昨日、帰宅して来た夫に

「車のお金をありがとう」と伝えました


夫は車両代金の払い込みを済ませてくれていました

「おぅ…」

こちらを見ずに横顔で答える夫


一瞬迷いましたが、このままじゃいけないと思い直し、娘の障害年金の話をしました

前回、私が否定した時には夫は感情的になっており

「娘の通帳を見て確認してほしい」という私の言葉を頭から否定し、「今さら何を言おうがお前はそういうヤツ!」で済ませてしまっていました


冷蔵庫から、水を出す夫に

「これだけは言っておくね

私は、9年前にも娘の年金は一切遣ってないから。

通帳見てもう一度確認したけど、あのお金については○△銀行の自分の口座から支払っていたよ。見てみる?」

と、切り出すと

「いや…」と夫は首を振りました


私はキッチンで玉ねぎを刻みながら

夫を見ないまま静かに話しました

まるで何でもない事のように…

気にしていないかのように…


名誉の為だとか、ポリシーだとかを持ち出し、

そもそも誰がそれを言い出したか…とか

お互い挑むような目をしての喧嘩は

もうこれ以上はしたくはありませんでした


夫は、ただ黙っていました


そもそも普通に考えればあり得ない話です

そんな事は

私が一番嫌う事だと何故わからないのか、本当はとても悲しかったです


子供達三人のお年玉ですら

幼い頃から彼等の為に貯金をしていました

それぞれに遣いたい金額だけを自己申告させて手元に残し、それ以上の過剰と思われる分は回収

それぞれの名義で通帳に入れていました

(娘の分は全額貯金)

そして

それぞれが高校を卒業する段階で

その通帳を渡してやりました

「これからは自分で管理して大事に遣ってね」と…

それは3桁までには届かないものの、それに近い金額にまで貯まっていました


夫はそんな事もわかっていません

それは見ていてもスルー

全ては当たり前の事だと思っています

自分の都合に合わせて

私の機嫌をとる時以外には

夫から褒められた事も

感謝された事もほぼありません


冷静に考えればわかる事を

あり得ない事にしてしまうのは

やはり不倫脳の成せる技なんだと思います

(今の夫ではなく、ピロリに夢中になっていた当時の夫は確実に不倫脳に侵されていましたから)


不倫のできる夫であっても

よっぽどの強者でなければ

(強者とは、全く態度にも出さずバレたら速攻謝り倒し、妻の機嫌を損なわないようにしながら、水面下で不倫と良き夫のふりとの両方を続けられる輩だそうです)

普通のシタ夫は、不倫に一歩踏み出しどっぷり浸かるまでには、誰しも多少の罪悪感はあるのだと思います


恐らくそんな時の夫達というものは

妻の一挙手一投足全てを心で馬鹿にし、悪く取るのだと思います

だから、良いんだ…と

こんな妻なんだから仕方ないよな…と

自分の不実を正当化する為に

妻のネガティブな部分に敢えてフォーカスする

言ってみれば減点評価に徹して

都合の悪い事には蓋をしてしまう

一方で、不倫相手には色眼鏡をかけ加点評価を続け、性欲を愛情と勘違いしながら進んでいくのです


そして、長い年月をかけて

それがさも真実であったかのように思いこんでしまう

そして、自らそう仕向けた事すら都合よく忘れ、まるで結婚生活に於いては、自分が被害者であったかのように思ってしまうのです


私の言葉を黙って聞いた後に

夫は頷きました

勘違いしていてごめんね…などという言葉は夫からは出てきません

ただ、この状況で頷いた

もうそれだけで善しにしなくては

今さら追求しても始まらないのです


理不尽ですが

もう全ては過ぎた事

誤解が解ければそれで良いと思っています

一度複雑に絡まってしまった糸が

簡単にほどける事は残念ながらありません


夫は私の方を振り向くと

「車体とホイールは、コーティング加工してもらうように言っておいて」と言いました


これは洗車する時に汚れが落ちやすく楽だから…だと思います

これまでもずっとそうしてきましたから


恐らく今後も

夫は私の🚗の洗車係を続けてくれるつもりなのでしょうか…口笛




私は夫のその言葉に


「はい」と答えました