学び学ばれし日々 | 熱血店主のスクラムな毎日

熱血店主のスクラムな毎日

1981年池袋東口創業のBETTAKOは、2018年JR埼京線板橋駅徒歩2分ほどで
古家を改築再び頑張らせてもらう事になりました。

カウンター越しって面白いんだよね。

1年でどんだけの人と顔を合わせ、会話を交わしてるんだろう。

...。と思いに更けることがあるんだよね。

 

焼酎ありきのお店で、暖簾を潜る人は、日々推測するに

全体の2%位かな。老若男女問わず、居酒屋を満喫してる

笑い声が聞こえてくるのも、シラフの店主ならではなんだよね。

焼酎を飲まなきゃダメとか、日本酒しか飲んじゃダメとか、

 

そんな縛りがないのも居酒屋ならでは。

自分の好きなモノを楽しく飲めればそれでいんじゃね?

そう思うこともしばしば。

 

でもね。

面白いもので、自称焼酎愛好家よりも、素の素人さんのほうが

結構いろんな意見聞けて面白いんだよね。

五感をフルに使ってるというか、味に対してダイレクト。

お湯割りやロック、水割りの概念が全くないというか

なんというか、変に銘柄に対し、美的知識もつよりも、

甘いけど、臭くて、臭くなくて、辛いとか...etc

実に面白いんだよね。

 

「で...たまに飲む芋焼酎って何?」と問うと。

黒霧島がダントツ。

で「何で?黒霧島なの?」と聞くと。

「だって、それしか知らないから」と答えが返ってくるんだよね。

 

でも、その人の癖に合わせて、「じゃ、この黒霧島は?」と

拵えると、嗜んでもらうと...。

例え黒霧島でも、いろんな表情があるんだなぁ~って

感じてもらった時こそ、単なるいち銘柄であっても、

いろんな表情があるんだなあ~って感じてもらえて、

銘柄共にありがたく、思う日々があるんだよね。

 

確かに...。

北は北海道、南は沖縄まで、各地酒・地焼酎・泡盛を除けば、

各市町村の、芋焼酎銘柄としての認知度は、高いはずかな?

素の素人さんに、細かいことを聞いても、わからない...でも

感想がピュアなんだよね。

 

○○酒造の銘柄と言えば?というお題に、

dancyu銘柄で答えてくる人は、焼酎を幾度か飲んだ事のある人や、

焼酎を扱うお店を知っている人。

でも、本当の素人さんって、どの街で、どの酒造会社で、どう造られて

そんなことどうでも良くてさ。

dancyu銘柄を出しても、「美味しいけど...」の先の

意外な内容の答えが詰まってて、店主も「へぇ~」と

思う毎日かな。酒ってさ。