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テスト

ザ テストといえばケミカルブラザーズです。

携帯から送信してみました。

それは、生で見た奇跡5

最終回です。


素晴らしい監督でした。





J2:第41節】水戸 vs 仙台:ベルデニック監督(仙台)記者会見コメント [ J's GOAL ]


11月6日(土) 2004 J2リーグ戦 第41節
水戸 1 - 2 仙台 (14:04/笠松/8,112人)
得点者:'6 オウンゴ-ル(水戸)、'45 大柴克友(仙台)、'76 大柴克友(仙台)
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●ベルデニック監督(仙台):

「試合を終えた時にまず考えることは、その結果とそこに至る要因と過程だ。今日は試合に勝つことができ、これは大きな意味を持つ。しばらく勝つことができなかったし、非常に嬉しい。今日の勝利への過程を考えると、非常に難しく、また、予想外の驚きがあった。1つ目は、オウンゴールで失点をしたこと。2つ目は、菅井が思いのほか調子が悪かったことだ。選手の交代は上手くいったと思うが、プレーのクオリティという部分では、まだ難がある試合だった。ボールを奪われたあと、チャンスを作られてしまうという問題などがそうだ。

水戸は『しっかり守ってカウンター』というゲームをしてくることは予想できた。深い位置でアグレッシブにプレッシャーをかけてきて、そういったことによるスペースのない狭い密集地で、どれだけ打開できるかが今日の課題だった。その点、前半は課題が残ったが、後半は改善されたように思う。運動量も増えたし、前に行くという点も改善された。試合前に選手たちには、『モチベーションを常に高く持って、どんなときでも相手に勝つという気持ちで臨むように』という話をした。今日は勝ちはしたものの、戦術的にはうまくいった試合ではなかった。相手にスペースを与えず、そして失点しないというゲームが理想だが、今日も失点してしまった。先の川崎F戦のように、速く攻め、ボールを奪われたら速く戻り相手にチャンスを与えないサッカーが理想だ。とにかく、今日の勝利は貴重だった。次のゲームへのモチベーション、自信にもつながる勝利だった」

Q:菅井選手の不調について。練習では好調のように見えましたが・・・。

「菅井選手はチームの中でも最もポテンシャルのある選手の1人。前線に飛び出すこともできるし、いち早く戻ることもでき、ボールを奪うこともできる。練習でも好調は持続していた。ただ、今日に関しては、精神的なプレッシャーがあったのかもしれない。経験のない選手だから、その経験を積ませるためには、代償を払ってでも使わなければいけない。もちろん、ボランチの一角を担ってくれると考えている選手だ。この後、本人とも話をして、現在の状況など確認をしていきたいと思っている」

以上

【天皇杯4回戦】仙台 vs F東京:ズデンコ・ベルデニック監督(仙台)記者会見コメント [ J's GOAL ]


11月13日(土) 第84回天皇杯4回戦
ベガルタ仙台 0 - 1 FC東京 (13:00/仙台)
得点者:阿部 吉朗(F東京)
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●ズデンコ・ベルデニック監督(仙台):

「負けたわけですから、当然満足はできない。今日のこの試合に勝つため、全ての努力をしてきた。今週のトレーニングはずっと、今日の試合に向けた戦術的な準備だった。相手はとても良いチームだが、そのチームに対してしっかりとした分析はできていたと思う。彼らの一番の特徴は、非常にアグレッシブな守備から早いカウンターを仕掛け、そこからチャンスを作っていくところだ。その上で何人か、個人能力の高い選手もいる。それも考慮に入れると、今日の試合は相手と同じカウンターというやり方しか手が無かったと思う。具体的には自陣で相手にスペースを与えないと共にアグレッシブな守備を狙うというやり方だ。これにより相手の速い選手にスペースを与えなかったし、密集の中で相手も攻めあぐねたと思う。攻撃に関しては基本的にカウンター、そして時には人数をかけて、ボールを回して攻めることを狙った。

試合もそういう流れになったし、お互いに何回かチャンスがあった。さらにラスト15分頃にはうちに流れが来ていたと思う。佐藤や大柴といった選手が、ボールキープをしてチャンスを作ることもできた。カウンターだけでなく、しっかりと相手を崩すこともできるのだということを証明できたと思う。しかし終了間際になって、サッカーはミスのスポーツであることを証明してしまった。こちらが前がかりになっている時にボールを失って、相手のスピードのある選手がこちらのディフェンスを突破して行った。1試合を通じて相手にこうした状況を与えてしまったのはこの場面だけだったが、大柴が不用意にもパスミスをしてしまい、味方もそれを予測できなかった。だからといって最終ラインの選手たちが、簡単に突破を許しても仕方がないというわけではない。ただ、J1のチームに対して、非常に良い戦いが出来たと思う。時間帯で見れば、どちらがJ1のチームかわからない時間帯もあったと思う。その意味で戦術的な戦い方に関しては満足している。もちろん結果に関しては満足できないが」

Q:選手のモチベーションも高く感じたが、これに関して一言。

「確かに選手のモチベーションは高かったと思う。勝てば次に進めるというのも理由の一つだし、J1のチームに対して自分たちの力を証明したかったというのもあったと思う。もちろん、プロだからどういう状況でもモチベーションは保たないといけないとは言っているが、彼らも人間だから(昇格を断たれた状況で)モチベーションを保てというのが難しい問題であることも知っている。昇格の可能性が残っていたら、何もしなくともモチベーションは高くいられるだろう。これからに関しては、チーム全体でのミーティング、あるいは個人個人で話をしながら、モチベーションを高めていきたいと思う。ただこういう気持ちの基本となるのは、自分の力を伸ばしたいと思う気持ちだ。今シーズンJ1に上がれないからといって、この世の終わりというわけではないし、来年またチャンレジするチャンスはある。その意味で来シーズンに向けて、日々のトレーニングやこれからの試合を、自分の力を伸ばす貴重な機会として捉えていかなくてはならない。実際選手たちは、とても真剣にトレーニングしているので、それに関しては何も言うことは無い」

Q:リベロ起用の根引と右ストッパー起用のセドロスキー、それぞれへの評価及び、今後の起用法は?

「今日の試合ではルーカスをしっかり抑えたいと考えて、セドロスキーが多めに付くように指示した。これがこの起用法の理由の一つ。もう一つはセドロスキーとも話したが、コミュニケーションの問題がある。英語なり日本語なり、ピッチ上での指示の面で(これまでのやり方だと)問題があると考えた。根引のリベロはこれが要因だ。全体として最終ラインは上手く機能したと思うが、失点の場面だけどういう状況だったのか、もう一度見てみたいと思う。今後もこの形で行くというのはあると思う。相手チームのタイプも見て、その都度考えたい」


【J2:第42節】仙台 vs 山形:ベルデニック監督(仙台)記者会見コメント [ J's GOAL ]


11月20日(土) 2004 J2リーグ戦 第42節
仙台 2 - 0 山形 (14:04/仙台/15,412人)
得点者:'22 佐藤寿人(仙台)、'83 シルビーニョ(仙台)
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●ベルデニック監督(仙台):

「勝ったことには満足している。もう一つ満足できるのは、選手たちが勝ちたい気持ちやアグレッシブさを見せてくれたことだ。試合前に選手に言った。「我々は勝ちたいと思ってゲームに望む。彼らは勝たなくてはいけないと思ってゲームに望む」と。こうした中で、状況にふさわしい戦術でゲームができたと思う。F東京戦と似たような形で、底からカウンターを狙うということだ。F東京戦との比較で言えば、もう少しキープして相手を崩して行こうと考えた。そういう意味でゲームも、規律正しいカウンター、さらにボールをキープして攻める。この形が出来たと思う。
 
相手の長所も分かっていた。まずは(昇格の可能性を残し)非常にモチベーションが高くアグレッシブだということ。もう一つはトップに長いボールを入れて、そこからボールを拾い、点を獲りに来るということ。セットプレーも強いため、ファールをもらうために強引に突破してくるというのもある。そういう状況では非常に力を発揮するチームだ。私たちはこうした相手の長所をしっかりと抑えた上で、自分たちのサッカーをする必要があった。それにプラスして、相手の8番(永井)の選手を抑える必要もあった。相手の一番危険な選手だ。この意図の通り、ゲームを展開できたと思う。相手は強引に点を獲ろうとしてくる。うちとしてはそのプレッシャーに耐え、その上でカウンター、あるいはボールを動かして相手を崩していくことを考えた。

確かに長いボールへの対応でこちらの守備の問題もいくつかあったが、それでも点は獲られなかった。サッカーというのはまず、相手を崩すことを考えなくてはいけないゲームだ。力ずくだけでは上手くいかないということだ。もちろんそういうプレーもゲームの一部ではある。ただ(こうしたチームを相手には)下がってカウンターという戦術で勝てるということだ。本来私もそういうサッカーは好きではないし、これまで何回か出来たようなボールを持って崩していくサッカーをしたいとは思うが、今日はカウンターの戦い方を選んだ」

Q:4試合目にして、東北ダービーに決着をつけた感想は?

「今日は試合前にも「そろそろ山形と決着を付けたい」という話をした。これまでの戦いは、一度目はうちの方が内容が悪くて引き分けた。後のニ回はうちが内容が良くて引き分けた。『そろそろ勝とう』、そういう話をした」

以上

【J2:第43節】京都 vs 仙台:ベルデニック監督(仙台)記者会見コメント [ J's GOAL ]


11月23日(火) 2004 J2リーグ戦 第43節
京都 2 - 1 仙台 (13:04/西京極/10,579人)
得点者:'37 崔龍洙(京都)、'48 中払大介(京都)、'85 佐藤寿人(仙台)
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●ベルデニック監督(仙台):

「今日の負けは順当だと思う。相手がチャンスを多く作った。前半はうちのチームが機能しなかった。相手と同じように下がってカウンターを狙っていたが、攻めざるを得ない状況になった。失点をしたのだから戦術を変えなくてはならない。それが上手くいく時もあれば、悪いときもある。ポジティブな面はゴール前でのプレーが増えた事で、ネガティブなのはカウンターを許すという点だ。とにかく、前がかりで点を取りに行くしかなかった。期待通りに戦えなかったのは疲れが残っていたのではないか」

以上

【J2:第44節】仙台 vs 横浜FC:ベルデニック監督(仙台)記者会見コメント [ J's GOAL ]


11月27日(土) 2004 J2リーグ戦 第44節
仙台 1 - 1 横浜FC (14:04/仙台/15,101人)
得点者:'7 マシュー(横浜FC)、'88 シルビーニョ(仙台)
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●ベルデニック監督(仙台):

「選手たちは非常に頑張ってくれた。100%の力を出したと思う。プレーのクオリティという意味では満足できたが、最後の部分、相手を崩すという意味では満足できなかった。
 失点は不運なものだった。チャンスではない部分から失点してしまった。そしてそれで相手は下がってしまい、こちらは密集の中で攻めなくてはいけなくなった。2ヶ月前までであれば、そこを崩していけるのがうちの強さであったのだが、今日はそれができなかった。これはサッカーでは一番難しいことなのだが、ボールを動かして、密集の中でチャンスを作ることができなかった。
 こういう状況ではやはり、我慢強くプレーしなくてはならない。簡単にセンタリングを上げたり、やみくもにシュートを打つというのではなく、我慢強く相手を崩すことにチャンレンジしなくてはいけなかった。強引にやろうとした部分が多かったと思う。
 チームとして以前の調子を取り戻せていないが、選手にはそれに対して注文をつけることもない。非常に頑張ってくれた。サポーターも満足してくれたと思うし、相手ゴール前でたくさんプレーできたと思う。
 もちろんあれだけリスクを犯して前へ出ると、後ろにスペースを与え、カウンターを食らう危険もあったが、運よく食らうことはなかった」

Q:6位という成績について、どのように受け止めているか?
「私はこのチーム、コーチングスタッフ、そしてクラブの全ての人を誇りに思っている。完全に新しいチームとしてスタートした中で、このようなプレーができたことには本当に誇りを持っている。
 今シーズンは全く新しいチームとしてスタートした。高卒、あるいは大卒の選手、J1、J2の控えだった選手、そしてもともとこのチームに残っていた選手、彼らで新しいチームを作らなくてはいけなかった。
 その意味でこのチームは100%出し切ったと思うし、それがこの結果だ。
 昨年降格した時は、2つの可能性があった。1つはすぐに良い選手を補強し、かつ当時在籍していた一番良い選手を残す。例えば京都がやったようなやり方だ。その中でJ1復帰という目標を掲げる。もう1つのやり方としては、新しいチームを作っていくということ。大型補強をするのではなく、まずどういった選手が残っているのか確認しながらやる方法である。
 この2つ目のやり方については時間がかかるが、より安定したチームを作ることができる。今年クラブとしては、1つ目の方法で立てるような目標を立てた。しかし実際やったことは2つ目のやり方だった。目標と現実的な力の差が大きかったとは思う。
 ただ私のこれまでの日本での経験から言うと、クラブのこうした方針に対しては、あまり異を唱えてはいけない。そういうことを言うと今度は『自分のチームを信用していない監督だ』などと言われてしまう。
 以前も言ったが、やはり自分のチームにどういう選手がいるかというのを、確認しなくてはいけなかった。

 このチームがシーズン序盤に大敗して、しかし結局6位で終わったということは、6位からスタートして1位になる可能性もあるということ。チーム内で良い人間関係が作れたこと、それを非常に嬉しく感じている。スタッフ、選手の中でそれぞれ尊敬の関係があった。一緒に仕事をした全ての人と、互いに良い関係が作れたということだ。このチームはここから伸びていく、すべての環境は整ったと思っている。

 もう一つ言えることは、チーム全体、もしくは選手個々が成長したということだ。あとは、今やっているコンセプトというものをしっかりと続けていく必要があるだろう。ここで全て変えてしまうと、また一からやり直しということになってしまう。それがまたうまくいかなかったとしたらまたやり直しということになると、例えば以前J1にいたことのあるチームが、今(J2で)いるポジションになってしまうということだ。

 私のコンセプトは、プレーのクオリティを高めることと、選手の人間性を高めること、その両方に基づいていた。相手を崩していく近代的なサッカーをするには、非常に強いパーソナリティが求められる。しっかり自立していること、決断力があること、自信があること、イマジネーションを持っていること、すべて近代サッカーで必要な要素だが、日本の社会ではあまり表立って出てこないような要素。そういうところ(を変えること)にチャレンジしてきたし、そのためにいろいろなコミュニケーションを図った。

 もしそれがクラブの中で理解されないのだとすれば、外から見たらなおのこと、何をしているのか分からない、そんな状況だったと思う。市原でも名古屋でも私のやり方を理解してくれて、チームは上昇した。ただ私の印象では、ここではあまり理解されなかったのかなという気はする」

以上

それは、生で見た奇跡4

 こんな人が地元のチームにいてくれたことに感謝。





第31節 横浜FC戦 0-0  8月29日(日) (横浜市三ツ沢公園球技場)

【ベルデニック監督記者会見】

-総評
 選手は非常に頑張った。そのことは確かです。全て出して戦ったと思います。グランドの状況もかなり動きにくかったでしょう。相手はスピードのある選手がたくさんいましたし。運動量もかなり要求されました。しっかり前に出てまた下がってくるというように。

 ただ、問題はなぜ点が取れなかったか?ということです。もう少しボールを動かしながらプレーをしてもっと決定的なチャンスを作り出す必要があったでしょう。2回ぐらい決定的なチャンスがありました。1回は前半の佐藤のチャンス。ちょっと集中力が欠けていたかもしれません。2回目はヘディングシュート。これらだけでは、十分なチャンスの数ではなかった。最終ラインには満足できたと思います。相手にほとんどチャンスを作らせなかった。ベルマーレ戦は、ボールを失った瞬間に集中力を失い、相手をフリーにしてしまうことがありました。今日は非常に良く修正できていました。

 点を取るという部分の問題ですが、今はボールが動いているがペナルティエリアの手前で攻撃がストップしてしまう。そこにボールが来たときに、どうやってディフェンスの裏のスペースにボールを出していくか?そういうアイディアを持たないといけない。

 例えば、トップの足下に当てて3人目がペナルティエリア内に飛び出してそこにパスをだす。或いは、トップに当ててバックパスからスルーパスを狙う。そういうトレーニングはしてますし、毎試合準備はしてきました。今日の試合はそういう状況が少ないのではないかと思っていました。もっと相手が攻撃的に来ると思っていました。簡単に言えばこの問題が解決できなかった。

 ただ、まだ2位争いに何とか絡んでいるので、可能性がある限り100%出しきってもっと良いプレーができるようにしていきたいです。残念ながら今日カードが出て、2人次の出場停止がでてしまった。中原は調子を上げてきていましたし、使える状態だったんですが、残念ながら退場してしまった。大柴も4枚目のカードをもらってしまった。

 1つ付け加えると、開幕戦のときと今の状態を比べた時、あらゆる意味でチームは非常に大きな成長を遂げています。4-0で負けた試合が、今回は0-0。その中でうちの方がプレーの内容で上回りましたし、より決定的なチャンスを作ることができました。

<Q.前半から後半に向けて得に修正した点は?>
 ハーフタイムに選手に言ったのは、今主導権握っているのでそこをうまくいかさないといけない。もっともっとチャンスを作って点をとるということ。ペナルティエリア近くに来た時のプレーをもっと集中してやる、ということを言いました。千葉にもう少し攻撃参加をするようにも言いました。セドロスキーにもゲームの中で、チャンスが来た時に前に行くようにと言いました。そういう形で意外性を生み出していく、そこで点につながる動きをしていく。ただ残念ながら退場もありましたし、セドロスキーの攻撃参加もそれほど使えませんでした。


第32節 京都パープルサンガ戦 4-3  9月4日(土) (仙台スタジアム)

【ベルデニック監督記者会見】

-総評
試合に勝って満足している。相手は2位の強いチームだったし、非常にいいプレーができた時間帯があった。

ハーフタイムでは「後半、相手に主導権を握られないように。力を抜かず、セカンドボールを拾って相手に自由にプレーさせないように」と指示したのだが、またしても以前と同じようなことが起きてしまった。

リードすること、あるいは勝つことを怖がっているかのようなプレーだった。今日は運良く勝てたが、これまではそういう流れの中で勝点2あるいは3を失ってきた。ただ、リラックスしてボールを動かすプレーができている時は、J2のどのチームと戦っても勝つことができるだろう。

今日は相手の最終ラインが高く、綻びがある部分を上手くつけたと思う。フォワードと中盤でタイミングを合わせてスルーパスを出し、その中で相手のマークを外すことができた。今日は選手達に良くやったと言いたい。厳しい試合の中で最後までリードを守って勝ち抜いたということで、非常に大事な勝利だったと思う。

-3人全てが得点した3トップの出来について
動き出しも良く、しっかり動くことができた。今日の萬代選手にはいい意味で驚いた。今シーズンの彼のベストゲームだろう。フォワードの役割というものをだいぶ理解できるようになった。3人が同時に動いて、ボールをキープして相手のディフェンスラインへのスルーパスを狙っていくといったことが、非常に良く出来た。

佐藤選手は点を取ったが、慌てたプレーも多かった。もっといいプレーができたはずだ。彼も良くなってきているし、点も取っているので特に言うことはないが、もっとチャンスが生かせるようなればなお良い。今日はフォワードが試合を決めてくれたと思う。


第33節 コンサドーレ札幌戦 0-1  9月11日(土) (札幌ドーム)

