アメリカ人は、みんなの前で話すのが上手だ。

 

小さい頃から、ディベートの授業があるし

 

学校生活の中でも発言する機会が多いと聞く。

 

 



アリゾナのチームにいた時、

 

ルームメイト(チームメイト)が


ついに彼と別れると言い出した。

 

彼はNFL選手だし、あんないい人なのに

 

なんで?!?!なんだけど、

 


彼がチームに帯同している間に


違う彼ができてしまったのだから仕方ない。

 

試合に行ってる彼と、電話で話すという。

 

別れるって決めたし、彼女が悪いんだから?

 

話し合いも何もないのになあと思ってたけど

 

なんと彼女はトータル72時間彼と電話で話して

 

お互い納得したんだそう。

 


 

う、、、ん、よくわからない。

 

 


私の周りでは自然消滅ってあまり聞かなくて

 

別れキリキリのカップルはよく

 

「話しあわなくちゃ!」って言っている。



 

私なんかは、


感情を言葉にするのが不得意だから

 

「もういいや」って諦めちゃうことも

 

彼女たちはほんと真剣に話し合う。


 

 

チームで何か問題が起きたら、


もちろんきちんと話し合う。



 

私みたいに「もういいや、辞める!」


なんて人は全くいないのだ。



 

話し合いが不得意。

 

みんなの前で話すのが下手。

 

自分の感情をうまく言葉にできない。




 

きっと私だけじゃなくて、


日本人に共通してると思う。

 

 


チームで、揉め事を起こした場合、

 

アメリカ人は、ミーティングの最後に

 

「みんなに謝らなくてはならないことがある」

 

と自分から切り出し、みんなに謝罪する

 



 

私が、この選手だけ呼び出して


話せば良いのにってことも


みんなで話し合ったり、

 



その選手を呼び出して話したとしても

 

その選手がミーティングの最後に手を挙げて、

 

「実はこんなことがありました。


みんなごめんなさい。」と謝る。

 

 


罪を認めて謝る。


そしてその真摯な態度と正直な言葉を聞いて


みんなが許す。


 

 

「ごめんなさい。」


最初にきちんとそれを言ったら、


アメリカ人は寛大だ。




2009年のトヨタリコール問題の時の


トヨタの対応は素晴らしかった。



 

謝るところは謝る、


そしてすぐにリコールする。

 

便乗してくる指摘には、きちんとNOという。



 

この問題で、


トヨタの燃費の良さが全米に知れ渡り、

(CMしてたのに全く伝わってなかった?!)


 

トヨタの対応を見て、


私の周りでもトヨタ車に乗り替えた


アメリカ人は本当に多かった。




 

正直に全てを包み隠さず話し合う。

 

悪いところは認め、早く謝罪する。



 

こんなシンプルなことなのにね、、、



 

記者会見で、頭を下げてる秒数なんて、

 

なんの意味もないのだ!