べっちです。
書くの迷ったのですが書きます。
今日ここに書く内容は、べっち個人の意見です。
震災から2ヶ月半以上経ちました。
余震も減ってきました。
自粛ムードも無くなってきました。
心なしか東京のネオンも光を取り戻してきたように感じます。
毎日毎日被災地のニュースを流していた頃から比べると、震災の報道も減ってきているように感じます。
でも、何も解決していない問題がまだまだ山積みです。
僕の状況って凄く複雑なんです。
実家は福島です。
家族、友達、先輩、マジで心配です。
でも、僕自身は被災にあっていない東京の人という状況がここにあります。
僕は東京で放射能にも怯えずにのうのうと生活しています。
(東京も決して安全とは思えませんが福島から比べたら・・・)
これは実際に言われたことなのですが、
東京のやつは停電だなんだって地震の被災者面しすぎなんだよ。
本当の被災者は東北の人なんだぞ。黙って働けバカ。
実家は福島でも、今の僕は「東京の人」なんです。
こないだエスカルゴの日記を書きました。
当時一緒に遊んでいた友達にどうしても見てもらいたかったのでメールでブログの記事を送りました。
と、同時に福島どーだい?
という内容も書きました。
実際の返事です。
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どうもない。
毎回ブログは見せてもらってるよ。
今回のはかなり懐かしくて、いい時代だったよなぁ…って。
それにしても福島はどうなっちゃうんだべ。うちには2歳の息子がいるんだけど、外出は帽子にマスクだし、遊びに行くのは県外だとイジメられっから、放射能の低い会津に行ったり。
福島だけ全然復興モードじゃねぇ~~
何やってんだ国は!東電は!!
ってなとこだね。
俺も嫁も仕事があるし、家を建てちゃったもんだから逃げる訳にもいかないし、ただ待つだけさ。
そういえば次の正月は学年全体の同窓会をやりたいと思ってんだけど、実現できたら声掛けっから。
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↓これは違う友達。
おぉ久しぶり!!
福島は放射能だらけだべ
家の近所は数値高いから、毎日元気に吸ってっぺ
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今福島市内の小学生は、1時間以上外で遊んではいけないそうです。
てか、イジメられるってどういう事だよ。
同窓会。
めっちゃ行きたい。
でも今の福島はこういう状況です。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/6318?page=2
ここに、親、親戚、友達、先輩が今も住んでいます。
どうなってしまうのでしょうか。
今までは、こういう記事を見ても、こういう場で書くことはありませんでした。
理由は、一つ。
福島に住んでる親、友達、先輩がこのブログを見ているからです。
東京にいて、何も出来ないヤツが、実家福島の人達を不安にさせるようなこと書けない。
と思っていたからです。
ですが、さっき友達にSkypeで、はっとすることを言われました。
べっちくん。
今、福島で戦争が起こっていたらなんて言う?
今当たって死ぬ弾が飛んできてるのと、5年後、10年後に死ぬ弾が飛んできてるのとの違いってなんだろうか。
現実から逃げずに考えなければいけないと思いました。
思っていたのに、後から言えば良かったとなりたくない。
そう思い、何も出来ない東京のヤツが初めて勝手なこと言います。
僕の大好きな福島から、
一刻も早く逃げてほしい。
涙が出る思いです。
縁があってここを見てくれている皆さん。
いつもいつも本当にありがとうございます。
これは僕からのお願いです。
東北地方、そして福島で、今正に起こっていること。
自分に直接関係が無くても、考えてください。
悲観的になれという意味ではありません。
でも楽観的になれる状況ではありません。
凄く難しい問題です。
そして目に見える形でなにかしようにも、何をどうしていいかわからない状況でもあります。
だからと言って、何も考えなくていい訳ではないです。
日本という国で実際に起こっていることなのですから。
この状況で何も考えない人こそ無責任だと思います。
政府だなんだ、国が変わらないと何も変わらないという意見。
全くそのとおりだと思います。
しかし、その政治家を変えるのは国民です。
今日ニュースで見た方も多いと思いますが、菅直人政権に対する内閣不信任決議案を衆院に共同提出しました。
いろいろなコメントをTwitterやブログで拝見しました。
この代表を決めたのは国民です。
人のせいにしてはいけない。
自分で情報を集めて、自分で考えて行動しなければならない。
結果なんかすぐ出ません。
何年もかかるでしょう。
ちょっと前に、Twitterにこんなことが書いておありました。
「今回の都知事選でガッカリして次に選挙にいかないヤツは負け」
一回行ったから変わるもんじゃないです。
被災地にいなくたって、国民としてやらなければいけないことは沢山あります。
先程貼りつけた「現代ビジネス」の記事の最後の一文。
いま変わらなければ、いつ変わるのか。
「がんばろう、ニッポン」とは、
この国が変わることを怖れない、躊躇しているヒマはない、ということだ。
何もできない東京のヤツだと思っていた自分が、こうしてブログに書いて発信することに意味があると思い今日は書きました。
おやすみなさい。