【ベルデニック監督記者会見】

<総評>
今日の敗戦は、順当な結果だと思います。前半は戦えなかった。運動量も少なかった。アグレッシブさも足りなかった。札幌はこの面でかなり仙台を上回っていましたし、リードしたのも順当だったと思います。なぜ、仙台の選手が運動量が少なくアグレッシブでなかったのか。それはまた別の問題です。ウォーミングアップの後に、少し集中力が欠けているようだという話を聞いてました。ロッカールームを出るときに、今日のゲームで何かをするためにはもっと集中してしっかりアグレッシブにやっていこう、ともう一度言いました。札幌の方がよりチャンスを作りましたし、特に前半は札幌のFW、トップ下、前の3人に対してこちらもしっかり準備をしていましたが、最終ライン或いは中盤で簡単に8番をフリーにしてしまう問題がありました。そういう形で、点が取られそうな形が2、3回続いた後、千葉が振り切られ8番に決められてしまった。前半いつものプレーができなかった。最初の10分を除いてはいつものプレーができなかった。札幌の最終ラインが非常に高かったが、その裏にボールを入れることができなかった。全部出すとわかる状態で出して相手に読まれてしまった。後半、運動量、ゲームの内容という面で若干修正できて主導権を握ってゲームができました。その中でチャンスらしきものもありましたが相手チームが非常に良い守備をしました。例えば、梁が左サイド突破してバックパスした場面で、点が入ってもおかしくなかったでしょうし、ヘディングでもチャンスがありましたが、そういうチャンスも無理やり作っているチャンスで相手を崩したものではなかった。前線でボールキープできなかったし、パスができなかった。今日のゲームは期待していたようなプレーがなかった。無理やりなプレーでは、サッカーは勝ち続けることが難しい。勝つことはあっても勝ち続けることは難しい。ひょっとしたら今日勝たないといけないというプレッシャーが選手にとって大きすぎたのかもしれません。ただ、試合前にそれは逃げることができない、プレッシャーと共に生きていかないといけないという話をしました。順位を上に上げるためにはそうしたプレッシャーの中で戦っていかないといけない、そのためには経験が必要ですし経験のない選手はこういう場を踏んでいく必要がある。

<Q.裏を狙う攻撃にこだわっていたようですが、逆に読まれていたのでは?>
 裏を狙うには2つの手がある。1つは、ボールを動かしながら相手がわからないタイミングでダイレクトパスで裏を狙っていく、或いはくさびを当てて落として裏を狙っていく形です。京都戦ではうまくいった。ただ、京都の方が札幌よりディフェンスのマークが非常にゆるかった。もう1つの手としては、1発で裏を狙っていく。蹴るぞといって蹴る手がありますが、今日はそればかりになってしまった。そうなると当然DFに読まれてしまう。

<Q.財前を今日サイドで使いましたが動きがあまりよくなかったようです。これからは、財前をサイドで使うのかFWで使うのか?>
 当然しっかりと戦わないといけない。しっかりとしたプレーをしないといけない。ポジションに関係なくです。財前が本来の調子でしっかりと動ける状態であって戦える状態であれば、財前を右サイドにおいて大柴を前線に置く方がより攻撃的なバリエーションになる。財前をFWに置いて他の選手をサイドに使うよりそちらの方がより攻撃的だろうと少なくとも私は思います。財前はFWであってもサイドであっても戦わないといけない。同じように頑張らないといけない。今日は頑張れなかった。

<Q.中原と大柴に変えて西と関口を入れた意図は?>
 うまくいかない中、ラスト10分ですから当然何かこちらも手を打たないといけない。何か変えていかないといけない。メンバーを変えることによってひょっとしたら何か新しいものが生まれるかもしれない。そこで点を取ることを考える。2人ともわりとスピードのある選手ですし、相手も新しい選手ということでひょっとしたらちょっと混乱するかもしれない。

<Q.前回の京都戦は大柴が出場停止のため財前がFWでしたが、今回も大柴を外して前回と同じ布陣でいくことは考えたか?>
 そういう布陣は考えなかった。何故かというと京都戦で別の問題があった。右サイドでしっかり守備はできたけど攻撃で突破できなかった。良いセンタリングが入らなかった。そういう意味で財前にそういう所を期待して財前を使おうと思った。


第34節 サガン鳥栖戦 2-1  9月19日(日) (仙台スタジアム)

【ベルデニック監督記者会見】

<総評>
 今日の試合、勝ったということで選手が自信を掴んだことは満足している。前半30分とラスト15分は良いプレーが出来た。こういう試合は皆、非常に消耗するものでひょっとしたら選手以上にベンチにいる監督が消耗するものかもしれない。でも、これからはリードして良いプレーをしている中で、急に良いプレーが終わるようなことがないようにしたい。何かがゲームの中で起きて、そこから後の守備の予測が出来なくなる。そうなると相手の後手後手を踏むようになり、うちのサッカーが出来なくなるという状態が続く。心理的な問題ではないかと思う。今日は勝つことが出来たが、やはり前半のような良いプレーをしリードしている中では、落ち着いて最後まで見ていられるようでなければならない。交代もうまくいったし、選手が質の高いプレーをしてくれた。今日は確かに非常に暑かったし、プレーしにくい状況であったと思う。確かにうちのサッカーは非常に運動量を要求する。その中でチャンスを決めきれないと、足が止まってしまうという危険性もある。逆に相手チームも20分くらいしか良いサッカーは出来なかった。その後は足が止まって何も出来なかった。

Q.2点目を決めた後、財前に代えて熊谷をボランチに入れて、シルビーニョを前目のポジションに上げた狙いは?
A.熊谷はフレッシュな選手で、しっかり集中できる選手が入ることで中盤のマークが強化されること、経験もあるということを期待した。財前は動けなかったので、シルビーニョを前に出した。シルビーニョの方がまだ運動量があったので、前でキープができ、そこを起点としてカウンターを狙えるということを考えた。

Q.試合の入り方が今まで課題とされていたが、今日は良い試合の入り方で、アグレッシブに来た鳥栖に対してうまく頭から押さえることが出来たが、何か特別な指示をしたのか?
A.ミーティングの時に札幌戦は相手のアグレッシブさ、激しさに負けて、相手が前半に点を取って勝った。そういう前半を繰り返してはいけないという話をした。しっかり戦うことと、それに加え自分たちのサッカーをする。そうすればうちが有利に戦えるという話をした。

Q.後半、萬代を入れて3トップにして、そこからまた流れが変わってきた。3バックの相手には2トップとトップ下という形だったが、3トップの方がうまく連携ができるような気がするが今後はどのようにするか?
A.個人的には3トップでやりたいと思っているが、ディフェンスになった時、3人のうち必ず誰か1人が一番ディフェンシブな選手を見なければならない。それがしっかり出来るかどうかが問題となる。逆に2トップとトップ下にすると、トップ下の選手がその選手を見ることができ、役割分担がハッキリする。

Q.そうしたことを踏まえて前半の大柴、財前、佐藤の3人のプレーは攻守ともにどう感じたか?
A.FWとしては財前が一番良かった。佐藤に関しては下がりすぎたり、サイドに張りすぎたりといったプレーがあり、もう少し前で、点が取れるところでプレーをして欲しかった。大柴と佐藤に関しては、パスミス、競り負け、トラップミスといったミスが多かった。もちろん良いプレーもあったがそうしたミスがいつもよりも多かった。今日の問題はいつトップの選手の足下に入れるか、いつDFラインの裏のスペースにパスを出すのかという判断が前半うまくいかなかったということ。例えば中盤のシルビーニョ、千葉がどこにパスを出して良いかという時、FWのシグナルがわかりにくい部分があった。



第35節 ヴァンフォーレ甲府戦 1-2  9月23日(木) (山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場)

【ベルデニック監督記者会見】

<総評>
今日の結果は、順当なものだと思います。甲府がどれだけ力を出し切って、仙台が出し切ったかを考えた場合、甲府の方がより力を出し切っただろう。前半の立ち上がりは、そういう立ち上がりをしないようにしよう、といったそういう(立ち上がりの)プレーになってしまった。札幌戦を繰り返してしまった。甲府の方がより戦ってアグレッシブで競り合いでも非常に反応が早かった。(甲府は)長いボールを入れそのセカンドボールを拾って、そこからチャンスを作っていきました。仙台はそのアグレッシブさを抑え切ることができなかった。甲府より戦うことができなかった。もっとボールをキープしなければならなかったが、それができなかった。ボールを止めることが多すぎて常に相手にプレッシャーを受けていた。そういう状況になったときは、もっとボールを早く動かさないといけない。ボールを早く動かすことで相手のマークを交わすことを考えないといけない。もう1つは、仙台はスピードに長けた選手が多い。その中で今日のようなボールがすべるスリッピーなグランドは、やはりスピードのある選手が有利である。ただ、最終ライン、中盤で問題がありました。後半は、ある程度修正できましたが。よりアグレッシブないつものサッカーで主導権を握ることができました。点も取りました。ひょっとしたら仙台が勝てるかもしれない、そういうチャンスもありました。相手の特長であるサイドバックの攻撃参加でマークが遅れてしまった。そこからセンタリングを上げられてやられてしまった。それが甲府の武器だということはわかっていました。4ヶ月前ここでやった時も同じような形でやられていました。決定的な瞬間に集中力に欠けてしまう。そこからリスクを冒して力ずくで点を取ることを考えました。背の高い選手をゴール前に置きました。選手交代という形で何とか流れを変えようとしました。スピードのよりあるストッパーを入れ、かつ経験があり、もう少しスピードのある中盤の選手を入れました。前の方でも交代で何とかしようと考えました。それでもやはり今日できるだろうと期待していたプレーはできなかった。

<Q.今日大宮と山形が勝ち昇格争いという面で非常に厳しくなりましたが、それに対する認識と今後どのようにチームのモチベーションを高めていくか?>
この厳しい状況をもたらしたのは他のチームではなく、自分たちです。選手たちはここからもう1度モチベーションを高めていかないといけないですし、それができなければJ1を目指すチームとして相応しくない。もし、それができないのであればチームとして十分成熟してない証拠です、まだ時間がかかるということです。ただ、次の試合モチベーションをしっかり高めて大宮をやぶることができればまだそこからチャンスが開けてくる。大宮にしても山形にしてもそういう状況でもモチベーションを高めて試合を勝てるということはやはりそういうクオリティを持っているということだと思います。選手たちに頼むからモチベーションを上げてくれ、ということをお願いする必要はないと思います。彼らはプロとして最大限の力を出していかないといけない。それが難しいということは事実です。ただ、プロの世界ではそれができない選手はそこまでだし、それができる選手はその後まだ選手として成功していく可能性がある。結果が出なければ当然私もこのクラブを去らなければいけない。それがプロというものですから。ここではセンチメンタルな感情というのは関係ないのです。


第36節 大宮アルディージャ戦 0-1  9月26日(日) (仙台スタジアム)

【ベルデニック監督記者会見】

-総評
結果には非常にがっかりしている。昇格のチャンスもより小さくなってきているので。ただ、チームに関しては特に言うことはない。最大限の力を発揮してくれた。現時点ではこれ以上の力は出せないだろう。確かに疲れはあったが、それは相手も同じだ。

攻撃では、3回決定的なチャンスを作った。しかし、それを決められるかどうかが問題だった。プレーの内容は、これまでの中では良くない方だった。相手が自陣に引いてプレッシャーをかけ、ベガルタに自由にプレーをさせなかった。その中で、ダイレクトパスではなくボールを止めてしまうというミスをしてしまった。そこで技術的なレベルの問題が出てくる。競り合いの中でどれだけダイレクトでプレーできるかということで、そういう意味では、前半は相手の方が良かったと言わざるを得ない。確かに決定的なチャンスは作らせなかったが、それはベガルタにとってもそうだった。

後半は、逆にベガルタが少しづつ自分達のプレーを取り戻し始めた。少しづつ主導権を握り、たくさん攻撃することができた。相手のフォワードに対するマークも修正された。確かに、常にカウンターを受ける危険はあったが。佐藤選手に2回、シルビーニョ選手に1回、決定的なチャンスがあったが決められなかった。後はプレーの内容がどうこうではなく、運が絡んでいると思う。

今日の試合、負けはしたが、ある程度自分達の力を証明できたと思う。その中でも問題はあった。例えば、相手がプレッシャーをかけてきた時に、自分達のプレーができなかった。それから、スピードに欠ける選手が多い。相手のカウンターを抑えることができなかった。中盤でも振り切られてしまった。最終ラインにも問題があった。

J2の上位にいるチーム、最も強いチームの1つと対戦した時、スピードや技術の面で差が出たと思う。ただ、チーム全体でのプレーということを考えれば、引き分けという結果が順当だったろう。あるいはベガルタが勝てた試合かもしれない。

ただ、結果は0-1で相手の勝ち。セットプレーでの得点も、得点であることに変わりはない。それは相手の武器だし、当然そういうプレーをしてくる。しっかり守って、セットプレーで点を狙う。相手にそういうプレーをさせればの話だが。

もう一度言うと、結果に関してはがっかりしているが、選手やチームに対してはがっかりしていない。今日は100パーセントの力を出し切ったと思う。あのコーナーキックの失点がなければ、おそらく0-0で終わった試合だっただろう。そういう意味では、相手の方が運が良かったと思う。

-ラスト10分でパワープレイに移ったが、決定機の数はかえって減った印象を受けた。まだ時間があったのにセドロスキー選手を前線に上げた理由と、その結果についての感想は?
なぜセドロスキー選手を前線に上げたかを理解するのは、そんなに難しいことだろうか? ただ、セドロスキー選手を前に上げて、後ろからロングボールを入れるだけではだめで、サイドからセンタリングを上げなければいけない。もちろん、選手達もそのことは理解しているだろう。それでも出来なかったのはチームの問題だ。セドロスキー選手を前に上げて、もっと点を取りたかったし、実際チャンスを作る事もできた。相手チームはフォワードを下げて、全く攻める気がなかった。相手は引いていて、ベガルタは攻撃するためだけにプレーをしていた。そういう中で相手を綺麗に崩していくというのは非常に難しいことだ。

-残り8試合、厳しい状況だが、どのように戦っていくか。
ベストを尽くす。それだけだ。


その中で、今一番調子のいい選手、モチベーションの高い選手、怪我のない選手を使っていく。ただ、順位が何位で終わってもいいということはない。少しでも上を目指さなければならない。

-財前選手の怪我の状態と、前半早々に交替してしまったことの試合への影響について。
怪我についてはまだわからない。

財前選手は最前線で最もスピードがある選手であることは間違いない。最近、点もとっている、大事な選手だ




第37節 アビスパ福岡戦 1-2  10月02日(土) (宮城スタジアム)

【ベルデニック監督記者会見】

-総評
相手が2点とって、ベガルタが1点取ったのだから、順当な結果だと思う。

2つの戦術的なミスがあった。相手のサイド攻撃に対するマークが遅れ、対応できなかった。トレーニングもしてきたし、ミーティングもしてきたが、それがゲームの中でできないということは、厳しい状況の中で安定して勝ち抜いていけるまで成熟していないということだ。選手達は100%の力を出してくれた。それに関しては特に言うことはない。これが今の実力だと思う。

もう1つの問題というのは、精神的なプレッシャーがある中でいつものプレーができないということ。今日の結果で昇格へのチャンスがより少なくなったことを考えれば、今後はより落ち着けるかもしれない。

私に関して言うと、ある哲学者が「自分の力の及ばないことに関して心配しても仕方がない。そこからは何も生まれないのだから。そうでなければ幸せにはなれない」と言ったが、その通りだと思う。

今日の結果がベガルタの実力だ。8位になる危険もある。これが今の時点で言える全てのことだ。



第38節 湘南ベルマーレ戦 2-2  10月16日(土) (平塚競技場)

【ベルデニック監督記者会見】

<総評>
 今日の結果には、がっかりしている。2-0で追いつかないといけないという状況だったが、1試合通して攻撃を仕掛けた。前半のプレーを見た限りでは、後半ああいう形で2点とって2-0でリードされるような感じはなかった。前半は仙台がゲームの主導権を握ってコントロールして試合ができたと思う。決定的なチャンスは作れなかったが、何か生まれるかもしれない、そんな前半だった。同時に前半、湘南のカウンターはそれほど脅威的ではなかった。後半、2つ最終ラインで大きなミスがあり、それが2失点になった。起きてはいけないミスだった。選手交代をし、セドロスキーを前に上げ、その中でなるべくサイドからセンタリングを上げ、得点を狙うことを考えた。それがある程度うまくいったと思う。選手たちは、今のマックスの力をだして頑張ったと思う。ただ、ああいう2つのミスは起きてはいけないミスだった。そのことは、選手にも話していくし、修正していきたい。あと、今日はグランドが悪かったということもあって、パスワークが難しいというのはあった。仙台にとってはハンデになる。ゴロのパスが通らなかった。毎試合失点が1点ないしは、2点あることは考えないといけない。ディフェンスのトレーニングはかなり集中的にやっているが、それでもまだ仙台の弱点であることには変わりない。特にカウンターを止めることが難しい。相手にスピードのある選手がいる時に、守備への切り替えが遅れてしまう。最終ラインでしっかりカバーリングしないと今日のように失点してしまう。

<Q.昇格が非常に難しいですが、残り6試合どのようなモチベーションで望むか?>
 上にいけるかいけないかのリーグ中盤のころ、選手たちに、今後仙台が上にいくために、クオリティを上げていかないといけない、そのためには各自が強いパーソナリティを持つ。パーソナリティという面で成長しないといけない。一番厳しい時にどれだけがんばれるか、そういう選手にならないといけない、と話しました。何故かというと、勝てば2位になる、或いは2位に非常に近づく、そういう試合でいつも負けている。その一番厳しい状況、一番高いハードルを越えていくほど成熟していない、経験を積んでいないということがあったからだ。経験というのは買うことができない。試合を通して、時間をかけてしっかりと積んでいかないといけない。そういった面から選手の気持ちをもう1度高めていきたい。

<Q.関口をもっと長く使うにはまだ時間がかかるでしょうか?>
 今の所、頭から使うことは難しい。まだ彼にとってプレッシャーが厳しい。彼は才能ある若い選手だと思う。試合にでるチャンスは与えていかないといけない。例えば、萬代は今、酷使しすぎている所がある。自分自身のプレーで問題を抱えているところがある。本来なら、ベンチから少しずつ使っていかないといけない。ただ、他にFWがいないということもあって使わざるを得ない。若い選手が多くなると、見た目には良いサッカーをするが、中々勝てない。そういうことも起こる。ただ、関口はポテンシャルを見た時に、戦力として計算できる。それは間違いないことだ。

<Q.前回天皇杯の時、0-0後半15分で関口を投入したが、今日は2-0ビハインド後半25分で投入した。試合は違うので単純に比較できないが、10分思いとどまらせたのは何か?>
 全く違う試合であるし、試合展開がどうであったか、結果がどうであったか、ということで変わってくる。2-0になった時点で何か変えないといけないというのもあった。天皇杯の時も、何か変えないといけないという状況だったが、あの試合はずーっと押し込んで押し込んでて早めに判断した。それはあくまで試合によって、瞬間瞬間で決まるものである。前もって、何分に誰かを入れるとかそういう風に計算できるものではない。

<Q.4試合勝てませんが、開幕3連敗したときと同じような状態か?>
 自身が欠けているという意味では、似たような状況と言えるかもしれないが、あの時と違うのは、自信のレベルは今の方が高い。あの時は、チーム力が計りかねていたし、3連敗という形で本当に自信を失っていた。ただ、今のチームはある程度良いサッカーができてきた。試合によっては相手よりも非常に良いプレーをして、相手を驚かすこともできた。ただ、前半、後半で波がある。ここで勝てば、非常に良いポジションにいけるそういう大事な試合では、経験、強いパーソナリティというがポイントになるが、その試合で負けた。そういう敗戦というのは精神的な面で影響を残している。そういう意味では、全体的に見れば、シーズン序盤とはまた違った状況だと思う。



第39節 川崎フロンターレ戦 1-2  10月23日(土) (等々力陸上競技場)

