天井埋込形全館空調機からの入替ー1 | 株式会社 ベスト

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このブログでは、空調の設備について簡単にご紹介します。

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現 場 調 査 編

 

 

間もなく梅雨が明けるかと思いますが、九州を中心に梅雨最後の大雨が続いてます。

川沿いの方、山麓の方、十分に注意して避難経路の確認をしてください。

 

今回は、三菱電機㈱が20年以上前に製造していた機種で今は廃番で後継機種がないMEZ-8011Sという機種です。

この入替模様を4回に渡ってアップしていきたいと思います。

 

今回のお客様の家は築後25年を経過しています。

当時としては、画期的な全館空調システム(各部屋で温度設定できる)他ワイヤレスリモコンもあります。

設計もきっちりしており、当時の図面も残っています。

システムも、考えられており、エアリターン(空気の戻り道)も設けられています。

この家そのものは、全館空調機2台と天カセエアコン、ビルトインエアコンで構成されています。

換気については、ロスナイと換気扇で、必要換気量は、賄われています。

 

吹出口は、ライン型グリルが使われVAVは、中間に取付けられています。

このVAVも現在は、製造中止となっています。

これが中間取付型のVAVですが、この中にダンパーが入っており、設定温度より開閉する構造になっています。

 

右側がRCです。ここに温度センサーが内蔵されており、その設定温度で、天井裏のVAVが開閉し、

冷暖気が出る仕掛けです。設定温度になると閉まります。

 

 

さて、この度のお客様は、当初は、エアコンに変える予定で、細かい計画もされていましたが、

このシステムが良いということで、急遽呼ばれた次第です。

エアコンの専門店の社長さんから、三菱電機㈱の販売会社へ、そこの担当者から弊社へというルートで、

お客様のお宅に伺うことになりました。

販売会社の担当者が昔の弊社の仕入れ窓口担当者であったこともスームーズに話が繋がった要因かと思います。

 

左側にある大きなガラリが本体の吸込口で右側の点検口は、本体点検用です。

その間(天井裏)に本体が吊られています。

 

こちらが、室外機で、1F用と2F用の2台あります。

エアコンも併用しておりますので、室外機は、他にもあります。

当時でも、十分な熱負荷に対応した能力と費用が投入されています。

暑さ、寒さを感じない家ですね。家もそれに負けない立派なものです。

 

ここは、洗面室です。

この点検口が熱交換型換気扇ロスナイの点検用です。

ここには、天カセエアコンが設置されています。

 

   

 

個人住宅に不釣り合いな大きな分電盤

圧倒されながらも、入替を前提に話を聞き、調査を致しました。

当時の設計士さんも同席いただき詳細もわかりましたし、お客様の強い意向も感じることができました。

 

その後、見積書を提出しGOサインが出て

いざ入替

ここから先は、次回掲載させていただきます。

 

皆様楽しみにしてください。