CAN'T SHAKE THE FEELING/Big Fun | travel in light years...

travel in light years...

気ままな旅日記|この日記を読んで、かつていたあの時間、その場所に帰りたくなるような気分になるといいなぁ|



UK初の3人組アイドル・ユニットBig Funのメイン・ヴォーカルPhilip Creswick、彼のヴォーカル技術については不評の声が当時多かったわね。音程もかなり手直しがあったようで、これは恐らく本当なのかもしれないけど、ピートおじさんが彼を買ったのは音程技術じゃなくてヴォーカル個性だったんだと思うわ。Philip Creswickの魅力はあのファルセット・ヴォイス。このファルセット・ヴォーカルに最もマッチする楽曲が「BLAME IT ON THE BOOGIE」で、スウィート・ソウルの名曲「HEY THERE LONELY GIRL」だったのね。

そして2ndシングル「CAN'T SHAKE THE FEELING」は、実にストック・エイトケンによるソング・ライトのセンスと、ピート・ウォーターマンによるダンサブルなアレンジ・センスのバランスが整った楽曲の典型ね。リミックスVer.を含む2ヴァージョンは、Big Funの全シングルのなかでも最もクオリティーの高い作品。 一見、横ノリなリズムの入換のみとも思えるリミックス、1コーラスから除々に音が加わり、2コーラスから流れていくこのバージョンは、インストを上手く使いながら、オリジナルとは角度を変えた、ピート・ウォーターマンのスケールの大きさを感じさせる仕上がりよ!