【ベルデニック監督記者会見】

<総評>
 今日は、サッカーの試合というのがプレーの内容に関わらず勝敗が決まるという典型的な例だった。ただ、仙台は正しい方向を向いてやっていると思うし、今後は仙台の内容が良くなくても勝つ、そういう試合があると思う。戦術的には非常に良いプレーができたと思う。自陣に下がってディフェンスして、そこから早く前へ出て、早く下がる。相手にスペースを与えないということ、その中でゴール近くでは厳しくマークして、相手を自由にプレーさせない。そこでボールを奪ってカウンター仕掛けることを考えた。立ち上がり直後の失点というのは、不運ということもあったでしょうし、少し精神的にびびっていたというのもあったかもしれない。戦い方を変えてやってきたが、相手のプレーを止めることができ、仙台も点が取れそうな流れになってきた。前半にも佐藤が1点ぐらいとれそうな状況が2回ぐらいあったと思う。後半に向けては、基本的に同じ戦い方、攻撃参加の人数をもう少し増やすということを言った。もう少し攻撃的にやり、かつ早く戻ってくることを要求した。戻ってしっかりマークする。そこがうまくいったし、そういう形でPKを獲得したし、得点も取れた。シルビーニョも決定的なチャンスを掴んだ。そういう中で経験不足のチームに起きうる状況が起きた。川崎のどういうところが一番危険かということを忘れてしまった。ボールを取られたらまず下がるということを言っていた。中盤から14番が飛び出してくることも分かっていたし、対策もたててきた。ゲームに引っ張られず、どんどん攻撃参加し、そこで相手にスキを突かれカウンターからやられてしまった。川崎のどこが危険か、どういう状況を作らせていけないか、まさにその形でやられてしまった。ただこのゲーム、選手にとって良い経験になったと思う。今シーズン初めて守備的に、そこからカウンターということを試した。基本的な考え方はボールを奪って、そこから攻撃。守備に早く戻るということはこれまでずっとやってきたが、今日ほど強調したことはなかった。なぜなら、他のチームは川崎ほど強力なカウンターを持っていない。今日の試合は仙台の選手にとって良い経験になったと思う。どういうときに失点するかということ。仙台のほうが良いプレーをしている時間帯でしたがその中で失点した。ただ、一つ言えるのは、今日のような状態の川崎に勝てなかったらいつ川崎に勝てるのかわからない。今日は川崎に勝つ非常に大きなチャンスだった。交代に関してはうまくいった。特に関口が入り、攻撃のスピードがあがったし、チャンスも増えたし、彼へのファールでPKも獲得した。計算もできるし、ベンチからではなく頭からということも考えられる。選手たちは非常に頑張ったし、それについては何も言うことはない。言うとしたら一瞬のスキを突かれた、そこだけだったと思う。

<Q.これまでの仙台の戦いは、中に放り込むケースが多かったが、今日はドリブルを多用していた。それはそういう指示をだしていたからか?>
 今日は下がってカウンターということで、4人ないし5人で出ていこう、立ち上がりそういう形で様子を見ようと行った。そうするとスペースは広いが、選手の人数が少ないということでパスをするのは難しい。そういう状況でドリブルが増えたというのはある。

<Q.今日は非常に内容が良いということだったが、ようやくこの時期になって仙台が監督の目指していたサッカーに近づいた手応えがあったということか?>
 一番良かった時期のプレー、ホームゲームで何試合か勝ったり、アウェーの山形戦、前半2-0でリードした時のようなプレーというのはまだできていない。3連敗ということで精神的なショックもあったし、そこから少しずつ調子を上げている状態だ。今日の戦い方はいつもと若干違うものだった。いつもより、より守備的にそこからカウンターを狙った。その中で、時間帯によってはボールを早く動かすことができた。やはり、両方できないといけない。ボールをキープして攻める、カウンターもできないといけない。仙台の一番の問題はディフェンスにある。毎試合失点をしている。守備への戻りの早さだったり、マークであったり、コンパクトさであったり、正しいタイミングでスライディングしていったりそういうところが十分でない。最終ラインの1対1の対応であったり。そういうところから失点している。今日明日すぐに大きく改善することは難しい。全く改善できない部分もある。

<Q.前回、関口に徐々にチャンスを与えると言っていたが、先ほど頭からの可能性もあると言っていた。よほどの驚きがあったのか?>
 期待以上のプレーをしてくれた。スペースがあってプレーできる時と、スペースがない中、ワンタッチでボールを動かしたり、そういう中でどれだけできるかはまだわからない。今日は良い意味で驚きのあるプレーだった。

<Q.今日は戦術を方向転換したが次の試合は?>
 次の試合は、ディフェンスに関しては基本的に同じ。スタートポジションをもう少し高めになるが、戻りを早くするということは同じ。攻撃に関しては、より攻撃参加を増やしていく。札幌もカウンターが強力だが、仙台はカウンターだけでなく、ボールをキープしてチャンスを作る。もっとリスクを冒して攻撃していく。

<Q.今日の敗戦で数字上2位の可能性が消滅したがそれについて?>
 数字の上で可能性はなくなったが、実質的に脱落していた状態だったのでそれほどの驚きはない。

<Q.ハーフタイムの指示でジュニーニョのマークを再確認という指示だったが、ジュニーニョとマルクスが下がってきており、試合の中でどういうイメージで解決していこうとしたか?またそれに対する達成度は?>
 基本的に指示は全く同じ。試合前も受渡しをしても構わないが、その時に見てるその時に近くについている選手がしっかりマークして、必要なときにはボールを奪いにいく。そういうチャレンジを指示した。自分がマークを見て、その選手にボールがくる、動き出しをする、そういうときには1対1でしっかりつかないといけない。ただ、ジュニーニョは賢い選手なので、日本の選手の特徴をよく知っている。ディフェンスの間にポジションをとる。2人の間に立って、フリーになる。動き出しをしてフリーになる。前半もそのことを常に外から叫び続けないといけなかった。1点目はまさにその形でした。10番が下がって受けてフリーで、そこからドリブルしてパスしてシュート。このクラブで私が一番苦労しているのはそのところ。1対1のマーキングをどういう風にしていくか、それがマンツーマンであってもゾーンであっても構わないが、相手をしっかりとマークしないといけない。そこでいろんな理屈はあるが、それはどうでもいいことでしっかりマークしないといけない。受渡しをしっかりできれば、その方が良いが同時に1対1もしっかり強くないといけない。まだ受渡しをしながらも、しっかりマークする、ボールを奪いにいくということが整理されてない。今日の試合そこを一番注意して見ていたし、前半の指示はほぼそこの部分に集まっていた。そのマークがある程度うまくいった中で、その後の失点を防ぐことができた。ただ、本質的にどういう問題なのか、精神的な問題なのか、それ以外の問題なのか、まだわからないところもある。

<Q.石井と菅井のダブルボランチの出来は?>
 どれだけ効果的なプレーが出来たか、というのを見る必要がある。どれだけボールを奪ったか、どれだけ味方にパスを出せたか、何本良いシュートを打てたか、例えば失点した時に誰かしっかりサポートしていたか、そこを見れば判断できるだろう。


第40節 コンサドーレ札幌戦 1-1  10月30日(土) (仙台スタジアム)

【ベルデニック監督記者会見】

<総評>

今日は当然勝ちたいと思っていたので、結果には満足していない。

プレーの内容は、前半よりも後半の方が良かった。相手よりもチャンスを作り、ベガルタの方がより勝ちに近い試合だった。しかし、サッカーはチャンスを数えるのではなく、得点を数えるゲームだ。

前半はイライラするプレーが多かった。簡単にボールを失うことが多かった。相手のディフェンスを崩して決定的なチャンスを作るための攻撃参加の人数も少なかった。

後半は、その点が改善された。前半ほどディフェンスが下がることもなくなり、前線でボールを奪って相手ゴールに近いところで攻撃をすることができた。ボールを早く動かすこともできたし、その中からチャンスを作って得点することができた。それ以外の場面では、パスの不正確さ、あるいは判断ミスで点を取ることができなかった。

ディフェンスに関しては、少し大きなミスが1つあっただけだったが、そのミスで失点してしまった。ただ、ディフェンスに関しては全体的に見て、以前より良くなっていることは確かだ。相手の作るチャンスの数も減ってきている。それでも失点してしまうのは同じだが。

この試合をしっかり分析して、そこから学んでいく必要がある。それによって経験を積んで、次に同じようなミスを繰り返さないようにしなければならない。今日は勝ちに非常に近い試合ができただけに残念だ。

-今日の結果で昇格の可能性が完全に消滅したわけだが。
状況は良くわかっている。非常に残念だ。昇格の可能性が残っているということが、サポーターにとっても、選手にとってもモチベーションになっていたと思うので。非常に残念だが、現実としてこういう結果になってしまった。

-前半におけるフォワードの2人とシルビーニョ選手の関係をどのように感じたか。
さっきも言ったように、全体として良くなかった。前線の3人のプレーも良くなかった。前線の選手同士での連携が少なかったし、お互いにサポートするには距離が離れすぎていた。シルビーニョ選手もチャンスには絡んだが、決めることができなかった。前半のヘディング、後半でも何本かシュートがあったが。そういうことで、もう一人フォワードを増やさなければならないという判断をした。

-シルビーニョ選手がフォワードのラインに吸収されてうまく行かなかった印象を受けた。後半は指示によってこれが改善されたように見えたのだが。
シルビーニョ選手がトップ下でプレーする時には、前にどんどん飛び出していくように指示している。ただし、最初から前にいるのではなくて、パスを出して2列目から飛び出していく。それによって相手のマークをはずすことができる。前半を通じて、そしてハーフタイムでもそういう指示を出した。

-J1昇格の可能性が消えたということで、今季の戦いの総括と今後どのように戦っていくかを教えてほしい。
全てを語るには時間がかかり過ぎるが・・・ 結果を出すためには、シーズン当初に強いチームを準備しておく必要がある。シーズンを通して、いろいろ学びながらやっていくようでは遅いということだ。新しいチームならばどこでも抱える問題というのがベガルタにも存在した。そういう中で、シーズンを通していい時と悪い時があった。経験のなさが大事な試合に表れてしまったと思う。

チーム全体のプレーの質、個々の選手の力はトレーニングを通じて伸びている。ただ、試合の中で安定してプレーすることができない。それから、経験が不足している。それは例えば、ホームでは勝ててもアウェイでは勝てない、前半は良くても後半が良くないといったところ、あるいは第3クールの後半、第4クールの序盤の大事な試合で勝てなかった、精神的なプレッシャーに打ち勝てなかったというところに表れている。

こういう経験は買うことができない。それは積み重ねるものだ。それを生かすには時間がかかる。あるいは、経験のある選手を買う必要がある。そうすればチームが変わってくる。

このチームは成長したと思う、しかし結果的にはJ2の平均的なチームになっている。ただ、まだまだ伸びると思うし、プレーの内容に伴った結果が出ていないと思う。今シーズンの始め、そして来シーズンの始めにはそれだけ大きな差がある。そういう意味では、来シーズンはより高いレベルから出発できる。今、私はチーム状況をよく把握している。チームのどこに問題があって、どういう長所があるかをわかっている。あるいは、どのポジションを強化しなければならないかもわかっている。今シーズンよりも上を目指す。このことははっきりしている。

-残り4試合の戦い方は?
さっきも言ったがこのチームには経験が必要だ。選手には100%の力を出すように要求している。そうして経験を積むことで、自分の力もチームの力も上げて来シーズンに臨むことができる。そういう意味では、モチベーションは常にあるはずだ。しっかりした準備をして、残りの試合、そして来シーズンに臨みたい。

あとは、不安定さを出さないように注意しなければいけない。不安定さというのは、経験のないチーム、新しく作っていくチームの特徴だからだ。今の状態でモチベーションを保てない選手は、大事な試合でもモチベーションを保つことはできない。

-以前「2年間で昇格できるチームを作る」と発言されていたが、その気持ちに変わりはないか?
もちろん変わらない。そのことについては、クラブのフロントと来シーズン昇格するために何が必要かをはっきり話しあいたい。今シーズンの始まりのように、何をすればいいかがわからない状況ではなく、何をすればいいかをはっきりさせたい。後は、どのポジションにどの選手が必要かを、具体的な名前をあげて要求したい。

それから、今シーズンのトレーニング環境には問題があった。ベガルタのトレーニングにふさわしい時間帯にグラウンドが使えない、あるいは、常にいいグラウンドが使えない、そういう状況ではいい準備はできない。その辺りをしっかり改善していかなければならないが、そうでない時には状況を見ながら対応していく。


それは、生で見た奇跡3

 理論的な人ほど、そのレベルに達しない人達には受け入れられない。


 その責は、当時守ろうとしなかった人みんなに当たる。


 声を上げなかった私も含む。







第21節 アビスパ福岡戦 0-0  7月4日(日) (仙台スタジアム)

【ベルデニック監督記者会見】

-総評
今日の試合はこれ以上の結果にはふさわしくない内容だった。前半が良くなかった。後半は良くなったが。
実力的に上のチームとの対戦ということもあり、負けなかったことには満足しなければいけない。もしこのチームと1ヶ月半、あるいは2ヶ月前にやっていたら負けていただろう。確かに、最後の最後に勝つチャンスはあったのだが。
試合前、選手達には「アグレッシブに試合に入って、どちらがホームチームであるかを証明しよう」と言ったが、相手の方がアグレッシブに試合に入ってきた。ボールを動かすとか、最終ラインの裏を狙うというような、期待したプレーがほとんどできなかった。技術的なミスが多すぎた。
良かった点は、相手のスピードある両サイドに対して、こちらもスピードのある選手でしっかり抑えることができたということ。
最終ラインは、どちらかといえば悪かっただろう。相手の18番(増川選手)を抑えることができず、そこで起点を作られてセカンドボールを拾われてしまった。
テクニックというのは、今日明日ですぐに良くなるものではないし、年齢が高くなってくれば改善することすら難しい。選手間の連携のクオリティにも問題がある。ミスが多いが、今後もトレーニングを続けていくしかない。
確かに成長はしたが、J2の平均的なチームになってしまうのではないかという不安がある。負けはしないけれども勝てない、そういうチームになってしまうことを恐れている。



-2試合連続で無得点。攻撃陣が精彩を欠いているようだが。


上手く行っていないという印象はずっとあった。中原選手にもっとスピードがあればいいだろうが、残念ながらそうではない。そういう選手に対して、足元あるいは頭ではなくスペースにボールを出してしまう。そうして、相手の裏にボールが出ても相手に取られてしまった。逆にスピードのある佐藤選手はスペースに出て行っていない、あるいは彼がスペースに出て行ってもボールが出てこない状態だった。トレーニングでも、ミーティングでも注意しているのだが、それが実際にできるようになるまでにはまだ時間がかかる。成熟していくためにはある程度の時間が必要だろう。



-サイドの駆け引きを考えると、攻撃のチャンスは多くなかったが、こういう状態になることはある程度覚悟していたのか?


相手の両サイドハーフが上がってきた時には、近くの中盤の選手が対応するようなトレーニングをしてきたが、逆にこちらが上がった時にボールを取られて、カウンターを受けてしまうことに対する躊躇があったかもしれない。こういったことも学習のプロセスの中にあり、まだ時間がかかる。トレーニングでやることと、実際に試合でやれるようになることとは違う。


第22節 湘南ベルマーレ戦 2-3  7月10日(土) (平塚競技場)

【ベルデニック監督記者会見】

- 総評


 結果に対しては残念に思ってます。今日の試合は負けない、あるいは勝てる試合だったと思います。今日の試合でわかったことは、チャンスを生かさなければ失点してしまうということ。
 1点目のPKの前に2回くらいチャンスがありました。ただ、1点取られた後、安定したプレーができなかった。運動量の少ない選手もいました。シルビーニョもがんばりましたが、まだ本調子でなかった。彼の場合ケガの影響があったと思います。
 2点目もPKでした。ファールだったので仕方ないでしょう。その状況から盛り返さないといけなかった。2-0で相手が一人多いという状況から。その中でストッパーを一人交代しました。カードもでてたし、足の状態もよくなかったので変えました。 最終ラインは2対2でマークをつけました。
 さらにボランチに千葉をいれました。中盤を1人ふやしました。その中でカウンターをくらう危険性はありました。萬代に変えてヌネスを使いました。良い選手だということは証明したと思います。ただ、うちのチームスタイル、味方の選手に慣れるには時間がかかると思います。
 心理的な面では後半盛り返したと思います。2点とりました。必要の無い3点目、セットプレーのこぼれ球からやられてしまいましたけど。前半に関しては言い訳できないですが。前半のようなプレーはプロとして、してはいけない。集中力を欠いていた。チャンスに対する責任感が少なかった。チャンスを潰してもそれが普通であるかのような雰囲気があった。全体としてボールに対する責任感、例えば1対1の戦いに対する責任感、チャンスに対する責任感が薄いということ。今日の前半はたまたま悪かったと思いたい。そういう面でも選手をセレクトしていかなければならない。戦えない選手、走れない選手は変えていかなければならない                          

<Q.仮に森川が負傷しなければ2バックはとらなかったか?>

 おそらく変えていたと思います。イエローカードも1枚でていましたし。もう1枚出る 危険性もありましたから。


<Q.前半戦の総括をお願いします>

 そのことについてはこれまでも何回か話してきましたが、皆さんに時間があれば説明できますけど、かなり時間がかかりますよ(笑)

<Q.後半投入したファビオヌネスに何と声をかけてピッチに送り出したか?また、彼の評価を。>

 彼とは全体ミーティングの後、個別にはなしをして、その中で何を期待するかという 話をしました。まず、チームプレーをしながらかつ個人技での局面打開を期待していると 話しました。どういうことかというと、ゲームの組み立てに入りますが、その中で1対1 のチャンスがあって突破できるそういう時には積極的に自分の特長をいかしてほしいと言 いました。ただ、無理やりに3人の間を交わしていっては行けないといいました。1週間の トレーニング、疲れを考慮すれば良いプレーをしたと思います。勿論、もっとチームに慣 れてきてチームのコンセプトを理解し、選手ともお互い連携が高まっていけばもっともっ と多くのものを期待できます。

<Q.次の国際親善試合のラツィオ戦を監督はどのように位置づけているか?>

 本音を言わなければならないですか?(笑)本音を言えば選手は休みが必要でしょうし、休んで次の再開に準備しなければならない。ヨーロッパであればしっかり休ませて次に力を出すために充電させるでしょうが、これでは放電するだけです。
 その結果リーグ戦に想像もしないほど調子が落ちていく。選手が休みをとっていないからものすごく疲れる時期がきて調子を落としていく。ただ、それに関して私たちはどうしようもないですから、この試合に関しては最大限の力を振り絞って戦いたいと思います。

<Q.(ラツィオ戦で)いろんな選手を起用していきますか?>

 前日にサテライトの試合があってそんなに多くの選手は変えられないでしょう。その試合もキャンセルできなかったので。怪我がなくてプレーができる選手は全員起用していく。選手にとっては非常に高いモチベーションで臨める試合だと思います。

<Q.来週のキャンプの最も大きな狙いは?>

 一つは環境を変えること。キャンプ中に1日2回ずつ練習していくこと。全体のミーティングをしたり、個別にミーティングする機会を設けたいと思います。

<Q.新加入選手を様々なフォーメーションで試したりはしますか?>

  今日の試合でも退場がでていなかったら、試したかった。キャンプでも3-3-3-1というのを少しやっていきたい。

<Q.前半戦を振り返ってJ1復帰の可能性は感じているか?>

  一つ言えることは、リーグ序盤よりもチームは強くなっている。それは間違いない。あと22試合ある。新加入3選手加えたことでチーム力もより上がるだろうと考えている。そういう意味では前半戦ほどの負けを繰り返してはならない。前半戦よりも2位、3位に入っていく可能性は高まるでしょう。ただ、それが2位以内に入るのに十分かどうかというのは分からないですし、どんなコンピューターを使っても計算できない。例えば今日の試合でも、PKで点を取られる、1人退場になるといことは誰も予想できない。サッカーは予測できないし、いろんな驚きがある。あらゆるところでフランスがヨーロッパ選手権の優勝候補といわれていましたが、フランスは何もできなかった。私たちができることはとにかく最大限の力を出し切って努力をしてその上で、もう少し頑張れば良かったと後悔しないこと。今チーム力は上がってきてますし、あくまでも目標は2位以内に入るということです。


