7月25日、お向かいの解体をしてある業者の方が雀を2組4羽連れてこられました。

箪笥の引き出しに巣ごとつめて我が家へ。
家の解体をしていると生き物が色々出てくるそうで、家とともに潰してしまうのは心が痛むので、先日は目も開いてない仔猫が3匹出てきましたが全部引き取って育ててます。雛を引き取って下さって嬉しいです、ありがとうございますと言われてました。
これがその時の様子。怯えて顔を埋めてました。

1組3羽は前回紹介したように給餌してカップヌードルの容器に入れ玄関に設置すると親鳥が来ました。

その子たちはすくすく育ち3日前に無事に全員巣立っていきました✨

雀はもともと屋根の隙間などの閉鎖空間の巣で育つので、カップヌードルのようなオープンな空間で育ったの本当にラッキーでした。


写真の子は一緒にいた兄妹がまだ飛べないのに恐怖で飛び立ち落下して死んでしまいました。

飛べずとも羽ばたけるのでその場しのぎの巣では落下死の危険が大きいです。


生態系保護のために野鳥を保護飼育していけないことは知っていました。

我が家は庭が広いので色々な生物の食物連鎖を目にします。助けてあげたいときも多々ありますが一切の介入をしません。
猫が雀を食べたり、弱ったツグミを発見なんてこともありますが、手を出さずに見守ります。亡くなってしまったらそうっと埋めてあげるのです。

それでもこの子は見殺しに出来ませんでした。手を出さなければ家とともに潰されてしまうのです。人がその手で握り潰してしまう生命、家と共に潰れてしまう・・・100%死が決定している生命なのです。

娘と話し合って保護することを決めると同時に覚悟しました。

最低限の接触にして放鳥する、万が一懐いてしまったら最後までお世話する。

野生動物の保護は法律でも禁止されています。それでもこの形の見殺しは無理。

処罰があるのならそれを受けても人がこの手で潰してしまう生命を護りたいとおもったのでした。


この子の名前はぴーちゃん、あくまでも“仮称”です。

放鳥するのだから名前はいらない、雀さんと呼ぶのが面倒でつけた名前です。

仮称だから思いっきり適当につけました。笑



#保護雀 #家の解体 #生命の選択