先日保護した雀さんのその後です。

写真は保護した当日でちぎったミルワームを食べています。

まだ自分で丸ごと食べれないので頭を潰して千切って与えますが、たまらなく気持ちわるーーい。😂

今日は雀さんを育む中で生まれた娘との会話を紹介したいと思います。

その時の記事はこちら。

雀は人の手で潰される運命にあった子です。

雀さんを保護した際に私と娘は雀さんが自立できるようにサポートして放鳥する、もし人に慣れすぎたら生涯お世話をするという覚悟を決めました。

今は一歩一歩放鳥に向けてトレーニングをしています。


先日娘がこんなことを言いました。

「放鳥すると決めてるけど初めから可愛すぎて放鳥するのは辛い。それでもすると決めてるけどこの子が死んだらどうしよう、生き残れずに死んだら悲しい。」

巣立ったばかりの雀の生存率はとても低く10%と言われています。

この一年を乗り越えるとここからの生存率は50%くらいになるそうです。

私はこう答えました。

「愛して育てた子を旅立たせるのは心配だし辛いよね。

お母さんもあなたがどこかに一人で行きたい、友達と遠くへ行きたいと言った時に同じような覚悟をするよ。例えばあなたが大学に入って雪山で野鳥を追って遭難したらとかも思うよ。でも自分のしたいことをやり切って全うする人生は幸せだと思うからそれをさせないという選択にはならないん。」

娘は北国の学校で獣医学を学びつつ野鳥や野生動物の研究をしたいと言っていますが、

南国育ちで雪は一年に一度見ないこともあり、雪に対する経験が浅いのです。


👧「えーーーーーー!私を送り出すのにそんなことまで考えるの!!!」


「だって危険が伴うことでしょう?覚悟しないと万が一何かが起こった時にその辛い思いを背負いきれないよ。」


👧「えーーーーー!えーーーー!えーーーー!!

私がやりたいことをするだけでお母さんがそんな覚悟をしてるとは想像もしなかった。

親の思いって親にならないとわからないものなんだね〜。」



雀さんの話から思わぬ方に話が発展しました。

この娘はきっと野生動物のために世界へ出ていくと思います。

大自然の中、野生の中に飛び込むでしょう。

悔いなくやりたいことをすればいい、ただその行為が命を脅かすかどうかを判断する際にお守り代わりにこの時の会話を思い出してくれたら嬉しいなと思います。



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