第23節 大宮アルディージャ戦 2-2  7月24日(土) (埼玉スタジアム2002)

【ベルデニック監督記者会見】

<本日の試合のコメントを>
 今日はこういう形で2ポイント失ったわけで、当然満足できません。成熟したチーム、賢いチームであれば、今日の試合勝てたであろうと思います。以上です。

<Q.相手が10人になったことによる仙台への影響は?10人になって逆に難しくなったのでは?>

本来であれば退場というのはうちのアドバンテージにならなければいけない。さっきも言ったように成熟したチームであればそれをいかすことができる。どのように?というのを望むのであれば説明できますけど。

<Q.ファビオヌネスとセドロスキーの評価を>

 二人とも比較的良いプレーをしたと思います。ファビオに関しては後半のほうが前半より良いプレーでした。前半はスペースも無かった。相手も非常にアグレッシブだった。後半は少しマークがずれ、ある程度自由にプレーすることができた。ひょっとしたら彼の交代というのは間違っていたかもしれない。

 セドロスキーも良いプレーをしたと思います。何回かディフェンスでのミスがありましたが、それは起こりうることですし。ただ後半の攻撃参加のとき、さっきも言ったように賢いチーム、成熟したチームであれば彼の攻撃参加をいかしたでしょう。ただ実際うちは彼が上がる前にボールを失う、或いはその前にセンタリングを上げてしまって取られてしまった。

<Q.今まで、3トップの1人はターゲットになれる選手を使っていたが、今回はムービングタイプのFW3人を並べました。この3人の組み合わせの評価を。また、萬代が出場停止からあけますが、今後のFWの組み合わせをどうするか?>

(今後は)まだわからないです。(FW3人については)前半は満足できなかった。動きも少なかった。ボールキープもできなかった。佐藤が一番良かった。簡単にボールを動かさず、競り合いでボールを失うことが多かった。センタリングでまったくチャンスにならない。何回もセンタリングのチャンスがあったが全部相手にとられてしまった。

<Q.後半、佐藤から西谷に交代した意図は?>

 何か変える必要があった。佐藤は良いプレーをしていました。頑張っていましたが、若干足に痛みもありましたし。あとは何か変えなければいけない、ドリブルであったりセンタリングであったり何か新しいこと、違うことにチャレンジしなければならなかった。

<Q.今日の試合2ポイント失ったということでしたが、次の甲府戦への意気込みを>

 当然勝ちたいと思います。パスをするだけでは十分ではない。狙いをもたないといけない。相手を崩して点を取るということを狙っていかないといけない。今日のゲームは70%くらいうちがゲームコントロールしていた。ゴール前まできて決定的な場面、最後ラストパスを通す、センタリングをする、シュートを合わせる、というところでボールを失ってしまった。相手が1人少なかったということを考えても、うちのほうが相手を完全に崩していた。プレーをするのはあくまでチャンスを作り出すためだ。安定したプレーができてチャンスを作ることができれば安定した結果がでていく。今日のうちほど大宮に対して主導権を握ったことはないだろう。例えば京都戦アウェーで勝ちましたが、今日よりプレーのクオリティは低かった。選手たちがやる気がなかった訳ではなく、もうこれ以上のことはできなかったということです。あとはクオリティの問題です。トレーニングの成果というのは今日の試合でみられたと思います。チームとしてしっかりボールを動かしてしっかり守備のできるチームでした。ただ、最後センタリングが合わせられない、スルーパスが正確に出せない、それは個人技の問題です。技術的な問題ですし、それを大きく改善することはもう今の年齢では難しいです。トレーニングでできることは全てやったと思います。




第24節 ヴァンフォーレ甲府戦 3-1  7月27日(火) (仙台スタジアム)

【ベルデニック監督記者会見】

■ベガルタ仙台:ベルデニック監督

最終的には勝ったことに満足している。プレーの内容については、非常に満足できる時間帯と、非常に失望した時間帯があった。
立ち上がり35分間は、現時点ではこれ以上望めないほどのいいプレーができた。ただ、2-0にしてから調子に翳りが見え始めた。ボールが動かなくなり、集中力が欠け、アグレッシブさもなくなってきた。競り合いでボールを取られたりすることが多くなり、調子を落としはじめているのがわかった。

ハーフタイム、選手達には「まだ試合に勝ったわけではない。このプレーを続けていくこと。ただし、リスクを冒す必要はない。前半35分間と同じように集中して戦おう」という指示をした。これまでの経験では、1-0あるいは2-0の時の後半に、チームの足が止まってしまうことが多かった。それを何とか防ぎたいと思った。唯一できることがあるとすれば、ハーフタイムに指示をし、それを選手達に理解させ、モチベーションを高めることだけだ。 後半は内容が良くなかった。ボールを失ったり、ボールが動かなかったりということが多かった。その中で相手に1点を許してしまった。また、コーナーキックから、誰も競りに行かなくて決定的なヘディングシュートを打たれることもあった。中盤でも前線でもボールをキープできなかった。
そこを何とか乗り切って、カウンターから何かが起きそうな状況を作ることができた。何も起きなかったが。幸運なことに、ペナルティ・エリア内での突破からPKを得ることができた。この時点で試合は決まった。

大宮戦から引き続いて考えた場合、また同じ問題が生じてしまった。このチームは十分成熟しておらず、まだ時間が必要だということだ。大宮戦では、試合は完全にベガルタが支配していたにも関わらず、2回のリードを守りきることができなかった。今日の試合でも、調子をがっくりと落とした時間帯があった。相手が他のチームであったら、そこを突かれていたかもしれない。

ベガルタの目標は、今日の35分間の内容ができる時間を2倍に延ばすことであり、リードしている時に賢くプレーすることを覚えることだ。今はまだ突然集中力を欠いたり、ミスが起きたりして、そこから信じられないようなパニックになってしまうことがある。やるべきことはまだまだたくさんある。

-前半は右サイド、後半は両サイドと、サイドがうまく機能していた。また、ディフェンスの裏へのボールも、オフサイドになったことが多かったが、よく狙っていた。このあたりは監督の指示どおりなのか。

そのように指示した。これまではフォワードの足元にボールを出すことが多すぎた。前節の湘南対甲府戦をビデオで見て、湘南がどのようにチャンスを作っていたかを研究した。その上で、スペースへのパス出しを指示した。3人のフォワードがいたら、1人はスペースを狙わなければいけないし、1人はボールを受ける動きをしなければならない。これまでは3人ともボールを受けに来ることが多すぎた。
そういうことに関してもトレーニングをしている。また、相手がペナルティ・エリアまで下がって守っている時に、スルーパスや壁パスを使ってどうやって突破していくか、あるいは、ディフェンスラインが高い時にはどうやってその裏を取るかについても、トレーニングをしている。
財前選手は、今日はフレッシュな状態でよく頑張ってくれた。足がつって交替したが、サイドハーフというポジションは非常に負担がかかる。相手のサイドバックの上がりに対しては、フォワードもサポートしなけばいけない。梁選手もいいプレーをしたが、彼の場合疲れてくるとパスミスをする傾向がある。



第25節 サガン鳥栖戦 2-1  8月1日(日) (鳥栖スタジアム)

【ベルデニック監督記者会見】

<本日の試合のコメントを>
得点が良いプレーの結果として生まれたものであれば2倍の満足感があるだろうと思います。私は今日1つの喜びしかない。それは3ポイント取ったこと。それだけです。確かに良いプレーをした時間帯もありましたし、しっかりと相手を崩して決定的なチャンスを作った時間帯も前半ありました。そこで2-0、3-0で前半終わるのではなくて結局同点にされてしまい、そこから最後まで非常に厳しい戦いになりました。


それでも今日の勝利はチームの精神的な面で大きな意味があると思いますし、今後より自信をつかんでいけるのではないかと思います。ただ、今日の試合でも時間帯によっては集中力を欠いたり、足が止まってしまったり、或いは周りを見てなくてやられそうになってしまったりということがありました。相手チームがカウンター狙いでくることはわかってました。ポジションチェンジをしてくることもわかってました。その中で相手の縦のポジションチェンジに対して相手FWが深く下がった。そこに相手中盤が飛び出してきた。そこで誰が誰にマークしたらいいかわからなくなって混乱した。その時は上がってきた相手中盤に対してストッパーがつき、下がってきた相手FWに対して中盤がつけばよかった。そこがしっかりできなかった。それはハーフタイムに特に指示が無くても選手が自分たちで解決していかなければならないことです。選手は皆プロな訳ですし、十年近くプロでやってる人もいる。10年間サッカーで飯を食ってきている訳だから基本的なことはしっかり理解していなければならない。


2-1でリードした後、相手が前掛かりにきたのでそのとき逆にうちは2点取らなければいけなかった。もし萬代が正確に佐藤に合わせていれば、或いは西谷がシルビーニョに渡していればあと2点取れたでしょう。ただ、それでも私は前向きにとらえてます。チームはやはり成長している。例えば、前回ここでやった鳥栖戦と今回の鳥栖戦のプレーを比べればチームが成長していることは明らかです。当然良かった点もあった訳ですから、ビデオ見た上で、良かった点悪かった点を確認し、悪かった点を修正していきたいと思います。


<Q.途中出場した萬代、試合後監督から萬代にいろいろ告げている場面がありましたが、監督は萬代に対して怒っていたのか?彼に対する評価を>

萬代は頑張ったと思います。100%の力を出したと思います。チャンスもありました。1回良いスルーパスもらって決定的なチャンスを外しましたけど。もちろんそういう良いプレーもありましたし、よく動いてましたが、ボーっとしているときもあった。例えばセカンドボールに対して萬代がマークしているDFの選手が早く反応して取られたりということもありました。彼の問題というのは動き出しをして足元受けに来た時、途中で止まってしまう。そこで相手に前に入られてボールを失う。そうではなくてそのまま動きの中でボールコントロールしていかなければならない。ただ、すばらしい得点を決めましたし、そういう意味では満足できる出来だったと思います。


<Q.セドロスキーが入って数試合目ですがDFラインの評価を>

最終ラインは以前と比べればかなり安定していると思います。セドロスキー、根引が入ったことでかなり安定してきたと思います。ただ、今日のようなミスは非常に気になる。例えば、相手にポジションチェンジされた時に誰が誰をマークしなければいけないかわからなくなる。そういうミスは気になります。ただ、マークもしっかりつけてますし、クリアもしっかりできる。前よりもトップに長いボールを入れられるようになってきてますし、そういう意味ではかなり良くなってきている。空中戦でも前よりも強くなってますし、後ろからのビルドアップも前より良くなってきている。


第26節 川崎フロンターレ戦 2-2  8月8日(日) (仙台スタジアム)

【ベルデニック監督記者会見】

-総評
今日の結果は、試合の流れを考えれば満足しなければいけないだろう。ほぼ負けが確定していたところから、勝点を取ることができた。サッカーでは起こりうることではあるが。

ゲームの中では、満足できない点もたくさんあった。確かにJ2で最も強いチームとの試合ではあったが、内容的にはもう少し相手を抑えることができるのではないかと思っていた。特に、最終ラインや、チーム全体での一対一でもう少ししっかりついて行ければ、あるいは相手の3トップの動きに対しても、もっとしっかりついて行ければ、攻撃を止めることができるだろうと思っていた。しかし、いつ失点してもおかしくないような崩され方を何回もしてしまった。

確かにベガルタにもいい時間帯があった。しっかりボールを動かしたり、縦パスが出てシュートまでいった場面もあったが、決定的な場面を作るには至らなかった。

非常に強いチームではあったが、試合の中でバランスを取りながら上手く戦えるかと思っていたが、そうはいかなかった。フォワード同士の連携やサポートも少なかった。フォワード同士でどういうパス交換をすべきか、川崎がその見本を見せてくれた。彼らは技術的に非常に優れ、スピードのある選手達だった。

精神的な面を考えれば、こういう終わり方で良かったと思う。今後も厳しい戦いが待っているが、ロスタイムで2点取るというのもチームのクオリティの証明だろう。佐藤選手は代えてはいけない、最後まで待たなければいけない選手だった(笑)。

-2ゴールが決まった時の気持ちは?

同点になった時は非常に嬉しかった。1-2の時は「まあ、1-2の方が0-2よりいいか」という程度だったが。


-前半、相手の中村選手のマークがはっきりしない傾向があったと思うが、チームとして彼にどのように対応しようとしたのか。また、結果的にどの程度うまくいったのか。

基本的にはシルビーニョ選手が中村選手をケアすることになっていた。川崎のプレーを分析した中で、中村選手がパスを出し攻撃参加していく中心選手であることはわかっていた。シルビーニョ選手は攻撃面ではいいプレーをしてくれた。もっと前でプレーすることも要求したのだが、残念ながらその後戻ることができなかった。

財前選手が中盤のディフェンシブな選手、千葉選手が3人目のフォワードをケアするということになっていた。もちろん、シルビーニョ選手と財前選手が受け渡しをして、状況によっては財前選手が中村選手について下がるということも考えていた。





第27節 モンテディオ山形戦 2-2  8月11日(水) (山形県総合運動公園陸上競技場)


【ベルデニック監督記者会見】

<本日の試合のコメントを>

結果には当然満足出来ません。プレーの内容に関しても、相手にプレッシャーをかけられて完全に相手に好きなようにやられてしまった15分~20分間に関しては満足していません。前半はいいプレーが出来ました。ボールもしっかり動いてたし、そのボールを動かしている中でチャンスを作った。それで2点獲った。ボールをしっかり動かして選手がよく動いて、裏を狙う意識を持って、かつダイレクトパスを使えば、どのチームとやってもうちの攻撃を止めることは出来ない。ただ、前半の終わりくらいからボールを失うことが多くなってきた。まず前線でボールを取られることが多くなってきた。ファビオがドリブルをし過ぎてボールを奪われることが多くなった。財前も集中力を欠いて相手にボールを渡すことが多くなった。シルビーニョも競り合いの中でボールを持ちすぎてそこで力を使い果たしてしまった。そうではなく、もっとダイレクトに簡単にプレーすべきだった。前半リードした中ハーフタイムで、おそらく相手は一か八かでどんどん攻めてくるだろうから、そこをしっかり押さえて、そこからカウンターを狙おうということは話していました。そこで相手のプレッシャーに対してやはり持ちこたえなければいけなかった。まさにそういうゲーム展開になってそのプレッシャーを抑えることが出来なかった。こちらがしっかりと競り合いを対応できずにマークが遅れてしまったので動けない選手を替えるしかなかった。それでファビオが交代した。2番目に運動量が少なくなったのはシルビーニョでしたが彼の場合、それでもまだ何かやってくれそうな期待がありました。ただ、最終ラインも不安定になりました。マークが混乱してしまってボールも怖がる、相手も怖がることになってしまった。前半いいプレーをして2点リードして勝てなかった。そうなってくると2つの問題が有りうるでしょう。1つは頭の中の問題。相手が前からがんがん来たときにちょっとびびってしまうところ。自分の力を心の奥底で信じきることが出来ずに相手のアグレッシブさに対して、こちらもアグレッシブに返すことが出来なかった。今日相手のプレッシャーがある15分、20分のプレーでどの選手がサッカーが出来る選手か、どの選手が出来ないかがはっきりしてきた。どういう選手が信頼できるのか、だれが信頼できないのか分かった。そういう面でも選手のセレクトをしていかなければいけない。だれが戦えるか戦えないか。しっかり戦ったうえでしっかりプレー出来る選手はだれか。今日もし勝っていれば上に近づくチャンスだったのですが、これまでも何回もチャンスがあったがいつも上手くいかなかった。それはやはりパーソナリティーの強さの問題。次のチャンスをまた待たなければならない。ただそれが遅すぎなければいいですが。ただまだ希望はあると思います。今日の前半のように山形を崩したチームはほとんどなかっただろうと思います。ただ、走れない選手はサッカーが出来ない。一人少ない状況と同じですから。特に今日のような厳しい戦いのときです。

<Q.2つの問題があると言っていたが、1つは頭の問題。もう1つは何ですか?>

2つめはフィジカル的な問題。ただ、おそらく問題ではないと思います。こちらが主導権を握って、相手チームは15分しかプレッシャーをかけることが出来なかった。そういう意味ではこの後またうちが自分たちのやりたいサッカーをするには、それほどフィジカル的な問題はない。水曜、土曜と連戦で選手は疲れているかもしれない。選手によっては疲れが見える。特にシルビーニョは疲れている。もう1つは2-0とリードしている中で、リスクを犯して無理な攻撃をする必要はなかった。ボランチが前へ飛び出してしまって相手をフリーにしてしまう。そういうリスクを犯す必要がなかった。そういうことは選手たちがゲームの中で感じとらなければいけない。いつ上がっていいのかいつ上がってはいけないのか。それは時間のかかるプロセスですし、こういう試合を経験することでもう少しいい判断が出来るようになれば良いと思う。

<Q.前半非常にアグレッシブでオーバーペース気味の印象があったが、全体のペース配分について教えてください。>

選手にいつも言っていますが、効率的に力をつかうということ。効率的というのは味方がフリーでいるときは簡単にパスしてドリブルをしにいかないということです。ただ、シルビーニョやファビオはドリブルで抜こうとして力を使いすぎてしまう。無駄なエネルギー消費はあったと思います。例えば前のホーム甲府戦では35分位良いプレーが出来た。今日は前半45分良いプレーが出来た。確かにうちのサッカーは運動量を要求します。ただ、うちには何もせずにたくさん点を取る選手はいないということです。よく考えてください。こういう試合を少しずつ長く出来るようになっている。試合をこなしているうちに、長い時間こういうプレーが出来るようになっていく。すると常に勝つチャンスが増えていく。今日の山形のように、ある時間帯だけものすごく頑張って、そういう戦いをしていると先への希望がみえてこない。サッカーの本質というのはボールを動かしてプレーをするということ。ボールを動かす中でチャンスを作って点を取るということ。ただサッカーは前後半あるわけですから、前半だけではだめ。今はチームが発展しているプロセスですから、今後の成長の具合がJ1へ復帰するのに十分かどうかそれは別問題です。




第28節 水戸ホーリーホック戦 1-1  8月14日(土) (仙台スタジアム)

【ベルデニック監督記者会見】

-総評
試合前に誰かが「今日の試合は1-1で終わる」と言ったら、「そんなことはありえない」と答えただろう。ただ、私がサッカーを仕事にしてから30年以上経つが、サッカーではあらゆることが起こるということもわかっている。

サッカーでは、負けた後、あるいは引き分けた後にいろいろな落胆のレベルがある。今日の結果は非常に残念だが、山形戦よりは落胆の度合いは低い。山形戦では、前半非常にいいプレーをして、全てが上手くいってリードしていて、それでも勝てなかった。

今日の試合は、サッカーで起こり得る特別な試合の1つだった。チームとして、精神的にも肉体的にも機能しなかった。ここ5試合は非常に高いモチベーションで戦ってきた。ただ私自身は、いつ調子が落ちるかということも考えていた。それが今日起きたということだ。

後半は若干良くなったが、それでも本来の確実なパス回しもなかったし、突破も、意外性のあるプレーもなかった。そういう意味では、今日は出来が良くなかったと思う。相手チームが守備的にくることはわかっていた。全員が下がって、アグレッシブにプレッシャーをかけ、相手に自由にプレーをさせない。その中でカウンターをしかけてくる。

今日は2つのミスがあった。1つはボールの動きが遅すぎたということ。もう1つは前方へのボールが少なすぎたということ。相手が下がったとしても、ボールが速く動けば、相手はボールほどには速く動けない。だが、今日はボール回しの中でミスが多くて簡単にボールを失ってしまった。

また、サイドチェンジが遅く、サイドのスペースを使えなかった。一番の問題は、フォワードの動きが足りなかったことだ。フォワードに縦パスが入った時に、3人ぐらいがサポートに入って、リターンを受けてフリーでボールを持つ、そういう状況を全く作れなかった。フォワードがボールをもらっても誰もいないので、ドリブルするしかなかった。今日のシステムでは、財前選手と梁選手が前に行くことができなかった。相手のサイドハーフをマークしなければならなかったから。

