1週間ほど前だろうか?

毎日のようなコメダ通いで側頭部から何か気配というか違和感を感じることが何度かあり、何時もボックス席に座る同じ爺さんと目が合う事に山ちゃんは気が付いた。

そして山ちゃんが本を読み始めると周りを見回しながら爺さんが隣のボックス席に移動する。

横目で爺さんを観察していると手には砂糖の束が掴まれておりズボンのポケットに入れた。

そこから周りを見回しているのは店員さんの動きを観察していて自分のボックス席と隣のボックス席を行き来して、その度に砂糖の束がポケットに入っていく・・・

セコっ(笑)

山ちゃんぐらいの年齢から見れば親世代の爺さんが万引き紛いの事すんなよと思いながら悲しい気持ちになった。

それから昨日まで毎日、1人なのにカウンターではなくボックス席に座る爺さんが砂糖の束をコソコソしながらポケットに入れるのを見続けてきた。

毎日やられてたら店もたまったもんじゃないだろう。

そして常連づらして店員さんと笑顔で喋る爺さんのクズッぷりに嫌悪感を山ちゃんは覚える。

喫茶店の砂糖は確かに安いが毎日、モラルの低い爺さんのセコい行為を見続けていると流石に山ちゃんもストレスを感じるので今日は爺さんが帰った後に片付けに来た店員さんに爺さんの愚行を説明して朝一で誰も座ってないボックス席の砂糖が大量に減ってるのを現認してもらった。

まぁ、喫茶店の砂糖の原価は安いと思うので監視して注意するか毎日来る爺さんの売上げを取るか後は店側の判断だ。

ただ1つ思うのは死ねよ乞食ジジイ(怒)

砂糖ぐらい自分で買え!