昨日、読了

・将軍の子

佐藤巖太郎 著

 


幕末の動乱の中で最後まで徳川幕府への忠義を全うした会津松平家の開祖である保科正之公の生涯を描いた歴史小説です。

 

2代将軍、徳川秀忠の庶子として生まれた正之は幼き頃から正室お江の方の嫉妬深さから命を失う可能性があり周囲の人に守られながら生き21歳まで元服する事が叶いませんでした。

 

しかし、異母兄である3代将軍、徳川家光に見出されてからの活躍と会津松平家の家風の礎となった正之の有能さが伝わる読みやすい歴史小説でした。