気が付いた方もいるかもしれないが、後半システムを3-3-3-1に変更した。佐藤選手と財前選手をサイドに置き、1トップでトップ下を置く。その後ろに3人の中盤の選手がいるという形だ。これによって、サイドに対するプレッシャーが良くなり、2人でしっかりプレッシャーをかけることができた。そうすることで、佐藤選手と財前選手が相手サイドでプレーすることができるようになった。そこからチャンスらしきものも生まれた。45分を通して3-3-3-1をやったのは今日が始めてだ。4-4-2の相手に対する1つの選択肢ではあると思う。

一番大事なことは、選手達の精神状態だ。今日は本来の調子ではなかった。今日のプレーが良くなかったことに対して言い訳はできないが、彼らが何故そうなったかは理解している。サポーターが不満を持つのは当然だと思う。今日言えることはそれだけだ。

-前半、特にパススピードが足りなかったが、今後どういうやり方で改善していくか?
いままでやってきたのと同じトレーニングの中で改善していく。今日、一番残念だったのは、点を取るためにボールキープするのではなく、ボールキープのためのキープになってしまったこと。山形戦の前半と今日の前半を比べたら、とても同じチームとは思えなかった。ただ、選手達は機械ではないから、毎試合100%のプレーをすることはできない。選手達にとっても、山形戦はショッキングな試合だった。100%の力を出して勝てなかったから、精神的なショックが残っていた。そういう意味では、今日は非常に危険な試合だったと思う。




第29節 アビスパ福岡戦 0-1  8月21日(土) (東平尾公園博多の森球技場)

【ベルデニック監督記者会見】

<本日の試合のコメントを>

 今日のプレー、今日の結果にはがっかりしています。負けであってもいつものプレーができずに負けたというのは問題があると思います。これまでのうちの強さはチームとしてボールを動かしながら攻めていく。その中でしっかり動いてチャンスを作っていく。そこから点を取っていきました。ただ、今日の試合ではそういうのが少なすぎた。特に後半です。中原が前半2回決定的なチャンスがありました。前半2-0で折り返してもおかしくなかった。ただ、チャンスのたびに点が入るわけではない。後半に向けてはいつも通りのサッカーをしようということを言いましたが、そういう部分が少なかった。その中で相手が非常にアグレッシブにプレッシャーをかけてきた。相手がやるような長いボールを入れてセカンドボールを拾う、そういう戦い方に合わせてしまった。そうすると相手のほうが強かった。ボールをキープして攻めていくのではなく、なるべく早くゴール前に長いボールを入れてそこのセカンドボールを拾って戦うやり方になりましたので、そういうボールをとられることも多かった。前半はうちが3-3-3-1にシステムを変えたこともあり、相手も混乱してチャンスを作ることができました。ただ後半はうまくいかなかった。サイドを突破することもできなかったし、センタリングも少なかった。一言で言えば後半内容はよくなかった。問題は、山形戦では非常に良いプレーをしたのですが、それ以降水戸戦、今日と良いプレーができなかった。サッカーというのは戦うだけではなく、その上で良いプレーをしなければならない。戦うだけでは充分ではないということです。今の問題というのは、いつまた今までできていたプレーができるようになるかということです。


<Q.初めて頭から3-3-3-1で戦いましたが狙いは?>
 1つは、サイドを突破してセンタリングを多く上げることです。サイドに2人いるのでそこで攻撃を組み立てるということ。もう1つは、逆に相手の攻撃になった時、相手のサイドバックが上がってくるので、そこを抑えるということです。相手は、古賀が2回くらい良いボールを上げたくらいで、他は特に突破はできなかったですし、うちも何本かセンタリングは上がりましたが、後半はうまくいかなかった。うちがセンタリングを狙ったのは、相手の最終ラインが、センタリングに対する守備に不安があると判断したからです。 センタリングからの失点も多い。しかし、トレーニングでするのと試合でするのは別物だということです。


<Q.前半の25分くらいは3-3-3-1が横に広がり効果的に機能していましたが、その割にはクロスの本数が少ないという印象がありましたが>
  1つの問題は前のサイドの選手が広がりすぎたということ。例えば中に絞って後ろから上がるスペースを空ける。そういう動きが少なかった。佐藤、財前が広がりすぎて後ろが上がるスペースが無かったということもあります。


<Q.次節以降は、このシステムを熟成させていくのでしょうか?>
 おそらくまた3-4-3に戻すでしょう。そのシステムのほうが良いプレーができると思います。ゲームの流れを変えるという意味で3-3-3-1は使っていきます。


<Q.後半頭に萬代、その後ファビオを投入しましたが、非常にポジション取りが流動的であったがそれは監督の狙い通りか?>
 ハーフタイムにもっとポジションチェンジをするようにと指示をしました。


第30節 湘南ベルマーレ戦 4-1  8月25日(水) (仙台スタジアム)

【ベルデニック監督記者会見】

-総評
4-1で勝ったのであれば、それについて批判したり、不満を持ってはいけないという人もいるかもしれない。大差での勝利だったし、勝ったことには満足している。しかし、プレーの内容については、非常に満足できる部分と満足できない部分があった。


前半はしっかりボールをキープして、相手を崩してチャンスを作ろうとしたが、決定的なチャンスは作れなかった。相手が非常に下がっている時にディフェンスラインの裏にボールを出す、あるいはサイドからセンタリングを上げるということができず、同じような問題を繰り返してしまった。1点目のPKはラッキーだったと思う。人によっては笛を吹かないかもしれないファウルだった。

1-0になって相手も前がかりになり、また退場者が出たことで、後半は全く違った試合になった。ボールも持てたし、スルーパスを出すスペースもあった、センタリングの可能性も増えてきた。2-0、3-0となってベガルタの選手はより自信を深め、逆に相手は自信をなくしていった。

しかし、そこで問題が起きた。これが今日の試合で満足できなかった部分だ。このチームは成熟しておらず、リードしている時に必要なプレーができないことを証明してしまった。1人多く、3-0でリードしている状況では、全くリスクを冒す必要はない。ハーフタイムの1-0の時点でも「リスクを冒してボールを取られてカウンターを受けることは避けよう」と言ったのだが。

今日は、特にセドロスキー選手に問題があった。自分達が点を取ることばかり考えて、ゴールを守ることを忘れてしまった。彼はディフェンスの選手であって、失点しないことを第一に考えなければいけない。点を取るのは他の選手に任せればいい。彼はまず点を取られないように、それを防ぐことを考えなければいけない。

熊谷選手にも同じようなことが言える。失点にこそ結びつかなかったが、上がりすぎて後ろを見ていないことがあった。彼ほどの経験のある選手がそういうことではいけない。セドロスキー選手もそうだが、経験のある選手は3-0でリードしている時に何をすべきかをしっかり理解していなくてはいけない。

3-3にされるのではないかと心配だった。これはチームの経験不足から来るもので、まだ時間が必要だということだ。確かに非常にいいプレーをした時間帯もあった。ボールをしっかり動かしてチャンスを作り、シュートを打つことができた。見ていて楽しい試合だったのではないかと思う。これからもこういう試合を増やしていきたい。ここ最近はなかなか勝てなかったので、今日の試合は非常に大きな意味を持つと思う。

-ファビオ・ヌネス選手を前半で替えた理由は?
理由は簡単だ。彼はなかなかチャンスに絡むことができず、得点への意欲が感じられなかった。彼とはいろいろ話し合って、どういうプレーをして欲しいか伝えたが、今日はまだ不十分だった。中原選手の方が相手にとってより脅威だったと思う。もちろん、相手が前半と比べて疲れていて、良くなかったということもあるが。スペースに飛び出してボールをもらう、あるいは空中戦のできる選手が必要だった。スピードがあってシュート力のある選手が。

-中原選手についての評価は?
今日のプレーについては満足している。確かに、チャンスに顔を出すもののなかなか決められないもの事実だが、前回のプレーよりは良くなっている。フォワードはチャンスに絡めなければフォワードとは言えない。

-ファビオ・ヌネス選手は今後どう使っていくか?
これからも使っていく。使い方としては、例えばボールキープが必要な時だ。ただ、前線に飛び出していってチャンスに顔を出したり、ヘディングシュートを打ったりといったことには使えないのではないかと思う。例えば、彼の近くにそのようなフォワードがいる時にボールをキープするという使い方はできると思う。もちろん、相手がボールを受けさせてくれればの話だが。

もしかしたら、オフェンシブ・ハーフとして使えるかもしれないが、そのためにはディフェンスと運動量が必要だ。今はまず結果を第一に考えなければいけない。必要に応じて使う。

-今後、今日の試合や水戸戦のように、相手が守備を固めてくる試合が予想されるが、そのことへの対策は?
空中戦なしで打開することは難しいと思う。ボールを早く動かし、サイドにスペースを作ってセンタリングを上げて空中戦を挑む。そこからセカンドボールを狙う。あるいは、ゴール前でボールを動かしながらスルーパスを狙うといったことも考えられるが、湘南にしても水戸にしてもそういうことをやらせてくれなかった。そういう意味では空中戦が必要だと思う。背の高い選手がゴール前に入っていくことで、相手の選手が1人、2人と引っ張られる。そうすると、他の選手がもっとボールをもらうことができる。

-空中戦の役目は、中原選手や萬代選手に期待しているのか?
そういうことだ。以前は下位チームもベガルタに勝てると思って前に来ていたが、最近では警戒して引いてくるチームが多い。そういう中で、ベガルタが相手を崩しきれていないということは、他のチームもわかっていると思う。



それは、生で見た奇跡2

 生で見て読むと分かることがある。その二つ目。







第11節 水戸ホーリーホック戦 4-1  5月9日(日) (仙台スタジアム)


【ベルデニック監督記者会見】

今日は、チームが示した成長と結果の両方に満足できるゲームだった。

 ミスがまったくなかったわけではないし、サッカーというのは決して満足してはいけないものだ。しかし、これがまずかったと指摘しなければならないようなプレーはなかった。今日は選手をほめることができると思う。


 今は試合続きで、十分なトレーニングができているとは言えない。その中でも、ボールを動かしながら点を取る練習をしてきたが、今日はそれができた。ボールを速く動かすことから点を取れたし、セットプレーから点が取れたのもそのためだ。


 ただ、相手の最終ラインが高かったので、本当はもっとそのウラに入りたかった。大柴、佐藤、財前がチャンスをつかんだが、得点することはできなかった。これができるようになれば、もっと点が取れるようになるはずだ。


 守備は安定してきた。アグレッシブに行くことができ、マークもしっかりしてきた。チームの成長を実感している。特にボールを動かすという点で、全体に前節の山形戦よりもいいプレーができていた。


(今日で他チームと一通りあたったが、第1クールの感想を)

 J1から降格し、1年での復帰を目指しているチームとして、第1クールの結果は満足できるものではない。


 ただクラブの状況を見れば、新しい選手が多く入ってきて、その力を見極めるのに時間がかかってしまったということはある。それを考えれば、するべきことはできたと言うこともできる。


 J2に降格した時、ベストプレーヤーたちはチームを去っていった。代わって移籍してきた選手たちは、前のチームでレギュラーだったわけではなかった。こうした状況で強いチームを作ることは、すぐにできることではない。


 ただ、第1クールで基礎作りはできた。これから、さらに強いチームにしていくことができると思う。われわれはまだチーム作りのプロセスにあるが、選手を信用してここまでやってきたことは間違っていなかった。それに、チームには若い選手、まだまだ伸びる選手がたくさんいる。


 これからはチームとしての強さを作っていきたい。全ての選手が、ボールを持ったら速く動き、ボールを持っていない時も規律正しくプレーするようにならなければならない。



(開幕当初と比べてよくなった点は)

 選手たちが恐怖心を克服したことがもっとも大きい。


 これからは、よりプレーの連携を高めていかなければならない。個人の力ではなく、チームの力で点を取るようにしていく。今日はそれができたから、いろいろな選手が得点することができた。



(ガスパル選手は今日2得点と活躍したし、守備も成長したのではないか)


 彼は成長した。


 開幕時、チームの一番の問題点は最終ラインだった。来日したばかりの外国人ということで、最初はプレーが不安定だった。彼はリーダータイプではないし、テクニックがある選手でもない。ただ、シンプルにプレーすればいいプレーができる選手だ。慣れることによってそれができるようになってきた。



(今日は3トップが前に張り付く形になっていたのでは?)


 私の指示ではない。


 1人が前、2人が後ろという形の方が、パス交換をするなどしながら攻めるのには効果的だ。3人とも前に出てしまっていたのはミスということなる。



(福岡戦以降、DFがマンツーマンからゾーンをベースにしたものに変わったが)


 開幕当初はゾーンで守っていたが、マークの秩序がなく、混乱から失点してしまっていた。選手たちはゾーンの正しいイメージを持つことができていなかった。ゾーンというのはエリアに対する責任はあっても相手選手に対する責任はない、という誤解があった。そして1対1に弱かった。2列目からの飛び出しにも対応できず、失点を重ねてしまった。


 この問題を解決するべく、相手の2トップ、攻撃に対し、まずマンツーマンで守ってマークを確認した。札幌戦で、マークがしっかりできるようになった。そこでゾーンに移行し、相手が遠いときはマークの受け渡しをし、近いときはついていく、ということをしっかりと行うようにした。


 今はゾーンにマンツーマンを加えて守備をしている。マークの受け渡しも重要だが、相手にしっかりつくことも大切にしなければならない。1対1の競り合いは重要であり、もっと勝てるようにならなければならない。







(大柴選手の評価を)

 彼は副キャプテンであり、経験も豊富で他の選手たちにも信頼されている。彼はチームの中で重要な役割を持っている。


 序盤は調子が良くなかったが、徐々に調子を上げ、今は私がジェフ時代に知っていた、いい時の大柴になっている。彼は運動量が多く、しかも意味のある動きができる。ボールをコントロールし、的確なパスを出し、攻撃はもちろん、守備にも活躍してくれる。チームにとって非常に大事な選手であり、結果がはっきりしないうちに交替させるようなことはできない選手だ。



第12節 大宮アルディージャ戦 2-1  5月15日(土) (仙台スタジアム)

【ベルデニック監督記者会見】

 今日の試合は見ている人にとっては面白かったと思う。チャンスが多く、得点も入ったダイナミックなゲームだった。両チームともに100%の力を出した結果だ。こうした試合に勝ったことには満足しなければならないだろう。この試合で、リスクを冒してでも攻めに行く価値があるということが分かった。

 前半は良くなかった。前の試合には勝ったが、勝った後ではこういう余力を残したようなプレーをしてしまうことがある。選手たちには注意したのだが、やはりそういうプレーが出てしまった。


 バレーには何度もチャンスを作られ、得点されてしまった。彼が優れているからだけではなく、こちらがいいマークをできなかったからだ。注意はしていたが、カバーに問題があった。これが今日の一番の問題点だった。
 後半は、より前でプレッシャーをかけることができた。菅井と財前には、思い切って前に出てプレーするように言った。カウンターで失点しないよう注意したが、それでも何度かチャンスを作られてしまった。
 サッカーでは攻めて勝つこともあるが、負けることもある。しかし今日の試合は、チームにとって精神的にも大きな意味のある勝利だった。プレーにはまだ問題がある。しかしチーム、選手ともに成長していることを実感できた。
 ただし大宮は質の高い選手が多く、ミスをするとやられてしまうということだけは言っておかなければならない。



(菅井にはどのような指示をして送り出したのか)


 最前線まで飛び出せと言った。積極的なパスやドリブルで相手の最終ラインを押し込み、クロスに合わせろと指示した。そして、その通り得点を生む形を作ることができた。今日の20分間はいいプレーをしたと評価している。



(第2クールをいい形でスタートすることができたが)


 第1クールは、まだチームが出来ていなかった。今もまだ連携が高まったとは言えないが、基礎はできたという手ごたえを感じている。



第13節 ヴァンフォーレ甲府戦 2-2  5月19日(水) (小瀬陸上競技場)

【ベルデニック監督記者会見】

今日の試合は、前後半で違う試合だったと思います。前半はダイナミックさも欠けたし、クオリティも高くなかった。両チームともあまりチャンスが作れなかった。後半は、よりクオリティの高いプレーになったと思います。その中で相手が2点取った。うちも0-2の状態から選手がもう一度がんばって2-2に追いつくことができた。うちにとっては、選手が厳しい状況から盛り返したということは非常に重要なことだと思います。ただ、私としては0-2になってからのプレーを最初からしてほしいと思いました。そういう意味では、うちのチームはプレーのクオリティという面では難があったと思います。

しっかりボールをつないでチャンスを作れた時間もありましたし、技術的なミスが非常に多い時間帯もありました。その辺りにこのチームの成熟度の低さが表れていると思います。まだ、チームが発展途上だということです。一番の問題は、中盤とFWのところのタイミング。ここでうまく連携をとってチャンスを作っていくことです。もう一つは、相手の一番危険なところをわかっていたのに、まさにそのサイドからやられてしまったことです。何回かはうまく抑えることができましたが、相手にとっては2回サイドで完全にフリーになるだけで十分だった。その中で与えてはいけない点を与えてしまった。0-2から追いついたということはうちにとっては良いことだと思います。勿論、勝ち点1だから非常に喜べる結果だとは言えませんが、満足しないといけないし、一歩ずつ前に進んで行きたいと思います。シルビーニョの欠場も響いたと思います。ボールもキープできて意外性のあるプレーもできる、トップに良いパスが出せる、そういう選手がいなかったということです。ただ、チームの成長はクオリティの部分にも出ていると思います。



<Q.前半両サイドが押し込まれていて、あまりベガルタ側のサイドが押しあがらなかったがそれは意図的なものなのか?>



意図的なものではありません。サイドの選手には常に前でプレーするように言ってますが、必要ないときにも下がりすぎてしまう。そうなってしまうと攻撃に上がっていけない。確かに相手の攻撃的な中盤の選手をマークしないといけない。今日の試合は相手の中盤の選手が非常に高いところにポジションを取っていたのでそれが難しい面もありました。



<Q.後半になってクオリティが良くなったとのことだったが、具体的にどこがよくなったのか?>



ボールがより早くかつ確実に動かせた。その中でサイドチェンジをしてセンタリングをたくさん入れたり、0-2になってから2、3回決定的と言ってもいいチャンスを作れたと思います。点は取れませんでしたけど。もう一つはボランチの選手が飛び出していってペナルティエリアの近くまで出て行ってプレーするというところです。



<Q.チームの成長が見られるということだが具体的にどういうところか?>


一つ目は、攻守のバランスが良くなってきたこと。選手たちも攻撃をするだけ、守備をするだけでは駄目だということを理解してくれた。全員がボールを取られた瞬間に守備に協力する、そういう準備ができている。その上でボールを取ったときにはなるべく早くFWに預けていくこと。FWにボールを預けるためにはボールを動かしながら、FWと中盤でタイミングをあわせながらパスをすることが考えられますが、今そこに一番の問題があります。技術的な問題もあります。正確にボールをキープできない、パスができないというところ。ただ、シーズン序盤のような混乱した状態ではない。どうやって守ったらいいか、どうやって攻めたらいいかわからない、そういう状態ではなく、ある程度攻守にわたって何をすべきかということがはっきりしている。より組織的なプレーになっているし、チームでの秩序というのもしっかり生まれてきている。ただ、まだミスは多いです。




第14節 サガン鳥栖戦 3-1  5月22日(土) (仙台スタジアム)

【ベルデニック監督記者会見】


今日の試合は、サッカーは予測ができない、何が起こるかわからないスポーツだということを証明したと思う。だからこそ、面白いとも言える。


今日のようにチャンスを作って点を取ることのできない試合というのは、負けることがあるし、ヨーロッパではそういう展開が多いと思う。私の経験でも、こういう試合は負けることが多かった。



前半はいいプレーができた。選手はよく動いたし、チャンスも作ることができた。しかし、最後の集中力や、もう一本パスを入れてチャンスを作るといった工夫ができなかった。セットプレーからミスも絡んで失点してしまった。そういう失点というのは、相手の気分を盛り上げ、自信を与えてしまう。その後、相手は守ってカウンターを狙うようになった。



