先日、テレビで女性のほうが男性より色彩感覚に優れていることを
証明する実験が放送されていました。
5つのピンクの札の中に、1色だけ少し色味が異なる札が混ざっていた時に、
どれが違う色かを男女に聞くと、女性はほぼ確実に違う色を見分けることができ、
対する男性は、人によって回答がバラバラでした。
以前、雑誌で、タイツの色合わせについて特集がされていました。
黒よりもおしゃれに見えるタイツの色や、
ボトムスの色に合わせたタイツの色合わせなどなど
それを旦那さんに見せたところ、タイツの透け感の違いや
チャコールグレーと黒の違いなんか、見ていてもわからないといっていたので、
そうした微差にこだわるということからも、
女性が色に敏感なことがよくわかります
今は、配色提案のためにさまざまな配色理論について勉強中ですが、
その際に必ず押さえておかないといけないのが
「色相環」(しきそうかん)という色のわっか
虹色「赤→橙→黄→緑→青→藍→紫」に赤紫を加えて、リング状にならべたものです。
黄色を中心にみてみると、黄色から距離が近い色相は「黄緑」や「オレンジ」、
逆に一番離れている色相は「青紫」でちょうど黄色の対向に位置しています。
両隣の色を組み合わせると、統一感が出しやすく、
反対方向の色を組み合わせると、お互いの色を引き立てあいます。
この2つのポイントを押さえておくだけでも、色の組み合わせが楽になります。
ちなみに、この反対方向の色の組み合わせを「補色」といいます。
クリスマスの色である緑と赤は補色の関係です。
昨日のブログで、アクセントカラーのことをご紹介しましたが、
アクセントカラーにメインカラーの補色を持ってくると
お互いの色が引き立ちます。
たとえば、黄色のワンピースに紫のヒールやバックなどは、補色の関係になります。
色の組み合わせに迷ったときは、
色相環を思い出して色を選んでみるのも一つの方法ですね。
せっかく優れた色彩感覚をもって生まれていることがわかったので、
私も理論と感覚で、定番色だけではなく、
色と色の組み合わせにも挑戦してみたいと思います。