BETTAKO Laboratory file05 | 熱血店主のスクラムな毎日

熱血店主のスクラムな毎日

1981年池袋東口創業のBETTAKOは、2018年JR埼京線板橋駅徒歩2分ほどで
古家を改築再び頑張らせてもらう事になりました。

所用で立ち寄ったいちき串木野駅で一泊。
串木野の恩人達との酒宴もよかろう。
鹿児島本線から肥薩おれんじ鉄道に乗り換え、
日頃お世話になっている蔵の最寄駅。
徒歩で行く事が私には性に合う。

社長と梯子酒…。
翌朝、再び肥薩おれんじ鉄道に乗り高尾野の
駅へと向う小雨の降る朝であった。

高尾野駅を降りて国道374号出水高尾野線を
シトリシトリと降る雨、高尾野町大久保に佇む
蔵までの距離を、街の残影を記憶しながら歩いた。
神酒造株式会社、代表銘柄【千鶴】を醸す蔵。
社長が満面の笑みで立っていた。

【ないのけんいずん千鶴飛来】
ないのけんいずんとは?何でもかんでも全てが
出水という意味が、瓶裏に記述されている。
原料となる、さつま芋や麹米に用いるお米、
全てが出水産となるコンセプトの出水の銘酒。

【ストレート時の分析結果】
Am:a+3.82(2.54mm) Kr:ba-3.44(2.62mm) At:a -3.10(3.33mm)
 
【お湯割り時の分析結果】※4種の水を使用。
K2:Am:b+2.89=48s(4.06mm) Kr:c+3.25=31s(3.06mm) At:b-3.66=46s(4.2mm)
N:Am:a-4.12=52s(3.15mm) Kr:b+3.67=103s(4.16mm) At:b+2.87=66s(3.14mm)
O:Am:b+4.40=52s(4.1mm) Kr:bc+3.20=61s(3.73mm) At:a-4.04=102s(3.58mm)
B1o2K :Am:bb-2.90=60s(4.04mm) Kr:c++3.49=96s(4.13mm) At:b+4.15=120s(4.00mm)

◾️Best:N:Am:a-4.12=52s(3.15mm) Kr:b+3.67=103s(4.16mm) At:b+2.87=66s(3.14mm)
 
【ロック時の分析結果】※2種の器2種の氷を使用
tear01:A:Am:bc+k/2(105s=5.33mm) Kr:b-k/1(98s=3.96mm) At:b++(114s=4.03mm) 
tear02:Am:c+ba-k/2.5=3(97s=3.87mm) Kr:bc-k/2.5=3(115s=4.05mm) At:c++(101s=4.12mm) 

◾️Best :tear02:Am:c+ba-k/2.5=3(97s=3.87mm) Kr:bc-k/2.5=3(115s=4.05mm) At:c++(101s=4.12mm)
 
【水割り時の分析結果】※3種の水を使用。
K1:Am:b/a-m36.5%=(4.03mm) Kr:b/b+m40.5%=(4.00mm) At:a/c+m50.5%(4.33mm)
N:Am:a/a-m45.4%=(4.00mm) Kr:b/b-m50.5%=(4.40mm) At:b/a+m51.5%=(4.25mm)
O:Am:a/c-m51.4%=(4.14mm) Kr:bb-m39.6%=(3.94mm) At:a/b-m44.5%=(4.30mm)
M2:Am:a++m64.5%=(4.40mm) Kr:b/a+m55.0%=(4.60mm) At:a/c-m59.2%=(5.02mm)

◾️Best :O:Am:a/c-m51.4%=(4.14mm) Kr:bb-m39.6%=(3.94mm) At:a/b-m44.5%=(4.30mm)
 
そして【燗】という工程。
銘柄のコンセプト、水、原材料成分、麹、酵母、
全てが凝縮された成分値の値の謎が解明できる、
私にとって最終形態の術。
そのバランス感を瞬時に見極める為の術でもある。
 
今回の酒器は2種類、異なる水質を3種を使用し、
割合%・温度・タイミングを加味しつつ、
この【ないのけんいずん千鶴飛来】が持ち合わせた、
カタログスペックには無い、本当のポテンシャルを
ひとつひとつ紐解きながら拾い上げてみた。
 
【燗付け時の分析結果】※3種の水を使用。
K1:Am:b/c+m48.5%=(4.70mm) Kr:b/c-m40.4%=(4.14mm) At:c/b+m45.5%(4.22mm)
N:Am:a/c-m44.0%=(4.45mm) Kr:b/b-m51.8%=(4.16mm) At:a+m59.5%=(4.95mm)
O:Am:a/b-m49.5%=(4.75mm) Kr:b/c-m43.8%=(4.85mm) At:b/a+m51.9%=(4.34mm)

◾️BEST:N:Am:a/c-m44.0%=(4.45mm) Kr:b/b-m51.8%=(4.16mm) At:a+m59.5%=(4.95mm)
 
この銘柄を各飲み方を念頭に置きつつ、
今回紐解いた形となる。
炭酸(ソーダ)割という提供面は敢えて取らない
手法を選んだ。何故なら、原材料の成分値の
バランスにおける、炭酸の発泡比率と内約成分の
値などを考慮し判断。
とはいえ、神 孝輔社長筆頭に、神酒造株式会社の
方々達とこの銘柄に感謝致します。

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via 酒場BETTAKO
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