相手が引いた状態というのは、サッカーでは一番難しい状況なので、パスをつないで突破していくのは非常に難しい。後半は、その意味でプレーの効率が良くなかった。こういう状況では、開いてサイドからセンタリングを上げる、あるいは2列目からシュートを打つといったことが必要だった。



本来であれば、相手が1人少なくなった状況では、ディフェンスの選手もしくは中盤の選手が1人前に出ることが自動的にできなければいけない。ベガルタがどうなったかと言えば、ディフェンス3人と千葉選手の4人で1人の選手をマークしていた。点を取りたいにもかかわらずゴール前には2,3人しかおらず、ディフェンスには3人が揃っていた。



成熟したチームであれば、こういったことは自分達で解決できる。例えばストッパーが攻撃参加してサイドで数的優位を作り、突破していくようなことができるはず。今のベガルタにはそれができなかった。ベンチからの指示もうまく伝わらなかった。



ただ、サッカーでは何とかしようと一生懸命やっているチームに運が転がりこむことが多い。攻撃的に、点を取ろうという気持ちを出してプレーすることで、相手にミスが生まれ、点を取ることができる。



もちろん勝点3を取れたことは満足しているし、総合的な勝点でもチームが少しづつ上にいっている。ただ、ゲームの中では非常に波があり、いいプレーもあれば悪いプレーもある。戦術的な理解度にも問題がある。相手が引いて守っている時、あるいは1人少ない時にどうすればいいかについて、選手達はこの試合から何かを学ばなければならないし、学んでくれるだろう。



-今日の結果で順位が4位、勝率も5割になったが、それについてどう思うか。



まだ序盤の借金を返しただけに過ぎない。ただ、これは成長プロセスの一部だし、これがなければうまく行かないだろう。今日のようなプレーをするには、ホームで京都に5-0でやられる必要もあった。それを理解してもらえるかどうかは別だが。


チームとして成長していることは間違いない。もちろん波はあるが、全体的には上昇のカーブを描いている。


今4位であることは何の意味もない。ここから、いいプレー、より安定したプレーができるようになれば、もっといい結果が望めるだろう。



-先発出場した梁選手の評価について



彼はインテリジェンスがあり、テクニックも優れている。チームがいいプレーをしていれば、一緒にいいプレーができる。そういうタイプの選手。


今日は、だいたい予想していたプレーができていたと思う。前半は、ベストではないが良いプレーをしていた。後半は疲れが見えて、右サイドでの攻撃参加が減ってしまった。右サイドにボールが来た時に、開くのではなくて中に絞ってしまったが、それは戦術的には大きなミスだったと思う。しかし、いいポテンシャルを持っており、チームに貢献できる選手だ。



-シルビーニョ選手の評価について



これまでの数試合に比べれば少し調子が悪かった。ただ、長い間調子を維持するのは難しいので、それは当然のことだろう。


フィジカル的に問題があったようで、動けなかったし、ボールコントロールもうまく行かなかった。普段であればパスで打開できる場面でも、それができなかった。






第15節 川崎フロンターレ戦 1-4  5月29日(土) (等々力陸上競技場)

【ベルデニック監督記者会見】

<本日の試合のコメントを>

今日の敗戦は、順当な結果だったと思います。原因はプレーがあまり良くなかったということです。今日のような相手に対してこれ以上のことはできない、まだそこまでチームが成熟していないということが証明された試合だったと思います。特に頭の中の成熟度ということです。それは、経験だったり、今日のような相手に対してどのようにして戦ったら勝てるか、そういうことです。問題は、それを試合前に何とか解決しようと試みたのですが、それがうまくいかなかった。それは恐怖心があったということです。怖がっている選手というのは本来必要とされる時間帯以外に良いプレーができてくる。例えば、3-0になった時。そういう時に良いプレーができてきます。そのことはうちのチームの中で何回か起きてきています。一番問題があったのは、GK+最終ライン+千葉のところだったと思います。そこで怖がってしっかりマークにつかず、ずるずる下がってしまう。その中で誰がカバーして誰がマークして誰がついていくか、その辺がはっきりしないと相手に自由にプレーされてしまい、立ち上がりから何回もチャンスを作られてしまいました。もし誰か一人許されるとしたら、それは一番若い選手だと思います。小原、萬代は仕方ない面もあるでしょう。中田もJリーグでの経験が少ないという部分では仕方ない面もあるでしょう。その中で、J1、J2での試合経験豊富な選手が怖がってはいけなかった。ガスパルをはじめとした最終ラインでしっかりとマークにつけない、競りにいけない、カバーにいけない、そうなったら試合は負けてしまうということです。相手チームは前に3人非常に良い選手がいます。非常にスピードがあって相手のミスをつくことができる選手です。日本の選手の怖がるという弱点をよくしっている。特にブラジル人選手はそこら辺を良く分かっている。結局そういった形で、やられてしまった。トレーニングをしてきましたし、試合前に指示もしましたが、立ち上がりからそれが集中してできなかったということです。うちの最終ラインのスピードが足りないという面もあります。中盤でもそうです。3-0になってから期待していたようなプレーができてきた。非常にディフェンスもアグレッシブになりましたし、ボールも良く動いた。得点もあげました。また、その後30m位のシュートを決められてしまった。その失点によって最後の力も失ってしまった。そうなればチーム全体がダメになるということです。今日の試合良かった点があるとすれば、そういう厳しい状況の時、誰が戦えて、誰が戦えないかということが見えたことだと思います。後はこの試合のことは忘れてミスを修正し、前向きに戦っていきたいです。川崎は選手の成熟度という面でうちよりもワンランク上のチームでした。フロンターレは、特に苦労せず4点をあげた。そこにクオリティの差が見てとれます。


<Q.前回の対戦で川崎に勝っているのに、選手が怖がってしまったのはなぜでしょうか?>


やはり、相手が首位であるということ。首位のチームとの対戦ということでやはり恐怖心がでてきた。また、アウェーゲームということ。やはり、(今は)選手の人間性を高めていくプロセスですし、そういったことをここからまた学んでいかなければならない。ただ、年齢が高くてもずっと怖がってプレーしてきた選手というのは変えていかなければならない。外から見てれば開始3分で怖がっている、いつ点がとられるかわからない。そういうことがわかります。とにかくミスをしないようにずるずる下がるだけになってしまった。そうではなく、しっかりマークについて誰が誰を見て、どういうプレーをしているのかはっきり周りの選手が気づかないといけなかった。ただ、例えばベンチから何を言えばいいのか。選手が恐怖心をなくすために何を言えばいいのか。それはやはりプロセスですから、成熟するのを待たなければいけない。あるいは変えていかなければならない。メンバーも少しずつ変えてますし、また違う選手にチャンスが回るかもしれません。これまで、ずっと同じメンバーで戦ってきましたが、何人かの選手は強い相手だと難しいことがわかりました。あるいはスピードがあってよく走れても技術的に問題のあった選手もいました。また少し変えていろんなコンビネーションを試しながらチームを作り上げていかなければならないと思います。試合を通してチームというのは作り上げられていきます。


<Q.前回は、ある程度メンバーを固定して連携を高めていくと言ってたが、そのことは撤回ということか?>


そういうことではないです。大幅に変えるということではない。その中で要所はわかっている。例えば、千葉はスピードがない。そうであれば菅井を使う。そういうことです。例えば、右サイドは良く動くけど、技術的にミスがあると判断した場合には、そこに梁を使う。ただ、これらはあくまでも例ですから、こうするということではありません。シルビーニョの怪我もありますし、その代わりをまず見つけないといけない。


<Q.試合前は、相手よりアグレッシブに先手先手でいきたいと言っていたが、選手の恐怖心が問題で監督のゲームプランができなかったということでしょうか?>


私が説明すればそうなります。私の知っている範囲、私の知っている日本人選手の経験から言えるとすれば、私はそのように判断しました。ただ、それは京都戦の時に見られた恐怖心とは違います。あの頃はまだ自分たちの力に自信が持てなくて怖がっていた。今はある程度勝ち続けてきた中で、違う種類の恐怖心がでてきてしまった


第16節 コンサドーレ札幌戦 1-1  6月5日(土) (仙台スタジアム)

【ベルデニック監督記者会見】

 この試合に関してはしっかりした準備ができた。何人か怪我をしたり、コンディションの良くない選手がいたので、そこを変えて臨んだ。立ち上がりは悪くなかった。ボールを動かしてチャンスを作って点を取ろうという動きができた。前半で点を取ることができたし、大柴選手は決められなかったが、決定的なチャンスもあった。

ただ、前半の時点で、後半難しい試合になるだろうという印象を受けた。後半も同じようにボールを動かして得点を狙ったが、相手のカウンターが危険だとわかっていたにもかかわらず、カウンターからやられてしまった。


試合の中でのチャンスを決められないと-佐藤選手や中原選手にもチャンスがあったが決められなかった-試合に負ける可能性もある。佐藤選手の問題は、精神的なものだと思う。自分の力を信じて、点が取れると信じてシュートを打たないから決めることができない。この精神的な面をなんとかしないといけない。チャンスに顔を出すだけでなく、決めなくては。中原選手はまだ若いので、あまり多くの要求をするわけにはいかない。


残り10分では、最終ラインで考えられないようなマークやクリアのミスが起こった。私にとっては信じられないようなパニックだった。ただ、選手達は頑張っていたので、それについては何も言うことはない。


点が取れなかったのは、チームとしてのプレーの問題ではなく、個人のレベルで力が発揮しきれなかったのが問題。これはある意味でより大きな問題でもある。チームのプレーに問題があれば、トレーニングで改善していくことができるが、個人の力を上げるというのは非常に難しいからだ。確かに、これまではチームとしてのトレーニングが多く、個人の力を上げるトレーニングはあまり意識してこなかった。なぜなら、チームとしてのプレーが結果を出すために一番大事なことだからだ。


試合のある局面の中で、混乱してしまって自信をなくす選手にはスポーツはできない。そういう問題は、ヨーロッパのサッカー界よりも、日本のサッカー界で見られることではある。文化的なものとも結びついていると思う。

精神的な面を含めた選手のセレクションをしていかないといけない。誰が強いパーソナリティを持っているのか、あるいは誰が90分間集中して戦えるのかを見極めなければならない。


この試合は、あと1点取れれば勝つことができたと思う。ただ、そうなっては問題点は隠されてしまう。問題点を修正して、こういう試合でも勝てるチームを作っていきたい。これまでも残り5分で試合を決めたということがあったが、これはチームの不安定さを示すものだ。そういう状況に陥らない、安定したチームを作っていきたい。そういう意味では、やることはまだまだたくさんある。




-中盤の選手を大きく変えたが、梁選手、石井選手の評価は?


梁選手がどちらかといえば攻撃的、石井選手はどちらかといえば守備的という役割分担はできていた。


もちろん、梁選手がシルビーニョ選手と同じことをするのは今のところは難しい。例えば、意外性のあるプレーやパスなど。ただ、今の時点ではあれ以上のプレーを望むことはできないだろう。石井選手は、攻撃面でもう少しアイディアがあればもっと良くなると思う。


-後半40分から根引選手を前目で使った意図と、その評価は?


センタリングが上がった時に、中央で競り合える選手が欲しかった。限られた時間の中で、やるべきことはしっかりやってくれたと思う。


先ほど言い忘れたが、今日は最終ラインの不安定さが露呈してしまった。特に相手のカウンターに対して、しっかりマークにつくことができなかった。


-札幌の柳下監督は、仙台の前半の運動量が激しかったので、後半ペースダウンすると認識してハーフタイムで指示を与えたという。監督はチームの運動量に関して、ハーフタイムでどのような認識を持っていたのか?


動けなくなるとは思わなかったが、この試合勝てないのではないかといういやな予感はあった。例えば、大柴選手など中心選手のミスが多く、不安定なプレーをしていた。佐藤選手もなかなかチャンスを決められなかった。これは良くない兆候だと思った。


相手のカウンターを2,3回受けて、パニックになったのもそういった兆候のひとつ。相手のカウンターに注意するということはハーフタイムで選手達に伝えたのだが。


-パワープレイのためではなく、例えばガスパル選手に替えて根引選手を投入するということは考えかなったか?


それはない。まだ2,3回しか練習していない選手を、ラスト5分で相手を驚かすというような意図以外で使うことはできない。ただ、今日の最終ラインの出来を見る限りでは、彼の出番はかなり早く来るのではないかと思った。



第17節 京都パープルサンガ戦 2-1  6月12日(土) (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)



【ベルデニック監督記者会見】

今日の試合は、不満の部分よりも満足できる部分の方が多かったです。最終的には、勝負は勝ち負けがありますから勝ったということで一つ満足できる理由になると思います。よいプレーをして相手を崩して点を取って勝ったというのであれば、満足できる要素も多いということです。ただ、ゲームの中で、点を取るためではなく、ただ単にパスをするためにパスをしている、ゲームのためにゲームをしている、そういう時間帯があれば満足できるものではありません。ラスト10分で普段通りのプレーをして相手を崩して2点目を取りにいかずに、逆に後ろにずるずる下がってしまい、後ろで待ってしまって点を取られるのも時間の問題、そういう状況を作ってしまった。そのことに関しては全く満足できません。たしかに選手は疲れてましたし、交代選手も中々タイプ的に合う選手もいなかったということで交代が遅くなりましたが、それも理由の一つだと思います。うちは試合を決めれるような能力の高い個々の選手はいませんが、チームとしてプレーすることでチャンスを作って勝ったということです。皆さんも見たと思いますけど、どういう風にしっかりボールを動かして選手が動いてチャンスを作っているかということです。後はボールをとられたときの守備の秩序を作っていくということです。残念ながらゴール前に高いボールを入れられた時に不安定になってしまいます。最終ライン、GKも含めて不安定になってしまいます。非常に厳しい見方するとそう言えます。ただ、チームとしては成長してますし、前回京都と5-0で負けた試合と比べれば非常に大きく成長していると思います。チームとして

の成長というのが私を含めた監督としての喜びにつながると思います。



<Q.初先発の根引の守備面での評価とリャンの司令塔としての評価を>



根引は守備をしっかりできたと思います。大きなミスは無かったと思います。空中のボール、足元のボールでも1対1で非常に強かったですし、最終ラインに自信を与えた。これは非常に大事なことだと思います。リャンに関しては、非常に良い中盤の選手になる、それだけの素材だと思いますし、成長している途中です。周りが見えている、アイデアを持っているだけではなくて、2列目からも飛び出せますし、シュートも打てる、今日もそういった形で1点取りました。戦力と言えますし、良い選手です。



<Q.具体的に前回の対戦時よりどこが成長しているか?>



両方の試合(前回と今回の京都戦)を見たのであれば、それに気づいていただけたかなと思いますけど(笑)逆に私のほうからお聞きしたいです。このチームどこがよくなってどこが一番伸びたと思われるか。このチームは「プレーする」ことができる。「プレーする」ということがサッカーの本質です。それをサポーターの方もあまり気づいてない、マスコミの方もあまり気がついてもらえない、そうするとサッカーというゲームの正しいイメージが作られていかない。皆さんに対して批判しているわけではありません。サッカーの発展によってゲームの中身が進歩してきている、その進歩というのはしっかりと見ていかなければならない。例えば、うちのチームの特長というのは、しっかりとボールが動くということ。可能であればダイレクトでボールを動かす。ボールを動かしながらFWにボールを入れてく。そういう狙いを持ってボールを動かしている。FWは常に動き続ける。3人が同時に動く。そうすることで相手のマークもずれてくる。あとは、トップにくさびをあてて、2列目がサポートに入る。サイドチェンジもします。そこからセンタリング。例えば、今日の試合ではどういう風にセンタリングをしたらいけないかという例がみれたと思います。それが全てゲームの中身だということです。例えばその上で相手の最終ラインが高いときにはどうやって相手の裏にボールを出していくか。長いボールを蹴るだけではなくボールを動かしながらタイミングを合わせて裏を取っていかなければいけない。例えば、相手が下がっているときは逆に足元にあてて、バックパスからシュートを打ったりすることも必要です。それは、ゲームの中でのいくつかの原則ですけどそういうのは中々みえない。それをずっとトレーニングでやっていく。ボールがないときにはどうするか。どうやってマークすることで相手にチャンスを作らせない、或いは点を取らせないかということを考えないといけない。その上でしっかりと走れないといけない。走れない選手はサッカーができない。そういう風にサッカーというのはいろんな要素が絡んでいるスポーツだということです。チームプレーをしっかりと高めていくことでなるべく偶然の影響を受けないチームを作るということです。誰が試合を決めるかというのは、それは全て状況によるということです。もちろん個々の能力の高い選手を揃えなければならない。そういう意味では少し問題があります。これからは個人の能力を高めていかなければならない。例えば、財前がもっと正確にセンタリングを上げられる様にしなければならない。そういうことです。私は満足していますが、満足していない。ただ、全体としてチームは伸びていっている。そのことについては満足しています。



<Q.2点目のシュートは見ていましたか?2点目の感想を>



見ていないです(笑)2人とも見えてなくて「あらっ」て言いました。(感想について)得点は得点ですし、いろんな形で点は入ります。さっきも言ったようにいろんなことが起こるのがゲームです。別に反スポーツ行為じゃないですしキーパーの明らかなミスです。ただ、彼は19歳の選手ですからあまり厳しくそのことを見てはいけないと思います。例えば、うちでも萬代や中原のように18,19歳の選手がいますが、そういう選手を使っているときというのは信じられないようなミスが起こりうるということは計算しておかなければならないということです。



<Q.サイドをうまく使いピッチ広く攻撃してました。が、監督は崩すという部分に不満があるということでした。サイドにボールを預けてからのラストボールに不満があるのか、そこからの工夫に不満があるのか>



センタリングの質、ボールの強さであったり、或いは中の動き出しと外から上げるタイミング、そういうところに不満は残ります。基本的にはゴール中央正面から攻めていくということ、ゴールに一番近いところで攻めていくということ、そこで駄目だったらサイドを使ってセンタリング、その方が確立は高いと思います。



第18節 横浜FC戦   6月19日(土) (仙台スタジアム)


【ベルデニック監督記者会見】

-総評
試合に勝ったわけだが、勝ち方の良し悪しは測れない。サポーターのため、クラブのためということでは、今日の勝利には満足している。


試合というのはいろいろな角度から分析できる。サポーターの立場、マスコミの立場、そしてコーチング・スタッフの立場。専門家としての見方をするならば、今日の試合には満足していないし、勝ったことにも喜べない。ミスが多すぎた。


今日勝てたのは、運が良かったという他ない。監督の仕事は、偶然の影響をなるべく減らしていくことだ。具体的には、攻撃している時も、守備をしている時も、こちらがゲームをコントロールするということ。今日の試合ではゲームをコントロールすることができず、偶然の影響が非常に大きかった。そういう意味では、ベガルタはまだ成熟していない。このチームは、強い相手に対して2試合続けていいゲームをすることができない。


こういうことがあれば、当然次の試合は怖い。今日のようなプレーでは勝つことはできないだろう。ただ、サッカーというのは大きく内容が変わることがある。次の試合に向けて、一つの勝利が精神的な面で大きな変化をもたらすかもしれない。


この後は、選手達に今日起きたミスについて話をする。今日はミスが多すぎた。さらに言えば、ミスをしてはいけない選手のところでミスが多すぎた。


今日の試合で良かったことがあるとすれば、千葉選手に「点を取って来い」と言って送り出したら点を取ってくれたことだ。私の監督人生の中で、こういうことは2度目だ。一度目はジェフの阿部選手に「ボールをもって、ペナルティ・エリアの中に入って点を取って来い」と言ったら、その通り点を取ってくれた。ナビスコカップの大宮戦のことだった。


逆に言うと「点を取れ」と言わないと、選手達が自分達で上がって点を取りにいかない、試合の状況を感じ取れていないということでもある。結果を出すためには、残り10分の段階ではリスクを冒していかなければいけない。リスクとは、ボールを動かしながら、より攻撃参加の人数を増やしていくということ。例えば、真ん中から上がっていくとか、ストッパーがサイドから上がっていくとか。ベガルタは、まだそれができなかった。今日のプレーの内容、ミスのことは忘れて、山形戦に向けていいプレーをすることを願っている。


本当のことを言うと、萬代選手は替えたかった。今日のような試合は、肉体的にも精神的にも非常に大きなストレスだったと思う。しかし、替えられる選手がいなかったし、相手のセットプレーは高さがあるので、残しておく必要があった。彼はまだ若い選手で、今日のようなストレスは大きすぎたかもしれない。そういう意味では、こういう大きなストレスが今後の成長を妨げてしまうことにならないか心配している。






-こちらが試合をコントロールできなかった、その理由は?


