サレている側にとって

何が一番精神的に堪えるかと言ったら

それは間違いなく

証拠集めの時


携帯、手帳、財布、レシートなどは言うまでもなく

少しハードルは上がってGPSでの位置確認からボイレコなど…

そして、探偵からの詳細な報告も同じく


これらの確認作業が、いちいち辛い


胸がギュッとなる

心臓が高鳴り、指が震える


必ず確証を掴んでやるという気持ちと

どうか確証など見つかりませんようにという気持ちが交錯する


私の場合は、

証拠を見つけたいというよりは

違うという確証欲しさにやっていた気がする


ただ、安心したくてやっていた


それらの期待はことごとく裏切られたけど…


そんな事をしている自分自身にも嫌気がさした

いつも自己嫌悪の中にいた


安心した後に裏切られると

哀しみも怒りも倍増する

自らが掴んだ証拠に自らが苦しむ

負の連鎖


間違いなく

あの頃が一番苦しかった



やはり、もう二度と

あの頃の自分には戻りたくないと思う


自分を奮い立てても

もうそれができない自分がいる


プライド…でもなく

気持ちのせい…でもなく


理由はわからないけど



たぶん、わかったのだと思う





もし今すぐにでも

夫を切り捨てる覚悟が、私にないのなら




それは何の意味も持たないって事に…