28で5歳下の彼氏と付き合いだして2年…
楽しかったのは最初の一年だけ。後半の一年は、常に不機嫌で、何かにつけて文句を言ってくる彼氏に必死に迎合する日々…
「いい頃もあったし…結婚も考えてるって言ってくれてるし…なにせ30だし…」
という思いから、一緒にいることが辛いと感じながらも別れは切り出せませんでした。
 
しかし、
 
「他に好きな人ができた」と、30歳になって2か月が過ぎたある日に別れを切り出され、一気に意識の奥へ追いやっていた、客観的自分の視点が降りてきました。
深い眠りから覚めたような、天と地が180度ひっくり返ったような、そんな感覚でした。
 
2人でいるときはいつもビクビクしていた。彼氏に家に行くといつも気が重かった。面白くないのに笑って、言いたいことは何一つ言えなかった。
 
まず感じたことは、別れた「寂しさ」よりも「怒り」でした。
 
人格を否定され、虐げられ、非難され、なぜそんな仕打ちを受けなければいけなかったのか。
自分らしさを押し殺してまで一緒にいるほど価値のある男だったのか。
20代後半の一番貴重な時間をこんな男のために費やしてしまった。
二年間棒に振ったーもっと早く別れればよかったー!
 
晴れてモラハラ彼氏から解放され、自由の身となった瞬間でした。もう二度と同じ轍は踏むまい!
 
 
あれ?ちょっと待てよ?過去の恋愛を振り返ってみると、同じ轍踏みまくってないか?
 
今までの恋愛で共通していることは、「相手に合わせてしまう」ということです。自分の本当に言いたいことが言えない、相手に言っていることが違うと思っても否定できないのです。
 
なんでこうなってしまうんだろう…
 
その答えを教えてくれたのが、
AV監督の二村ヒトシさんが書いている「なぜあなたは『愛してくれない人』を好きになるのか
です。
この本が教えてくれたことは、
自己肯定感、自己受容感の低さから、その「自己評価の低さ」を喰い物にする男を自分から選んでいるということです。
 
自己肯定感が低い女性にとって、自信満々に見える俺についてこいタイプの男性は、自分にないものを持っているので、とても魅力的に見えます。
 
しかし、この種の女性が、その男性の自信が本物なのかハッタリなのかを見破ることはできません。(というかだいたいハッタリの方に引っかかってしまいます。)
 
こういう自信のない女子と、中身がないのにナルシズムが強い男子は惹かれあうそうです。
お互いの「心の穴」(自分のコンプレックス。生きづらさや虚無感の原因となるもの)が共鳴し合うからです。
 
自分の「心の穴」を、相手で埋めようとすると、必ず関係はうまくいかなくなります。
 
また、自己肯定感が低い女性は、「自分のことが好きだ」と寄ってくる男性のことは決して好きにならないそうです。
それは、自分のことが嫌いがために、「そんな私が嫌いな『私』のことを好きだなんて言う人のことは信じられない」となって、全く興味を持たないそうです。
 
 
まさに自分のことを言われている気分でした。恋愛がうまくいかない原因は、「自己肯定感の低さ」だったということを初めて自覚しました。
 
次回は、二村さんの本を読んで、自分なりに自分の恋愛を分析してみます。
 
 
失恋直後、ズタズタの心を慰めてくれたのが、海外ドラマ「Glee」です!
全ての登場人物が何らかのコンプレックスを抱えてるけど、それでもみんな輝いてる。
元気をもらいました。