サッカーは非常に複雑なスポーツだ。選手のインテリジェンスや、その日の気分、精神状態が影響する。例えば今行われているヨーロッパ選手権でも、非常に良くないプレーをしているチーム、ゲームをコントロールできていないチームがある。それが何故かを判断することは非常に難しい。


ただ、私が思うには、選手達が京都戦のようないいプレーをしなければいけないというプレッシャーを感じたり、あるいは技術的に問題がある選手がプレッシャーを感じることで、余計ミスが目立ってしまうということだろう。このチームの本来の良さというのは、しっかりボールを動かしてプレーすることだ。ボールを動かしながらサイドチェンジをする、あるいは真ん中から突破していく。ただ、今日はパスを3本つなげることすらできなかった。


横浜は、最終ラインの裏を取ることを狙いやすいチームだった。しかし、おそらく10回ぐらいオフサイドにかかっただろう。前節のベルマーレも10回ぐらいはかかっていたはずだ。そういうことにならないようにトレーニングをしたが、萬代選手は残念ながらオフサイドにかかってしまった。何故なのか。それがストレスということなのだろう。若い選手が試合を決める仕事をするのは難しいことだ。



-原崎選手と村上選手を前半で替えたのは、横浜の大友選手に対応するためか?


横浜の両サイドハーフが速いということはわかっていた。1週間練習してきたが、今日の段階でも村上選手を使うべきか、原崎選手を使うべきかわからなかった。村上選手の方がスピードがあるが、原崎選手の方が考えてプレーをすることができる。ただ、今日の原崎選手には問題があったので替えた。


あと一つ言っておきたいことがある。今日は中田選手がいい意味での驚きを与えてくれた。彼に関しても使うかどうか非常に迷っていたのだが。彼の戦う姿勢、アグレッシブさ、気持ちの強さはチームに大きな貢献をした。今日は、技術的な面でも特に問題を感じなかった。



-山形戦への意気込みを


サッカーは勝つためにやるもの。それ以上、特に言うことはない。


第19節 モンテディオ山形戦 1-1   6月23日(水) (仙台スタジアム)

【ベルデニック監督記者会見】

-総評
今日の試合は引き分け以上の結果は望めないプレーぶりだった。前半はある程度期待していたプレーができたし、チャンスを作って点を取ることもできた。


ただ、相手の方が中盤でアグレッシブだったため、そこでボールを奪われることが多かった。その状況は後半でも変わらなかったし、千葉選手が退場した後はさらにそうだった。相手からの激しいプレッシャーを受けて、パニックになってしまった。


J1に復帰して、安定した戦いをしていけるチームを目指す上では、こういうことではいけない。まだ強い相手との連戦の中でいいプレーをして勝てるほど、このチームは成熟していない。中にはまだ若い選手もいるし、疲れで満足に動けない選手もいる。しかし、替える選手がいない。あるいは、調子の悪い選手を交替させながら使っている状況だ。


今日は最終ラインも良くなかった。マークもしっかりしていなかったし、コミュニケーションも不足していた。失点はセットプレーからだったが、トレーニングして修正していきたい。


佐藤選手には、プロとしては許されない自己中心的なプレーがあった。パスを出さなければいけない時に、自分でシュートを打ってしまった。それは選手が行う中では最もやってはいけないプレーの1つで、点の取れる可能性の高いポジションにいる選手にパスを出さないのは、チームスポーツとしては受け入れることのできないことだ。彼とはこのことについて後で話し合いたいと思う。



第20節 水戸ホーリーホック戦 0-0   6月26日(土) (笠松運動公園陸上競技場)


【ベルデニック監督記者会見】
今日の結果というのは今日のプレーぶりからすると順当な結果だったと思います。前半は水戸のほうが良かったし、後半は仙台のほうが良かった。今日の前半のようなプレーぶりで勝てる試合、に勝てなかったということであれば非常にがっかりしますが、今日はそれほどがっかりしていません。なぜかというと、このチームは今現時点でこれ以上の力を出せないと思うからです。技術的、戦術的なミスもまだまだ多いですし、アイデアを持って縦パスを通して裏のスペースを狙ったり、トップの足元に入れたりしてなんとか崩そうとするアイデアがある時は逆に技術的なミスがあったりしてうまくいかない。パスミスをしたり、正確に落としが出来なかったり、ボールを止め損なったりという技術的なミスである。技術的に問題の無い時は逆に戦術的な問題がある。FWが下がってきたのに裏に出してしまう。そういうことが今日は続いた。足元を狙うことが多すぎて裏を狙うことが少なくなってしまう。どういう形でボールを動かしながらDFの裏を取ってチャンスを作っていくか、というのがサッカーの本質だ。それをもう少し改善して行く為にトレーニングをしていかなければならない。長いボールを蹴ってこぼれ球を狙っていくだけではサッカーにならない。

審判に対しては謝罪しなければならない。非常にアグレッシブに彼に対応してしまった。


日本のサッカーで一つ気づいたことがある。長いボールを蹴ってそこでFWが競ってアグレッシブに取りにいく、そういう時にボールの奪い合いになったらFW側がファウルをしていてもDFのファウルを取られることが多い。ただ、今のJ2でも半分以上のチームがそういうやり方、長いボールを蹴ってこぼれ球をひろって審判が笛を吹いてそこから点を狙っていく。その中で審判がファウルでないのにファウルというふうに判断されると、そういう形で試合に負けることもある。


もし今日シルビーニョがいたとしたら、もっと驚きをもたらすことが出来ただろう。週3試合というスケジュールで運動量が落ちてくる選手もいる。リャンは京都戦とは全く違っていた。ただ彼は大学のリーグから入ってきて、学生のリーグというのはそれほど試合数も多くないし休みも多い。その中でプロの世界に入ってきて、土曜日、水曜日、土曜日と試合をしなければならない。その中でもたないというのは当然のことかもしれない。彼の場合は仕方のないという面もあるかもしれないが、どの選手に対しても待たなければいけない、まだ時間がかかるということです。



それは、生で見た奇跡

生で見たものなので伝えようがないが、何かの自分自身の糧にしたいと思う。




勉強中。

第1節 横浜FC vs 仙台 ベルデニック監督

○ベルデニック監督(仙台)

「今日の試合結果にはがっかりしました。

サッカーには二つの事がある。ひとつはアグレッシブさや気持ちの面や激しさ。もう一つはプレーのクオリティです。うちはその一歩目で躓いてしまった。アグレッシブさや気持ちの面でつまずいてしまった。その中で私たちのチームの力を見せることはできた。何回かいいチャンスを作りゴールをねらえる場面を作ったが、オフサイドになったりGKに防がれてしまったりした。

 この試合に向けて準備してきましたし、相手が誰を警戒しなければらないのかもわかっていました。相手のジェフェルソン、臼井、内田というところはしっかりと警戒していました。セットプレーが危険だということもわかっていた。準備もしてきた。ただしその中で3点セットプレーでやられてしまった。そして1点は流れの中で。

 この試合で現実を見せられた。J1ということではなくもっといいプレーをするということを考えていかなければならない。

 もちろんだからといってJ1にあがる気持ちがないというわけではありません。あまりJ1J1と言っていると選手が簡単に勝てるだろうと思って受け身に回ってしまうということです。相手の一番強いところ。ジェフェルソンと臼井を抑えられなかったということです。その主な原因は、チーム全体がアグレッシブではなかったということ。この試合に関してはこれ以上いうことはありません。
 次の試合に向けてできるだけの準備をするということ。そして気持ちの面、モチベーションを高めていかなければと思います。」


第2節 京都戦 0-5 


【ベルデニック監督記者会見】

 昨年から、これまで経験したことのない大量失点での敗戦が続いている。その原因はどの試合も同じで、戦術的なものと精神的なものの2つがある。
 戦術的には気持ちが前に行き過ぎて前がかりになってしまい、結局相手に広いスペースを与えてしまっている。ボランチも上がりすぎて相手のスピードについていけず、DFにもスピードがなく対応できてない。
 こうして失点を重ねることで、今度は精神的な問題が出ている。
 自信を失い、集中力を欠いたプレーが多くなっている。多くのサポーターの応援に、責任を感じ過ぎて、本来できることも忘れてしまっていた。もちろんこれはサポーターのせいではなく、私たちの問題だ。
 これからはまず守りを固め、0-0のスコアを基本に戦っていく。攻撃は前の3人くらいで行い、少なくとも失点しないよう、負けないように考えてゲームを組み立てる。その上でDFが少し上がれるようになれば、得点機も増えていくだろう。
 個々の選手のプレーについて話すのは意味がない。しかし、初心者のようなミスがあったのは事実だ。今はそれを受け入れる他はない。
 J1への昇格という目標を考えると、今は実につらい気持ちだ。シーズン序盤は結果が出ないかもしれないと言ってきたが、正直ここまでひどい結果は予想していなかった。

(次のゲームからメンバーを変更するか)

 もちろん怪我をした選手、退場になった選手は変えざるをえない。そして長いボールを使って得点を狙うことになるだろう。試合のたびに怪我やカードで選手が減っている厳しい状態だ。理由を考え、解決していかなければならない。



(3バックの中心が途中で渡辺からガスパルに変ったが)


 それも今日の問題点だ。マンツーマンに近い形でマークに行ったが、崔選手に気づかれ逆サイドに逃げられてしまった。結局マークの受け渡しに失敗してフリーにしてしまった。



(3バックからシステムを変更する考えは)


 4-4-2でも6失点したことがあり、それは解決にはならない。問題はシステムではなく選手だと考えている。


(シルビーニョのトップ下、菅井のボランチ、デビューとなった萬代の評価を)


 シルビーニョは予想通り。チャンスによく顔を出してくれた。菅井は横浜FC戦と違い良くなかった。いつ上がるべきなのか、上がるべきでないのかの判断が悪かった。若い選手は急に調子を落とすことがあるから、今は使い続けていく他はない。萬代は前半は良かった。後半は疲れが出て、アグレッシブさを失ってしまった。これも若さゆえに今は仕方がないところがあると考えている。

(フロントに選手の補強は要請しているか)


 FWはマルコスもいるから考えていない。DFについては、日本人を一人欲しいと言ってある。


(サポーターに一言)


 日本一のサポーターを持っているのに今のチームは弱い。もっといいチームを作り上げていかなければならない。



第3節 札幌戦  3月27日(土) (札幌ドーム)

【ベルデニック監督記者会見抜粋】

○今日の感想を?

4-0、5-0ときたなかで、1-0という結果は悪かった訳ではないと思う。横浜戦ではセットプレーから、京都戦では守備の連携の悪さから失点をしたが、それらは修正できてきている。今日は、審判にPKをとられ失点をした。それ以上何も言うことはない。

○攻撃面での課題は?

ゲームに向けて、守備を中心にトレーニングを重ねてきた。攻撃は、FWがシュートを打って点を取ることが理想だが、中盤や二列目の選手もうまく絡んで攻撃していかなければならない。

○急遽DFに入った村上とデビュー戦であった中田の出来は?

村上はすばらしかった。相手に仕事をさせてなかった。嬉しい驚きだった。中田は短い時間の中で惜しみなく動いていた。


第4節 川崎戦 2-1  4月3日(土) (仙台スタジアム)

【ベルデニック監督記者会見】

 当然、負けるよりも勝つ方がずっといい。
 今日勝ったのは、戦術がしっかりしていたし準備ができていたからだ。チームのコンセプト、そして選手の頑張りの勝利だったと思う。
 しかしラッキーもあったしミスもあった。ミスについては次に修正していかなければならない。特にマンツーマンのマークミスだ。
 攻撃ではカウンターからボールをキープして、5人くらいが相手ゴール前に行く形を作り、そしてボールを失ったらすぐに自分のゴール前に戻って守ろうとした。選手たちはこうした戦術の課題をこなしてくれたが、ラッキーもあったことは確かだ。
 今日は勝ったが、安定したプレーをし、安定した結果を出すまでには至っていない。波はこれからもあるだろう。
 ただ今日の勝利で、選手たちは自信をつかんでくれただろう。そのことに大きな意味がある。

 まだやるべきことはたくさんあるが。

(前半と後半でマークの相手を変えたが)

 相手の選手交代に合わせてマークの相手を変えた。FWが変ったので石井をジュニーニョにつけた。
 マークは選手のタイプを見て、相手選手のタイプに合わせてつけている。
 マンツーマンは解決策ではないし古いと考えている。ただ、今のうちにとってはいいやり方だというに過ぎない。




(佐藤寿人選手のゴールについて)


 今日は集中していたし、いいプレーをした。
 ボールを奪い、チャンスを作った。とてもよかったと思う。


(ディフェンスに対する評価を)


 ミスはあったが、規律正しくできた。
 ガスパルはミスが少なかった。ただ、攻撃で危ないパスがあった。


 村上は本来DFではないが、よくやってくれている。
 森川は集中力が欠けてマークが遅れるミスはあったが、よく頑張ったと思う。


 石井は相手トップ下につけた。ジュニーニョに振り切られる場面はあったが、仕方がなかった。


 全体にミスもあり、ラッキーもあったが、よく頑張ったと評価している。


(シュートが少なかったが、次の試合から点を取りに行くためには)

 攻撃参加の人数を増やし、相手ゴール前に人数を出せば得点のチャンスは増えるが、京都戦ではそれで失点した。


 今まで私が率いてきたチームは、守備への戻りが速く、一対一の守りも強かった。しかしベガルタはそこへの成長の過程にある。


 選手たちは理解を深め、6、7人で攻められるようになりたい。


 今は結果を求めているため、試合の見た目はよくないだろう。しかしいいプレーをするにはまだ時間が必要だ。



(今日のコンセプトとは)

 まず、相手にスペースを与えず密集して守る。次に、カウンターで崩せないときはパスを速く回してサイド攻撃を仕掛ける。そしてキーパーもボールを取ったらすぐにプレーを再開してカウンターを狙う、などだ。


 もっとも大切なのはボールを失った瞬間だ。相手のパスをカットし、またカウンターを狙わなければならない。


 しかし相手の最終ラインからFWにボールを入れられ、繰り返しセットプレーをされてしまった。これが守備の問題点だ。


 しかし京都戦に比べれば、だいぶできるようになってきている。チームとして成長しており、少しずつよくなっている。



第5節 鳥栖戦 0-3  4月11日(日) (鳥栖スタジアム)

【ベルデニック監督記者会見】

●今日の試合の感想を

今日のパフォーマンスが今のチームの現状である。いいプレーができないのであれば、今から教えていかなければならない。ただ、それを教えていくには時間がかかる。その中で学んでいくのに時間が必要な選手、学んでいっても上がりにくい選手がいる。選手は100%の力をだしているが、それがまだ充分でない。システムの問題ではなく個人のミスが多すぎる。若い選手は時間が必要だし、以前のクラブでレギュラークラスであり、今ベガルタで試合に出ている選手もどこか臆病になっているようだ。ただ、今のベストのメンバーで戦っているのだから、このメンバーで頑張るしかない。


川崎戦には勝ったが、非常にミスの多い試合だったので不安はあった。個人のミスは多いが、今いるメンバーで戦うしかない。この現実を受け入れ、前向きにやっていきたい。今後の試合ではしっかり守ってカウンター狙いで勝っていきたい。しっかりトレーニングをし、試合の中からチームを作っていくしかない。2.3試合パフォーマンスの良くない選手は変えていかなければならない。

今日はいつもより、ボールを繋いでいこうとした。自陣で守るだけでなく、ボールを取ったときは、5人ぐらいでしっかり前に出て行こうとした。しかし、技術的な問題でパスの2.3本目でとられてしまい、同時に早く戻ることができなかった。そこを鳥栖につかれて、チャンスを作られてしまった。


京都戦と同じような状況であった。ただ、今はマークがはっきりしている分、前よりはましである。ただ、これ以上のプレーをするにはまだ成熟しきれていない。現時点ではJ1は遠いところにあるが、不可能ではないと思う。



○FWがフリーでシュートを打つ場面が多かったが、DFの出来は?



相手が決定的なチャンスを掴んでいるということは、DFはうまく機能しなかったということでしょう。1対1のマークは良くなかった。中盤も良くなかった。相手に簡単に突破されてしまった。1対1でボールをとれなかった。DFの選手は相手がどのような状況でチャンスを作っていったか分析していかなければならない。相手にスペースがなければ、相手もミスをするのでボールを奪えるが相手に広いスペースを与えて1対1になると簡単にやられてしまう。なので、しっかりと下がってまず守る。その中で3.4人でカウンターを仕掛けるしかない。


ボールが奪われたときはしっかりと守備の準備が出来ているようでなければならない。あまりいいやり方ではないが、現状では仕方がない。たしかに、攻撃的にいきたい。ボールをキープして攻めたいが、そのためにはそれなりのクオリティが必要である。勘違いしないでほしいが、私は、このチームを率いているので、選手と同様私にも責任がある。責任逃れをしている訳ではないということを理解してほしい。


前半、FWのところで3回しかボールキープができなかった。毎日のようにトレーニングしているができなかった。



○デビュー戦のリャンと財前と村田の評価を聞きたい



リャンに関しては良いプレーが出来る選手だということが分かった。アイデアもあるしボールもキープできるしパスもだせる。チャンスにも顔を出した。ただ、まだフィジカルが弱い。上がって下がっての動きがまだまだである。ただ、彼がいればよいサッカーができるであろう、そういう人材であった。慌ててプレーしないし、敵ではなくちゃんと味方にパスをだせる。財前は、トップ下として良いプレーもあったが、精神的に波がある。90分間集中してプレーができない。(後半の)トップ下では良いプレーがあったが、(前半の)右サイドではフロンターレ戦より悪かった。村田は、出場時間が短かったので判断が難しい。特別に印象に残るプレーはまだなかった。



○FWに対する縦パスを失う場面が多かったが、その改善策として明確な強さを持ったポストプレーヤーを入れるか、もしくはパスの出すタイミング、受け手のタイミングの精度をあげていけばよいのか、どちらなのでしょうか?



両方である。選手個々の能力の問題、チーム全体のチームの成熟度、両方の問題である。FWだけの問題ではないし、でているパスの精度も悪かった。そういうことを学びながらチームを成熟させていくのは、サッカーで一番難しい部分である。準備はたくさんやってきたが現状はこういう状態である。




第6節 大宮戦 1-3  4月17日(土) (さいたま市大宮公園サッカー場)

【ベルデニック監督記者会見】

● 本日の試合のコメントを

これだけ負けがこんでいるのは、もはや偶然ではないですし、これがうちの現状です。クオリティの問題です。一言で言うとうちのチームに力がないということです。そういう意味ではあまりがっかりはしていません。うちのチームは100%の力を出したと思います。残念なのはこういう状態で戦っていかなければならないことです。

● 2点目、3点目の失点は交代直後の失点でしたが、集中力という面での問題はありますか?

失点の場面についてはしっかりとビデオで見直していかなければなりません。誰がマークについていたかという部分も。交代による集中力の欠如というよりは、全体的に選手に集中力が欠けることがありました。1点目の失点についてはマークすべき選手がついていなかった。2点目、3点目も同じです。これからはミスの多い選手は変えていかなければならないですし、他の選手にチャンスを与えていきたいです。残念ながら今すぐに結果を出せるチームではないですし、いいチームを作るために、試行錯誤している状態です。本当にサポーターには申し訳ないです。最後まで我慢強く応援してくれて本当に感謝しています。彼らにはもっと強いチームが相応しいと思います。

● 攻撃面の課題は?

