閉ざされた石繭

閉ざされた石繭

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毒を消すために毒を使うように


僕は痛みをもって痛みを制す

20を越えた切り傷に

顔をしかめる君

無言で振り払ったら

心配そうな、辛そうな

顔で君が僕を見た



胸が冷えて

喉がぎゅっとなって

つんとして

自分が泣きそうなことに気づいた

電話越しに伝わらないように、僕は声のトーンを下げる

君は僕の嘘を信じる

それでいいんだと思う

なんて笑ったら、

無言で引っ張られた

僕は君を信じられない

なんでか、?

たくさんの理由がある

僕は、それでも信じてしまう



のばした手を君がつかんでくれると

どこかで確信してる