カウンター越しって面白いんだよね。
1年でどんだけの人と顔を合わせ、会話を交わしてるんだろう。
...。と思いに更けることがあるんだよね。
焼酎ありきのお店で、暖簾を潜る人は、日々推測するに
全体の2%位かな。老若男女問わず、居酒屋を満喫してる
笑い声が聞こえてくるのも、シラフの店主ならではなんだよね。
焼酎を飲まなきゃダメとか、日本酒しか飲んじゃダメとか、
そんな縛りがないのも居酒屋ならでは。
自分の好きなモノを楽しく飲めればそれでいんじゃね?
そう思うこともしばしば。
でもね。
面白いもので、自称焼酎愛好家よりも、素の素人さんのほうが
結構いろんな意見聞けて面白いんだよね。
五感をフルに使ってるというか、味に対してダイレクト。
お湯割りやロック、水割りの概念が全くないというか
なんというか、変に銘柄に対し、美的知識もつよりも、
甘いけど、臭くて、臭くなくて、辛いとか...etc
実に面白いんだよね。
「で...たまに飲む芋焼酎って何?」と問うと。
黒霧島がダントツ。
で「何で?黒霧島なの?」と聞くと。
「だって、それしか知らないから」と答えが返ってくるんだよね。
でも、その人の癖に合わせて、「じゃ、この黒霧島は?」と
拵えると、嗜んでもらうと...。
例え黒霧島でも、いろんな表情があるんだなぁ~って
感じてもらった時こそ、単なるいち銘柄であっても、
いろんな表情があるんだなあ~って感じてもらえて、
銘柄共にありがたく、思う日々があるんだよね。
確かに...。
北は北海道、南は沖縄まで、各地酒・地焼酎・泡盛を除けば、
各市町村の、芋焼酎銘柄としての認知度は、高いはずかな?
素の素人さんに、細かいことを聞いても、わからない...でも
感想がピュアなんだよね。
○○酒造の銘柄と言えば?というお題に、
dancyu銘柄で答えてくる人は、焼酎を幾度か飲んだ事のある人や、
焼酎を扱うお店を知っている人。
でも、本当の素人さんって、どの街で、どの酒造会社で、どう造られて
そんなことどうでも良くてさ。
dancyu銘柄を出しても、「美味しいけど...」の先の
意外な内容の答えが詰まってて、店主も「へぇ~」と
思う毎日かな。酒ってさ。