カッパとは悪縁であり、腐れ縁

男女の甘い関係とは程遠い
言ってみれば「悪友」みたいな存在
肉体関係を伴う親友です


単なるセフレから歳月を重ね
会ったり離れたりを繰り返す内
今さら離れられなくなってしまった二人
互いの配偶者を騙し続け
悪どい部分も共有できる共犯者
そして、支え合う癌サバイバー


今は恐らくですが…
再発した女を夫が

物心共に支えている状態だと思います
標準治療の他に
驚くほど高額な治療費も
夫が支払い続けています
10数年前の治療の時ですら
(当時彼女は家賃4万円のアパート暮らし)

頼る身寄りもない
昔なじみのよしみで…と縋られ、

250万も払ってやった訳ですから

現に、今夫のクレジットカードからは
毎月3桁を裕に越える出費が続いています

カッパにとって夫は命綱


週3であちらが夫婦ごっこを続ける中で

もはや私は

夫にとって

ネガティブな部分しか思い出せない存在


私や子供達に宣言した通り

契約事項として、帰宅をしているだけ

それを淡々と進めるのみ

戸籍に拘らず

カッパを妻だと心で思い決めて

生きているのだと…


夫にとっては

それが幸せかどうかは関係ないのです

自分が決めた事は曲げない

それこそ

それが嫌なら離婚しろ…という事です


それがどんなに残酷な事であっても

夫にとっては一度吐いた自分の言葉が全てです

妻子より自分のプライド、面子が全て



夫婦と言えども

どうしようもない
首に縄をかける訳にも
夫の口座を凍結させる訳にもいきません

慰謝料をぶん取って別れたらと言われる事もありますが、どれだけ悪質な不倫であろうが

慰謝料額はたかだか100万程度

離婚の為の財産分与にしても

夫が現金で引き出し

女口座にATMから入金してしまえば

それが夫から出たものだと証明する事はできません


あとは

それを定期的に繰り返すだけ

お金に色はありません

お金の流れは書面では証明されませんから

限りなく怪しいとしても回収はできません

それが莫大な金額になろうが

引き出したお金は賭け事で全部スッてしまった

故に財産分与できる金額は

これしかない…


こんな言い訳一つでお終いです


不倫女に対する接見禁止、これも民事である以上

強制力はありません
要は、不倫者を縛る法律はないという事です

全ては性善説

お金は人の良心をおかしくします

悪事だとわかっているからこそ

妻子に優しくできないのは当然です

不倫相手と
ただSEXをしたいだけ

飽きたからもう要らない

病気になり

役に立たなくなったからもう要らない

そういう事ではないのです

ここまで長く続く関係は

そういうものを超越しています


揶揄する人は

それは愛だと言い

妻には執着するな、と言いますが

それも又違うのです


出会ってはいけない女と夫が出会ってしまった…そんな経験を持つ方にはわかって頂けるのではないかと思います


情も性欲も

全て尽き果てても

尚も切れない悪縁はあります


夫の正義感や思い込みを利用し

罪悪感を植え付けて操り続ける

カッパはそういう女です


恐らく自分の命が尽きても

あの女は夫にしがみつき続けるでしょう

夫も今さら可哀想な女を捨てる事はできない


そんな二人を前にして

果たして私に何ができるのでしょうか


二人に別れが来るとするなら

それは自分だけを守る時だと思います


どちらも自分だけが一番大事な我欲の塊

いつかそこがぶつかり合った時

関係は終わるでしょう


私は淡々といきます


息子達に頼るつもりもありません

夫がいなくなるのならそれはそれで構わない


私はやるべき事をやるだけ

夫がどう思おうが構いません


娘は私一人で最期まで守っていこう



その気持ちがブレなくなりました