僕の死に方 エンディングダイアリー500日 (金子哲雄) | やわらかな夜に読書を。

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おすすめ本の主に読書感想文です。

私は普段読んだ本は古書店に売り、そのお金を新しい本の購入に充てているのですが、今回出会った本は、一生そばに置いておくことになりました。ぜひ皆さんも一度手に取ってみて下さい。「生」と「死」の両方を真正面から受け止め、その様子をストレートに綴った一冊。本当に尊敬しました。


【作品】

『僕の死に方 エンディングダイアリー500日』

著者:金子哲雄

出版社:小学館


金子哲雄さんをご存知でしょうか?

ほんの少し前まで、TVを中心に活躍されていた流通ジャーナリストのかたです。本書は、「肺カルチノイド」という難病の発覚から、お亡くなりになられるまでの約500日間を綴った手記です。「エンディングダイアリー」カタカナだと少し軽くきこえてしまうかもしれません。しかし、これは金子さんが生と死の狭間で必死に記した「私はこうやって本気で生きたんだ」というメッセージそのものです。そのへんにある小説の(もちろん小説も素晴らしいものがたくさんあるのですが)数十倍、数百倍の重みが、本書の一語一句にはあります。


人はいずれ必ず死ぬ。それが明日かもしれないし、一年後かもしれない。

頭ではわかっていても、やはり心のどこかでその事実を忘れたフリをしながら生きている。それが普通だと思います。そうしないと頭が変になってしまいます。でもだからこそ、「今生きていられることへの感謝の気持ち」を忘れずに、これからも生きていきたいと思いました。


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