いつもご訪問頂き感謝します。
会社のお医者さん
ベストコーチの宗瑞 允暉(むなみず みつてる)です。
仕事ができて、私やお客様に対す応対振りは、素晴らしいのに、何故か部下の事となると粗探しばかりする嫌な社長になってしまうのでしょうか??
本人は、部下に良い所が無いのにほめられないと言う。
毎日、厳しく叱っている(実態は怒鳴り散らしている!)と言う。
子育てと同じだとも…本人は自分が育てている気なのだろうが、こんな社長に限ってほとんどが奥さん任せだ(苦笑)…子供にも相手にされていないケースがほとんど(涙)
毎日、叱っているのに部下が何も変わらないという事は、リーダーとして認められていないから、誰も真剣に話を聞いていないという事なのです。
「また、始まった!?」
真剣に聞いているフリだけして聞き流しておこう…こんな感じ(汗)??
仕事ができる優秀な人間(社長)の視点で見るだけでは、社員はできない、まだまだダメなところだらけになってしまう。
部下の視点で観る『共感力』がないとまず部下から支持されない。
社長の仕事は、細かい事を指示して、できなければ部下を叱ることではないはず。
※潜在意識の観点から考えても、叱れば叱るほどダメにしているともいえる。
※子供に○○しないようにと、ダメ出しすると必ず失敗するのが良い例!
社長の仕事は、会社の進むべき方向を決め、部下をその氣にさせる環境を与え、能力を引き出す事が最大の仕事だと、私は思う。
叱っても、感情に任せて怒ってもかまはないが、結果として以前より信頼関係が深まる必要がある。
すべては、部下を人間的に成長させたいと思う本氣の愛情が伝わってこそだから。
愛情があるなら伝わる方法を毎日工夫しよう!!
部下の能力を引き出すには、本人が自らの意志で考え、決め、行動する事が必要だが、社長の不安、心配が先立ち、あれこれ失敗しないように指示していては、いつまでたっても自立できない。
自分で考えて行動した結果(成功か失敗かは見方次第なので問題ではない)から人は学ぶのです。
社長もそれを繰り返して来たからこそ今があるはず。
自らの意志で考え、決め、行動し、結果に責任を持つことが、やりがいや生きがいになるのです。
部下の成長を心から願うのであれば、そんな環境や役割を提供する事が必要ではないか!
その部下をあなたが直接採用したのであれば、ダメな社員だと文句を言える筋の話ではないのです。
ダメだと言えば言うほど、自分が見る目がないと言っている事になってしまう。
社長から観た良い所をほめるのではく、存在を認める(部下の自己重要感を満たす)ことです。
自己重要感を満たされれば、部下は、あなたの気持ちに少しずつ応えようと言う氣になって来ます。
まずは視点を変えること。
欠点と長所はコインの裏表であり、状況により逆転する、ということ。
その部下が他のスタッフや自分にとって良い影響を与えてくれている点(個性)を探す視点を持つ事から始めよう。
部下の行為に感心したり、感謝できる事が本当に一つも無いのだろうか?
今は仕事ができないように見えても、君がいるから、会社の雰囲気が良くなるとか、皆がやる氣になるとか、失敗が笑いを誘う事もあるだろう。
頭の良い社長なら必ずできるので、早く気が付いて欲しい。
退職者が多かったり、社員が育たないと嘆くのは、社員(部下)の能力よりも社長のそんな態度(視点)に原因がある事が多いのです。