「八条目」と二宮尊徳 | 山田光復のブログ

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経営コンサルティング会社株式会社ベストフォーチュン代表のブログ

 

<本日のメッセージ> 

『 潜在意識はよくも悪くも貴方の考えを再生産していると認識しなさい。』易卦: 天雷无妄 二

自分の心に感じたもの、頭で閃いたものが、天からのメッセージです!

※このメッセージは『マーフィー博士の易占い  (王様文庫)』の易経解釈から引用させて頂いています。

 

 

<行列の出来る風水相談所>

◇『Q&A:部下を良くしたい/新規事業なにする?』

https://www.himalaya.com/business-podcasts/1409408/q-a-112505209

 

 

<奇門遁甲:開運方位>                                

3月25日  北西

3月26日   北西

3月27日  なし

3月28日   南 

3月29日   南西(開運旅行に超おすすめ!) 

3月30日  南

3月31日  南西

4月01日  東

 

 

<本日の活動予定>

■社内ミーティング・風水顧問打ち合わせ3件 

■山田光復Facebook  https://www.facebook.com/kouhuku

 

 

<本日のつぶやき>

木村盛世(元厚生労働省医系技官。一般社団法人パブリックヘルス協議会代表理事。)

の緊急事態宣言が必要ない理由。https://youtu.be/4HiilAi1vck

 

 

<イベント・セミナー情報> 

2021年4月14日 経営者セミナーin淡路島

 

 

<ワンポイントレッスン>

■「八条目」と二宮尊徳

 

1.天下を平定すること。2.国を治めること。3.家を斉えること。4.身を修めること。

5.心を正しくすること。6.意を誠にすること。7.知を致すこと。8.物に格(いた)ること。

 

天子から庶民にいたるまで教育の出発点は、4の「身を修めること」(=修身)になります。そのため戦前の日本では、小学校から「修身」という教科を設けていたほどです。

 

そして「大學」では、この「身を修める」ということは、5~8を行うことであると解釈できます。

 

「自分の心を正す」(正其心)

「自分の思いを誠実にする」(誠其意)

「自分の知能を十分に推し極める」(致其知)

「物事の善悪をたしかめる」(物格而後知至)

 

この中でも特に重要なのが7,8の「知を致し、物に格(いた)る」という2行であり、朱子学のエッセンスともいうべき最も重要な概念です。

昔からこの7,8の2条については、いろいろな解釈が試みられてきており、70余家の説があるといわれるほどになっています。

 

つまり「知を致し、物に格(いた)る」とは、物事の道理を突き詰めて考え、正確な知識を得ることです。

「大學」では、これを修身の目標の基礎におきました。6の「意を誠にする」とは、情意に傾いた不安定な意識ではなく、正確な知識に支えられた自己意識を明確にすることです。

 

8条目は、「知を致し、物に格(いた)る」事が、天下平定に繋がる教育目標の展開の筋道を明確にすることでした。

 

このことを実現させたのが、薪を背負い、本を開いて読みながら山を下る少年・二宮金次郎です。この書物こそ、「大學」です。

 

金次郎は、「大學」から勉強を始め、身を修め、家を斉え、農学者・二宮尊徳となり、小田原藩の財政再建、つまり「治国」に成功しました。

 

その後は、うわさを聞いた多くの藩の要請にこたえて藩政改革を行い、そこの財政再建を行いました。つまり天下平定につながったのです。

まさに二宮尊徳こそは、「大學」のプログラムに従い、8から1までの実現に見事に成功した人物といえます。