香川へ向かう① | わたしが旅にでる理由 the reason I travel

わたしが旅にでる理由 the reason I travel

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旅のこと
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わたしのこと
あなたのこと


旅のお供にとプレゼントされた

読み慣れないミステリー小説を連れ

空港に向かう


普段読む本とは違う

説明が多いけれど入り込みやすい

感情よりも状況が優先される世界


予想外に高鳴る胸の鼓動に

合わせるように

汽車の窓から入る日差しが

読み進める文字を追いかけてくる

真新しいページに差し込むそれは

わたしを更に嬉しくさせる


景色により形を色を変える

ただ

単純な思いで飛び立つ訳ではない

複雑な心情を表すように

意味ありげな光が

激しく時に穏やかに移りゆく


飛行機の窓から

太平洋を見下ろす


海は波一つ立たず

まるで時が止まったみたいに

水がただ海に張り付いているよう

それは

粘土を無理矢理に張り固められたみたいにも見える

誰かの指紋の跡が一瞬見えた気がした

硬い粘土の海に

時折立つ小さな波

それもまた海の粘土に貼り付けられているみたいに動きは鈍い


国際線の穏やかさを知るまで

飛行機が怖かった


国内線はよく揺れる

日本の天候の不安定さからなのか

乗っている時間が短いから揺れている時間が長く感じるのか

どちらでもないのか


わからないけれど


不安定なのは

いつも

地上に降りるとき

雲の上はいつも静かだ

雲の上に引っ越したいけれど

それはまた別の話



空港を降りたゲートの先

振り返ると謎のメッセージ

いってきまい

香川よ
わたしに何を伝えたいのだ