今日は鳥栖戦と比べればチャンスは多かったと思います。前半、1点ないしは2点取れるチャンスはありました。攻撃に関してはボールを動かしながらキープして相手を崩していく、タイミング狙って裏をとっていく、状況によってはカウンターとういこともあるでしょう。けど、後はクオリティの問題です。カウンターもしくはボールをキープして攻撃といってもパスができなければ攻撃はできません。テクニックというのは14歳位の選手が学ぶものであって25歳位の選手が学ぶものではありません。戦術の話をするためには技術的にそれができる力がないといけないです。可能なのは長いボールを蹴って後ろで待つだけです。

● 他のJ2チームと比べて仙台は技術的に劣っていますか?

先ほどはどういった問題があるのかということでテクニックの問題といいましたが、今日の大宮の前半を見ても、うちよりそんなに技術があったかというとそうではないと思います。大宮の選手もミスをしましたし、1度大宮の選手のパスミスから3対2という状況を作りながらそこで点を取れなかったということです。相手の最終ラインは良かった。うちの最終ラインはメンバーを入れ替えながら試していますが、なかなか解決できない。菅井選手も間違いなく良い選手になりますが、若い選手なので今チームを救うことはできない。J1に早く戻るというのであればもっと良いチームを作っておかなければならなかったが、今の状態が現実ということです。ただ、それが今一番の目標でなくしっかりとしたチームを作ろうというのであれば、それの途中であるということです。そういう風に私は考えてます。

● 次の試合までの1週間、何かテクニック面でのトレーニングは行いますか?

毎日少しずつウォーミングアップの所でテクニック面でのトレーニングはしています。ただ、テクニックというものは時間の掛かるものですし、テクニックを伸ばすには、思春期までが最適です。16歳から18歳までが新しいテクニックを学ぶという段階で、後はそのレベルを保っていく、または少しずつクオリティを高めていくことになります。今この状態でテクニックの訓練を一から始めるとなると、結果が出るまで非常に時間がかかります。ポジションごとに要求されるテクニックが違いますからそれをみながら今選手を配置しています。結局はクオリティの問題です。それだけのクオリティが無いということです。私が自分のチームに対してこういうことをいうのは良くないと思います。選手も見ていますし。ただ、何かは言わなければならないです。私は自分の責任から全く逃れるつもりはありませんし、私はベガルタ仙台の監督であり、6試合終わって1勝して17失点したチームの監督です。いろんなチームをトレーニングしてきましたが、ここまで難しい状態は初めてです。

● 原崎選手が負傷しましたが、状態はいかがですか?

ちょっと目の上を切った状態ですが大丈夫であってほしいです。次の試合出られるなら出てほしいと思います。今日の出来は悪くなかったと思います。攻撃参加に物足りない面はありましたが。

● 途中出場した西谷選手の評価を

15分の出場の中でボールを持ったら何かをしてくれそうな可能性をみせてくれました。ただ、彼の問題はボールを取られた後に守備に中々戻れない。また、攻守両面で安定したプレーを見せてくれる必要があります。ただ、15分では難しかったと思います。

● 監督は早い時期にDFの補強をフロントに訴えていましたが、補強の進まないフロントに対して何かおっしゃりたいことはありますか?

それはクラブの方に十分理解してもらっていると思いますし、当然努力もしてもらっているともいます。ただ、リーグ戦が始まったばかりでどのクラブも選手を放さないのが現状です。



第7節 ヴァンフォーレ甲府戦 4月24日(土) (仙台スタジアム)

【ベルデニック監督記者会見】

 今日の試合でどれだけのチャンスが作れたかと考えれば、順当な結果と言わなければならない。ただ、負けはしたが、プレーの質は良くなりつつあり、希望の持てる内容だった。
 私たちは今、2つの敵と戦っている。1つ目が恐怖心であり、2つ目が相手チームだ。1番目の敵が大きければ大きいほど、2番目の敵も大きくなる。
 勇気を持って戦うためには、勝って恐怖心を克服する他はない。今は恐怖心のために、本来の力よりもミスが多くなっている状態だ。

 相手にリードされてから気持ちが落ち着き出し、やっといいプレーができるようになる状態だが、それでは手遅れになっている。
 心理的な問題が大きい。一度負け出すと負けが続き、一度勝てば勝っていけるようになるというのはよくあることだ。
 われわれは、さらにチーム作りを進めていかなければならない。ただ、ポジションを変えるなどして手を加える必要はあるが、方向性は誤っていないと思う。そのためのポイントは高くつく。しかし少しずつ力をつけ、チームを作っていくにはそれしかない。


 個人のミスは、以前よりも減っている。


 バロンのヘディングを抑えなければならないのは分かっていた。また、その周囲の選手の飛び込みにもついていかなければならないと思っていた。


 数馬がマークし、ほとんどついていけていたが、大事なところで競り負け、失点してしまった。


 マルコスについては、コンディション的にまだだと分かっていたが、チーム状況を考えて出場させた。マルコスがいる間は、経由してのチャンスも作れたし、相手も警戒していたと思う。


 萬代は鳥栖戦に出場した時ミスもあったし、疲れてもいたので休ませていた。今日はいい動きをし、得点もしたので、これからも少しずつ使っていこうと考えている。

 今日は悪い日だった。しかし全てが悪かったわけではない。チームが力をつけつつあることが感じられて、そのことには満足している。

(途中退場したマルコスの今の状態と、次節以降での使い方について)


 ケガの状態についてはまだ分からない。古いケガなのか新しいケガなのかも。


 コンディションが悪く、練習不足の状態で試合に出場していては悪循環が続くだろうということだけは言える。



第8節 アビスパ福岡戦 4月29日(木) (博多の森球技場)

【ベルデニック監督記者会見】

<試合を振り返って>

今日の試合は非常にエキサイティングな試合だったと思います。
今日の試合は勝ったということは、うちにとって非常に大きな意味を持つわけですが、特に相手がリードした中で、そこからカウンターを中心に3点を取れたと言う事、それが大きな意味を持つと思います。この試合に関していえば、精神的な面それから戦術的な面でもしっかりと準備できたと思います。精神的な面ということでは、選手にも今チームのこの状況は厳しい中にあるということ、その中で強いパーソナリティーを持った選手がいなければ、この状況からは抜け出せないと言う事を話しをしました。


問題、困難と言うのは逃げるのではなく解決していかなければいけないということを話しました。選手はそのことを良く理解してくれたと思います。戦術的な意味で言えば、相手チームのやり方というのをしっかり、よく分析してその上で例えば相手が前掛かりになってきた時にこちらがボールを取ったら相手の守備の返りが遅い所でカウンターをやろうと言う事で準備できたと思います。前半は相手のサイドバック、それから相手の攻撃的な中盤の選手を止めてしっかり抑えるということが出来たと思います。


ただ、今のチーム状態を象徴することとしては少なくとも7回、8回中盤でボールを奪った事がありましたがそこでカウンターを上手く生かすことが出来なかった。その中でハーフタイムに選手にもっと、そこを修正するようにカウンターをもっとしっかりやっていくようにと、財前選手も足元で受けるのではなくてもっとスペースに出て行ってそこでスルーパスを貰ってセンタリング、シュートするチャンスを作っていくようにと話をしました。

交代も上手くいった面もあったと思います。中原選手が長い事怪我した中から始めての出場となった。うちにとっていい終わり方をしましたがまだミスは沢山ありますし修正していかないとならない点は沢山あります。1点目の所では集中力を欠いて全くマークをしていなかった。2点目の時はマイボールから相手にボールを渡してしまった。うちのチームで今一番危険なのは最終ラインでボールを持っている時、その時にボールを失ってそこで相手にゴール前で直ぐにやられてしまう。そこが、うちにとって今一番危ない所です。

うちの場合まだ2勝目と言う事ですからこういう勝ち方でも非常に嬉しい勝利だったと思います。ただ、私が一番喜んでいるのは選手たちが精神的な面でこういう厳しい状況でもしっかり集中して、そういう苦しさにも打ち勝たないとならない。特に恐怖心をなくして恐怖心に打ち勝ってサッカーをしなければならない、それを理解してくれた事だと思います。

中田選手に関しても非常にいいプレーをしたと思います。非常に良く戦ったしよく走りました。前半何回も技術的なミスもありましたけれど。ただ、もの凄く運動量も多かったですし上がって下がってということをずっと繰り返しました。

<Q・FW2人変えた瞬間に失点しましたがその時監督のお気持ちは?>


非常にびっくりしました。マイボールから相手に渡して失点という形でしたから非常にびっくりしました。少なくとも2つのミスがあったと思いますが、ミスに関してはここでは話すことは出来ません、選手と話をしたいと思います。非常にがっかりはしましたけど試合は終わっていなかったのでしっかり続ける事が必要だと思いました。


あと、もう1人今日良くやった選手がいると思います。森川選手です。非常に大きなミスがあったということでメンバーから外してその中で次までしっかりと集中してトレーニングしなさいと言いましたが、今日しっかりとそのチャンスを生かしたと思います。


<Q・今日初ゴールの中原選手良さは何処にありますか?怪我から復活して以前と変わった点は有りますか>

中原選手に関して言えば怪我をする前は知らないですから今の状態しか知りません。彼は典型的なFWの選手で非常にジャンプ力もありますしジャンプのタイミングも素晴らしいしヘディングテクニック的にも素晴らしいものを持っていると思います。後は足元で受けた時もしっかりとキープして味方にパスが出せます。シュートも非常に上手い選手だと思います。ただ、スペースにボールが出てそこに出るとなった時にちょっとスピードが欠けるかもしれませんけど。今日のプレーを見れば、うちにとって間違いなく戦力になります。うちの幸運な所はそういうFWが2人いること。もう1人は萬代選手もいますし前節の20分で非常にいいプレーをしたと思います。今日はちょっとあまり調子はよくなかったですが若い選手が頭から試合に出て試合を決めることは非常に難しい事だと思います。


<Q・攻守に渡って最後まで非常にアグレッシブなプレーをしましたが、選手が恐怖心と戦っていく中で何かメンタル面での指導はされましたか>


先程も言いましたが今の現実を正直に選手に話しました。こういう厳しい状況を抜け出す為にはやはり強いパーソナリティを持った選手が必要だと、そういう選手に対して将来に渡ってもクラブにとっても戦力として計算できる選手だと言う事を話しました。選手に嘘をつくことは出来ないですしうちは素晴らしいチームだとはとても言えませんでしたし本当のことを言う必要がありました。今、最下位だと言う事、ただ、どういう状況であっても必ずそこに解決策はあるということを言いました。同時に彼らにはミスをする権利もあります。ただ、いつも同じミスをしてはいけないという事です。


<Q・今日の勝利はチームの土台作りの上で非常に大きな勝利になったのでは?>


非常に大きな意味を持つと思います。より自信を持ってよりゲームの中でも積極的にプレーできるでしょうし、よりアグレッシブに出来るでしょうし、そうなって欲しいと思います。ただ、次の勝利まで4試合も待ちたくはないですけど。もう一つ、言っておくべき事があると思います。私はジェフの監督をしていた時も連敗の中でここ(福岡)で初勝利を収めてそこから連勝に乗りました。最終的にはシーズン終わった時には2位だった。それがまた繰り返されればいいなと思っています。




第9節 湘南ベルマーレ戦 2-0  5月2日(日) (仙台スタジアム)

【ベルデニック監督記者会見】


 今日のプレーを考えれば順当な結果だ。

 いい面と悪い面があり、プレーの質にも波があった。しかし大きなミス、決定的なミスがなかったと言うことはできる。しっかりと動き、ボールを回すことができている時間はいいサッカーができた。


 今日の試合前、私は選手たちにこう言った。「弱いチームはプレーに波がある。リーグ最下位というのが今のわれわれの現実で、1回勝つのに4試合を必要としている。しかしこのまま弱いチームにはなりたくない。そのためには選手が強いパーソナリティを持たなければならない。自分たちの力で、自分たちの責任で事態を解決しなければならないのだ」と。これを選手たちはよく理解してくれた。


 ただ、試合ではまだ信じられないようなミスが出ている。これをなくすのには今後も時間がかかるだろう。今はまだ学習プロセスの過程にある。


 ただ、チームとして調子が上がってきているのは確かだ。この点はポジティブに評価できると思う。


 前半、後半ともに20分までは、相手の方が動きが良かった。今日の試合前にも気をつけるよう指示したが、相手ペースの立ち上がりになってしまった。ただ、相手の動きが落ち着いたところでこちらにいいプレーが出て、ボールが動くようになり、うちのペースに持ち込むことができた。


 村上は福岡戦ではミスもあったが、機能していたので今日も左サイドで使った。


 シルビーニョは大事な選手だ。ボールをキープできるし攻撃の起点になることができる。縦パスもよく入れた。


 中田はうちのチームで一番のファイターだ。まだ経験が必要だが、2列目からの飛び出しも出来、相手をおびやかした。


 萬代も良かった。スタメンで出た中では今日が一番良かったと思う。


 大柴もよく動いた。パスを通したし、ゴールの可能性もあった。


 われわれはここまでを、ほぼ負け続けてきた。今日は勝ったが、サポーターに対してはまだまだ大きな借りがある。ただ、今のまま自信を持ってやっていっていいのではないかという手応えは感じている。


(2連勝して、次は山形戦。仙山ダービーに臨む意気込みを)


 精神的にしっかりと準備をして臨むことが最も大切だ。


 アグレッシブさを発揮し、頭を使った戦いをしたい。ボールをキープし、ディフェンダーの裏を突き、サイドチェンジをしつつ攻撃を組み立てれば、いいゲームができるだろう。


 山形は今調子がいい。強いチームであり順位も上だ。一方われわれはまだチーム作りの最中だが、連携もとれるようになってきている。本当に強いパーソナリティを持っているかが試されるだろう。



(右サイドの財前だが、ほとんど左サイドでプレーしていたのはなぜか? また、これからもこの形をとるのか?)


 私の指示ではなく、彼の判断によるものだ。今日は左の方がプレーしやすかったのかもしれない。ウィングの位置だったが、私としてはもっと中でプレーしてほしかったと思っている。



(今日は攻撃の形が出来、連動がうまくいったのではないか。これはキャンプから監督がやろうとしてきた意図通りにできたと言って良いのか)


 今日は特に後半の最後20分間、トレーニングしてきたことが形になった。相手ディフェンダーの裏を突く、縦パスを入れる、などだ。しかし、相手が疲れていたから出来たと言うこともできる。満足はしていない。




(今日は監督の誕生日。おめでとうございます。初めてこのチームで連勝できたが、選手の頑張りに一言)

 選手たちはクラブの現状、本当はもっと高い位置にいなければならないということ、そしてそれを実現するのは自分たちしだいだということを理解してくれた。今日は本当によくやったと言いたい。


 これからも自信、決断力、責任感を持ってプレーしてほしい。自分たちの頭で考え、状況を打開する力をつけなければならない。戦術が有効になってくるはその後だ。


 選手たちが、2試合続けて高い精神的レベルを保つことができたことを評価したい。しかし今もミスが多いという現実からは逃れられていない。まだ時間はかかるだろう。



(J1昇格という目標達成に光が見えたのでは?)


 J1昇格を一番望んでいるのはこの私だ。しかしそのためにも、現実をしっかりと見て、 もっと安定したプレー、ゲーム、チームを作らなければならない。


 そうすれば可能性が大きくなっていくだろうが、今はJ1昇格という結果のことは考えていない。ただ、目の前の試合に100%集中するだけだ。



(途中出場となった佐藤寿人についてと、今季初の無失点となった高桑について)


 佐藤はベンチスタートの方が最初から出るよりもいいプレーをした。得点も上げた。相手にとって危険な選手という意味ではうちで一番だろう。


 しかしFWもゲームの組み立てには参加しなければならない。今まではFWと中盤でタイミングが合わないという問題があった。ただ今日の状況を見ると、先発で使えるようになるかもしれないと思う。


 高桑は自信をつかみつつある。ただ、私から見ると、センタリングに対して前に出るべき場面で出ていないことがあるように思う。前に出てセンタリングを押さえることで、チームを落ち着かせることもできるのだ。しかし今日は、シュートによく反応するなど良い出来だった。




第10節 モンテディオ山形戦 0-0  5月5日(水・祝) (山形総合運動公園陸上競技場)

【ベルデニック監督記者会見】

<本日の試合のコメントを>

結果だけで見た場合、満足できるとも満足できないとも言えないゲームだったと思います。前半相手が3回決定的なチャンスを作ったこと、ラスト20分一人少ない状況で戦ったことを考えれば今日の結果は満足すべきものだと思います。ただ、今日のプレーの内容には満足していません。今日のゲームでもしっかりボールをキープして選手がよく動いてる時にはチャンスを作ることができましたし、シュートを打つこともできました。特に後半です。


ただその中で、何も考えずに走ったり、とにかくボールを蹴っ飛ばしたり、そういうことをした時間帯というのは良いプレーができなかったし、サッカーからは程遠いものでした。中盤とFWの連携がうまくいってなかったと思いますし、いつトップの足元に入れるのか。いつ裏を狙っていくのか、そういうところがうまくいってなかったと思います。相手チームのやり方は、ボールを奪ってすぐに9番の選手に長いボールを入れて、そこから2人ぐらいスプリントで飛び出して、そこでヘディングで合わせていく。ある程度は予想していましたが、そこで2回決定的なチャンスを作られましたが、キーパーが良く防いでくれました。今日の試合一言で言えば、3試合続けてよいプレーをすることができないことを証明してしまいました。ただ、その前に6敗していることを考えるとそれも仕方がないのかと思います。あとは、疲れの影響もあったと思いますし、この間の試合でも最後の方疲れの見えてる選手もいましたし、そういう意味ではもう少しスタメンを変えたほうがよかったのかなぁという気もします。11人揃ったままで戦っていれば、途中から中原を入れるオプションも考えていましたが、1人少ないという中では運動量の多い選手が必要だと判断し、中原を入れることを止めました。中原はまだそれほど運動量が多くないですから。ラスト10分、15分、相手にどんどんプレッシャーを受けたときに混乱してミスをする選手もいました。




ただ、今日負けなかったということは自信という意味でも決して悪い試合ではなかったと思います。カウンターがうまくやれた時間もありました。ボールを速く動かしてしっかり攻撃できた時間帯もありました。それの積み重ねをしていかなければならないと思います。

相手は非常にアグレッシブなチームでしたし、はっきりとした狙いをもって戦っていた。FWの9番を中心にして、そのこぼれ球を狙っていく。2、3人非常に良い選手もいましたし、彼らが勝ってもおかしくなかった試合でした。











正直言ってPKの笛を吹いてくれたのだと思いました。その瞬間は良く見てなかったのでわかりません。ただ、あの状況では寿人が1人で勝負してシュートを打ったほうが良かったんじゃないかと思いました。ただ、よく見てなかったのでそれについては判断できません。10人の方が勝ったりする場合もありますが、日本の場合はどちらかというとネガティブな影響の方が多いのかなという気がします。相手がどんどん前掛かりに出てきた。その影響で自然とズルズル下がってしまったところもあります。

<Q.後半の頭から(財前に代え)寿人を投入しましたが、前半の財前の課題は?>


財前は全然動けてなかった。動き出しも遅かったし、マークに戻るのも遅かった。中途半端なプレーで終わってしまった。この間の試合でも疲れが見えていたので財前とも話をして体調はどうだと聞いたが、大丈夫だということだったが、今日の試合ではうまくいかなかった。



ただ今、深夜2時を回りました。

今、設定等が終わりました。みんなは寝ていますか?寝ていますよね。

明日は休みなんです。ラッキー。

休みって終わるから憂鬱なわけで、無駄にはできない!!


BETTER THINGS キンクスです。最高の歌詞ですよ。


またよろしくお願いします。