去年の5月に納車したVITPILEN 701であるが、この10ヶ月間で6000キロを走破した。
いろんな意味で一段落したので、ここでレビューをしておこうと思う。
あくまでも主観であるので、人によってはまったく違う意見になることもあると最初に言っておく。
【目次】
- VITPILEN 701ってこんなバイク
- VITPILEN 701の乗り方
- カスタムについて
- 故障歴
- まとめ
1.VITPILEN 701ってこんなバイク
- 3000回転以下はノッキングしてまったく使えない。
- 6速で4000回転は100キロ以上出てしまうので、まず6速を使うことがない。
- エンジンブレーキはほとんどかからない。
- シグナルスタートではリッターバイクに引けを取らない。
- 峠では水を得た魚のようである。
- シート高は少し高いが、軽いのでまったく気にならない。
- クルマの波に乗ってゆっくり走ることは苦痛でしかない。
- 道の駅などで目立つ位置に停めると質問攻めに合うことがある。
2.VITPILEN 701の乗り方
- 1速下を使うイメージで3000回転以下に落とさないように走る。
- シートの前の方に座ると、シートが前方の掛けあがっている形状をしているので、少し体重が後ろにかかるようになる。すると腕に体重が乗らなくなり、幅の広いハンドルがしっくりくる。また上体が少し起きるので微妙に前気味のステップがちょうどいい位置になる。
- クイックシフターはスポーツ走行時のみで、普通に走る時はクラッチを使った方がいい。
3.カスタムについて
VIT701はノーマルでも十分かっこいいので、基本的に原型を崩さない方がいいと思っている。
コンセプトモデルがそのまま市販されたようなデザインなので、カスタムのベクトルを実用性に振ることは避けたいと思っている。
- COOBER ECU(サブコン)
アクセルをグッと開けた時だけスポーツモードになる仕様で、変にモードセレクターがあるより、こっちの方が使い勝手が良い。 - COOBER AIRBOX LID(エアークリーナーボックスの蓋)
データではこれだけで5馬力がアップするらしい。 - ARROW PRO-RACE Titanium(マフラー)
COOBER AIRBOX LIDを付け吸気系を変えたなら、排気系の交換は必須である。
eマーク付きの車検対応なのに、歯切れのいい音をしている。 - T-REX FENDER ELIMINATOR(フェンダーレス)
ライセンスプレートがスイングアームに付いているのはバネ下重量が増加しデメリットでしかない。
なのでライセンスプレートの移設は必須だと思う。 - DAYTONA D-Light STELLARⅡ(シーケンシャルウインカー)
T-REXのFENDER ELIMINATORを付けたら、ノーマルウインカーでは車検に通らなくなり、勢いで交換してしまったが、ヴィットピレンに合っていて正解であった。 - PeOクロモリアクスルシャフト
これはスポークホイールのVIT701には体感できないカスタムである。
なので自己満足でしかない。
4.故障歴
- クラッチが切れなくなる
クラッチレリーズのシールがめくれるというもの。
部品を交換すると対策品になっていて以降起こらなくなる。
これはお決まりの洗礼で、このブログでも多数の経験者から報告を受けている。 - 6速に上がらなくなる
シフトロッカーのピンが折れるというもの。
これも交換すると対策品になっており、ピンが折れないよう強化されている。 - セルが回らない
これはバッテリーの電圧が規定値になかったせいだと思われる。
しかし1年も経たないバッテリーがへたるとは思えず、充電するこもできたのだが、念のためバッテリーを交換した。
5.まとめ
- セパハンはすぐに慣れる
今までアップハンドルなツーリングバイクしか乗ってこなかったので、最初は前傾姿勢養成ギプスを装着しているようであった。
肘が痛くなるわ、肩は凝るわで、長時間乗っていられなかった。
しかしちゃんとバイクに合った乗り方をすれば、それからはすぐに慣れちゃいました。
最近はもう体がライポジを覚えてしまって、これでないといけなくなってしまった。
いい意味で、人間慣れというものは恐ろしいもんです。 - 故障も含めて愛してあげる
外車に故障はつきものだ。
前のBMWは少ない方であったが、故障発生率という点ではDUCATIやKTMはまだまだ国産車には敵わない。
なので外車に乗るなら故障とうまく付き合う必要があると思う。
そして故障で乗れないことがあっても、愛車精神を忘れないようにできればと思う。