「一宮」を「いっく」と読むのは高知の独特なものだと述べましたが、実は伊弉諾神社は地元では「いっくさん」と呼ばれ親しまれているそうです。ですので、何も独特なものではないことが分かりました。
伊弉諾神宮の御祭神はその社名のとおり、伊弉諾尊とそして伊弉冉尊です。この二柱を祀っている神社は、近江国(滋賀県)多賀町に多賀大社もあります。
実は伊弉諾神宮が鎮座されている地名は兵庫県淡路市多賀です。両方とも多賀という地名が付いているのは単なる偶然でしょうか?
淡路島の島の形をよ~く見ると、なんとなく琵琶湖をひっくり返した形に似ています。
しかも、淡路島の多賀と滋賀県多賀町はお互いよく似た場所に位置しているのです。
そうなると、この「多賀」という地名に深い意味があるのではないかと思うようになりました。
伊弉諾尊の終焉の地が淡路の伊弉諾神宮なのか、あるいは近江(淡海)の多賀大社なのか論争があるようようですが、いずれにせよ、私にとっては二つのお社とも、何故かとても落ち着く場所なのです。不思議ですね。