2001年、アリゾナでは、

コーナーバックのサマーが

ルームメイトだった。




サマーは、トレーナーになるべく

アリゾナ州立大学院で学んでた。





「日本から英語のできない、

 日本人選手が来るけど

 誰か家に住まわせてくれる人~」


と募集して、手を挙げてくれたんだから、

大感謝だ。





彼女は学校とバイトで忙しくて

たいてい、私はサマーの彼と

家で二人ぼっちだった。




サマーの彼は、

シアトルシーフォークスの

プラクティススクワット
(正選手の練習台)

だったんだけど

膝を痛めて、家で手術の日程待ちだった。




お腹が空いたなあと思っても、

私が、彼の分まで作るのも変だし、

どうしよう、、、、と思ってると

いつもなんかファーストフードを

私の分まで買ってきてくれた。





そんな彼も居ないある日、


大きな爆発音が続けて聞こえた。






「テロだ!テロが起こったんだ!」





私はそれしか考えられず、

オーナーに電話した。




オーナーは大爆笑して


「今日は、アリゾナ州立大の

   ホームでの開幕戦だから

 大砲を打ちならしてるのよ」




そう、サマーの家は、


アリゾナ州立大のすぐそばだった、、、





これには後日談があるので、後ほど~