磐田3-2湘南 | FOREVER NO.10

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2024年5月25日(土)第16節 VS ジュビロ磐田  湘南ベルマーレ公式サイト

 

「自分たちの時間」に満足するな。

 

0-2からの逆転負け。相手は順位の近い磐田。

6ポイントマッチとも言われた試合において、

最悪の結果となってしまった。

 

開始13秒でLUKIANが決めてくれた。

キックオフから磐田に一度も触れさせず、

磐田のゴールネットを見事に揺らした。

5試合勝てていない磐田に対しては、

最高の先制攻撃となった。

 

その後も湘南が試合を支配して、

ほぼハーフコート状態での試合展開。

ここで決めきれないと、またいつも通り、

嫌な流れになってしまうと危惧していたところで、

福田翔生がPK獲得。

1度は川島永嗣に止められるも、やり直しの

PKをきっちりと決めて、前半29分で2点リード。

PKストップと磐田に流れを渡してししまう事態も

VARに救われ回避できて、それこそここまでは

完璧な試合運びだったと思う。

 

 

 

しかし前半の終了間際に失点。

2点目を奪ってからの時間、

それまでが何をしても上手く行っていたからか、

本当に適当になっていたと思う。雑というか。

こうしたプレーを続けてしまっていると、流れが

相手に行くのは勝負の世界では当然のこと。

徐々に磐田が息を吹き返してしまい、45+5分、

山田大記に決められてしまった。

 

逆の立場ならば、この1点で「まだ行ける」と思う。

つまり、絶対に許してはいけないゴールだった。

時間帯が前半アディショナルタイムの最後で、

よりによって決めた選手が山田大記。

これ以上にない反撃の狼煙となってしまった。

前半が終わった時点で湘南のシュートは3本。

あれほど攻め込んでいたのにも関わらず、

シュートまで持っていけていない時点で、

磐田が良かったというより、攻撃が雑だった。

 

ここで後半の早いうちに。もう1点奪って、

磐田の心を折ることができたらよかったのだが、

後半は逆に磐田に完全に支配されての、

ハーフコート状態に。あれだけ攻め込まれて、

よく80分過ぎまで、持ちこたえていたと思う。

 

そして新潟戦とは真逆で持っていない湘南に。

2失点目は杉岡大暉の転倒があり、

3失点目はLELEのクリア?か、中途半端に触れ、

ミドルが最高のコースとなってしまった…。

 

持っていないときはこんなもん…とも思いつつ、

やはりどんな状況であっても、雑なプレーを

してしまうようでは勝つことはできないな、と。

磐田が修正を施す前に、もっとたくさんゴールを

奪っておけばよかったわけで、そのためには

ハーフコート状態で攻め込んでいるときにもっと

突き詰めて、しっかりきっちりとプレーして、

ゴールを奪わなければいけなかった。

「自分たちの時間」を持つことはいいことだが、

その時間を持つことに満足してはいけなくて、

その時間にゴールを奪い切ることに対して、

監督も選手もサポーターももっと貪欲に、

そして厳しくならないといけないと思う。

 

 

 

リーグ前半戦でやられた相手には、

リーグ後半戦でやり返せばいい。

HOMEでやられた借りはAWAYで返せばいい。

AWAYでやられた借りはHOMEで返せばいい。

純粋にそう思っている。

が、今の状態を目の当たりにして、はたして

それが湘南にできるのか不安しかないわけで。

 

「後半になると集中力が切れてしまうのか…」と

LUKIANのコメントにあるが、まずはフィジカルの

スタミナがなければ、メンタルのスタミナだって、

続くはずがないと自分は思っていて。

疲れていたら集中力なんて出てくるはずがない。

パスを繋ぐサッカーに移行してからというもの、

そのあたりが本当に湘南らしくなくて。

そして、その湘南らしさが見えてこないのに、

結果もついてこないから、多くのサポーターが

山口智監督を不満に思っているのだと思う。

 

今はチームがステップアップするための過渡期

なんだと思う。

だた、過渡期だからって、降格してしまったら、

このチームは本当にヤバい状況に陥るわけで、

ステップアップするため、成長を継続させる

ためには、絶対に降格するわけにはいかない。

それがわかっているからこそ…なんだよね。

それも理解できる、というより痛感している。

 

でも、だからと言って、試合後に山口智監督に、

「来いよ。説明しろ!」と文句言っても、状況は

何も好転しないと思っていて。

そこでそんな文句を言うくらいなら、

試合中にどんな状況であっても折れることなく、

選手を後押しする雰囲気を作るために、

大きな声を出したい、喉を使いたい。

劣勢のときに、大きな声で応援を続けるって、

全然簡単なことじゃない。本当にキツいこと。

自分も自分で気持ちに喝入れてるのが実情。

勝ちたいと思うなら、最後まで諦めることなく、

やりきるしかない。

 

劣勢のとき、うまく行かなくなったとき、

選手だって、きっと同じ精神状態のはず。

サッカーしていて、楽しくないのに、勝つために

自分を奮い立たせてプレーを続けているはず。

選手には最後までやりきることを求めて、

自分たちはやらないは、それは違うでしょ。

共に戦う立場と思っているならね。

 

まずは支えてあげよう。

プレーしやすい雰囲気を作ってあげよう。

緩んだ雰囲気を発信してもいけないし、

諦めた雰囲気を発信してもいけない。

リードしていようが、ビハインドだろうが、

どんな状況であっても前向きに、緩めることなく、

とにかく一所懸命にプレーしなきゃダメだと、

湘南の選手に思ってもらえる雰囲気を、

HOMEでもAWAYでも発信していきたい。

サポーターが勝利のために、スタジアムで

やれることって、それしかないからね。

 

試合に勝利して、この状況から抜け出すために。

借りを返せるだけの湘南になるために。

 

おれたち湘南はもっとやれる。