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脳疾患97 リハビリ施設でした脳の不思議な研究






私は、この記事でも書いたように、







脳と音楽の関係を研究してる先生の診察を受けることになりました。





当時の私は、

金髪が入院でプリン頭になっている状態で、



お会いした先生は、

「ブリーチしてるとできない検査があるから、

元の何もしてない黒髪に戻す時があったら、

もっとデータをとらせてほしい」と言いました。





このあたりの診察と検査は詳しくは覚えてないのですが、


地肌にたくさん電極をつけて、

暗くなる大きな機械にヘッドフォンをつけて、入るという感じ。




ヘッドフォンから音楽が流れます。

でも、私は認識できない。

バラバラの何かが耳に入ってくる感じだったと思います。



機械から出ると先生はこう聞きました。

「これを聞いて、どんな風景が浮かびましたか?」



私は聞こえないながらに、

「うーん、夕焼け?」



先生は助手?看護師さん?と顔を見合わせ、

「今のはね、ドヴォルザークの家路と言われてる曲ですよ。

学校や公園で夕方に放送したりするの。

だから夕焼けが浮かんだのかな?」




詳しい説明はされなかったけど、

音楽を聞いてる時、

脳のどこが反応するのか見ていたのだと思います。




私は音楽は認識できてないのに、

脳の一部ではちゃんとイメージができてる…?




謎だらけでした。



どのみち、私はまだ歌えないまま。

鼻歌すらも全く出てこない。



無理に歌おうとすると、

ビルの屋上のヘリに立ってるような気分になりました。



怖い。





ー脳疾患幻覚ダイアリーに続くー