家族との生活を守るため、強盗団のボス、ベン・ウェイドの護送の仕事を引き受けるダン。
ウェイドに翻弄されたメンバー達が次々に命を落としていく道中で
彼らのあいだには友情のようなものが生まれる。
3時10分発のユマ行きの列車にウェイドを無事乗せることができるのかどうか、というお話。
1957年発表の【決断の3時10分】のリメイクだそうです。
ウェイドほどの人間ならいくらでも逃れられるチャンスはあったのに
ダンを撃った自分の部下を殺してまで自ら列車に乗ったのは、ダンとの友情を貫くため。
お互いの立場から信用と裏切りの間で揺れ動く危うい関係の描き方がうまくて
ラストは読めるんだけどそれでも飽きることなく最後まで楽しめました。
つか泣きました。
いくつかのレヴューを見たところ、忠誠を誓ったボスに殺される部下が
あまりに報われないという男性の意見があって「へー面白い」と思いました。
ダンの死がダンにとっても家族にとっても無駄ではない清々しい結末だと思ってたけど
人によって見方って結構違いますね。
今回初めてラッセル・クロウをカッコいい!と思いました。
クライマックスの早撃ちも素敵だったし。
あとクリスチャン・ベイルは髭あるとトム・クルーズに似てるね。
何気に参考にしているブロスでも評価が高かったこの作品。
西部劇なんて自分じゃまず選ばないのでちょっと不安でしたが
いやいやいや、すごーく良かったです。やはり食わず嫌いはよくない。