元サレ妻さんで、現在は再構築をしている友人が

私に言ってくれた言葉です

再構築と一言で言っても

裏切られた苦しみからは

なかなか解放されないのだと

それを教えてくれた人でもあります


彼女の言葉は

私の深いところに刺さり、とても響きました

恐らく共感してくださる方もいらっしゃるのではないかと思いますので、彼女の了解を得て

共有したいと思います



『今のあなたの目の前にいる人は

本当にあなたが愛した人ですか?


再構築をして何年か経ち

それでも、今も私が苦しいのは

私が愛した主人が

もうどこにもいないからです


それは今も

自分を夢中になって全力で愛してくれた

その時の主人を求めているからです


それは女と比べているようでそうではなく

結局はその頃の自分と

裏切られた後の自分とを比べている


自分の頭の中の愛された記憶

疑いもなく天真爛漫でいられた日々

それを手にする事はもう一生ないのです


だから

私が愛して結婚した主人は

今の主人に殺された

そう思う事にしました


そうでもしないと

この比べるというループから抜け出せないから…

そうした今、憎しみは不思議とありません


声も顔もそっくりさんだけど

中身が違うひと

どこかで入れ替わってしまったのだ…と


だからあなたも

この中身の違うそっくりさんの為に

泣く必要などないのですよ

器だけの人に

どう思われようが良いではないですか』



と…


私はこの言葉で

何やら、私の中で

もやもやしていたものが吹っ飛びました


長い間、私が苦しく悲しかったのは

ピロリやカッパを羨んだからじゃない

彼女達と自分を比べていた訳じゃない


昔の

夫から愛されていた自分と

裏切られた後の自分とを

ずっと比べていたからなんだ…と


すごく納得しました


それならば


もう戻らない日々を思い

苦しむのはやめよう

記憶に縛られる自分を

手放そう


素直にそう思えました



もうあの頃の夫はどこにもいません

もう一生会う事は叶わないのです


夫が帰ってくれば

あの頃にまた戻れると

この期に及んでも

私はそう思い込んでいたのです


でも、それは間違いです

今の夫は

私の愛した人ではありません

そして、今のままであるのなら

今後、愛せるかどうかもわかりません


「どうせやり直したところで、許してもらえる筈もないし、お互い不幸になるだけ。もう無理だよ」と

夫は早々に降りてしまいましたし…


心ない器


そんなものに、どう思われようと構わない

本当にそうですね

私が思うまま

やれるだけを精一杯やれば良いだけです


それでそっくりさんがどうしようと

この先どうなろうと


知ったこっちゃないって事です真顔