先日の娘の5回目ワクチン
日程変更により
これまで一度も行った事のない
クリニックで打つ事になった
不安に思いヘルパーに聞いてみた
「ねえ、○○クリニックって評判はどう?」と
ウチのヘルパーは元々口が悪い
(めちゃめちゃ良い人なんだけど)
「えっあの○○クリニックで受けるんスか?
ヤバい…あの院長は私の記憶に間違いなければ
もう90超えてるジイさんですけどね…」
(いや…その口)
「マジで…90超え?なんか不安になってきた
アナフィラキシーとか起こした時、ちゃんと
対応できるかな…いや、なんかヤバい気する
若先生とか雇ってたりするんじゃないの?
さすがに…」
とか何とか言っている内に
早くも接種当日に…
娘は絶好調
朝から食欲はあるし
顔色も良い
行かない理由がない
やはり、ジイさんていうのは気になる
気になるけれど
今日打つのがベスト
そう判断して
その○○クリニックに向かう事に…
駐車場は2台置けるようになっていて
行ってみると2台とも空いていた
ラッキー
でも、あまり空いていても
なんだかな…とか
ちょっと不安になりつつ
スリッパに履き替える
受付には気の強そうなお姉さんが一人
でも実は優しかったけど…
見渡すと
クリニック自体がかなり年季が入っている
でも、何か懐かしい昭和の雰囲気…
悪くない…て言うかむしろ私は好き
んな事を考えていると
いきなりバーン、診察室が開いて
すんごいおばあちゃま看護師さんが
懐かしのナースキャップも眩しく
登場した
その瞬間に
あっ!ヤバ…
間違いない
やっぱ院長は90才だ〜
この看護師さんは嫁に違いない…と
確信した
ところがこのおばあちゃまナースは
めちゃめちゃテキパキしていた
ベテラン中のベテランという感じ
結果から言えば
娘に注射針が見えないよう
配慮までして下さり、チャチャッと済ませて
接種後の注意点を要領良く
話して下さった
感謝
でもね…
やっぱ院長はね
ご高齢なりの対応だった
お決まりの口上があるらしく
それをツラツラお話になる
娘の前に診察を受けた若い女性に
長々と話していた内容を
寸分違わず娘にもする
いや…先生
娘はすでに怯えている
私の手を振り払いだした
まずいパターン
これ以上はヤバい
最初は私も笑顔だった
「はい…そうですね。わかりました。
そうしてみます。はい、やってみます」
などと頷いていたのだけれど
いよいよ娘が
パニック寸前まで来た
ここに至ってはさすがに私も
もうええ
しのごの言わず、とっとと打ちやがれ
という心境になった
すると、その翁院長
何を思ったか
娘の問診表と私の顔をマジマジと見比べ
「娘さんは30歳ですよね」と突然言った
いや、何を言い出すのか
確かに小柄な娘はどこからどう見ても
永遠の小学生…
それで間違いがあってはいけないと
確認しているのか?
「30歳の娘さんのお母さんにしては
あなた若いよね。後妻さん?」と来た
「いや、全然若くないです。後妻でもないです。
実子です」
「ああ、そう。いや最近の方は若く見えるのか、実際若いのか…わからないけど。
あなたそんな年齢のお子さんがいるなんて、
びっくりだよ」と言われた
………
許す…
そういう事なら…
全然
きっと先生は
世間話が好きなんだと思う
でも娘には無理かなぁ…
知的障害があって
パニック起こしちゃうと
暴れちゃうから
でも、さ
まあ、まあまあ…悪い気はしないっス
所詮はマスク効果だけどね
で…娘のワクチン接種は
無事終了となりました
お陰様で
今日の夕方辺りから
娘は無事復活…
夫の横に陣取り
「パパ」
「○△ちゃん」
と、お互い呼び合い
ブロックスを一緒にやったり
楽しそうにしていた
でも、考えてみるに…
やっぱご高齢になると
空気が読みづらくなるのかな、とは
思ったかも
いや、年齢じゃないか〜
ただ、若見え…
いやん
ちょっぴり嬉しかったです