あなたには話す事は何もない…と

あの女は言った


こちらにはあるのだと

私は言ったけれど




あの女には伝わらなかった




あなたも辛いんですよね…と



まるで見下すように

あるいは

自分と同列に並べるように

言った


でも

私は別れませんよ

彼を愛しているので

これからもずっと逢い続けます…と



そして

家族が泣いているのでやめてほしい…と言う私に


あなたは何でも自分の思い通りになると思っているのですね

でも、人の気持ちを変える事などできない

これはあなたからの脅迫と受け取りました

これ以上脅迫を続けるのはやめて下さい…と言った



こんな女もいるのだ

申し訳ないなどとは微塵も思わずに

自分は一つも間違っていない

ただ、愛しただけ

たまたまその愛した人に家族がいただけだと

本気で思っているのだ



自分達の恋愛は自分達だけのもの

外野は口を挟むな…とばかりに



我欲が全ての女


ひとの気持ちなどお構いなし



不倫する女など

こんなもの


皆、似たり寄ったり…



そんな女を愛しいとか可哀想だとか

そう思う不倫男達も

同じ穴のムジナ




泣いている

堪えている妻子の気持ちをわかろうともしない

そうやって

まともに考える事を放棄する事で

自分を守っている


そういう輩は


男であっても



女であっでも




恐らく


根っから腐っているか





脳が壊滅的にやられているかの






どちらかだ