自動車事故において物損のみの過失100:0の案件で
低年式の車は全損ということで損害保険会社は修理費が高額になる場合は
修理前提でも全損価格プラス50万円の価格内でしか修理費を認めません
その修理費が賠償額となります
このこと事態も本来はおかしいのですがその説明はここでは飛ばします
しかしながら加害者さんが非常に誠意ある態度を示してくださり
相手(被害者)の気持ちに理解を示し保険会社はその全損額しか
保険金としては加害者に支払いませんとの旨を伝えたところ
その加害者は保険会社の言う賠償額を超えてかかる修理費要は自分が持つ
ということで被害者さんの車両が修理されることとなりました。
そしてこの様な場合、被害者さんには車両代車もレンタカーが保険会社経由で出されることが多いのですが、保険会社規定で1ヶ月以上は出ませんといいそれを被害者・加害者に認めさせます
そしてこの事故修理は正月休みを挟み修理期間も1ヶ月以上~2ヶ月ほどの期間を要すため、そのレンタカー費用も加害者が自分がもつという神対応をしてくれました。
この対応は加害者としては当たり前のようでも言えないことであり、厳密な法的解釈では不要なのかもしれません
しかしながら、この様に損害保険会社の言うような全損額プラス修理代でも同じような車を乗り出し価格では購入できません。
本来はその乗り出し価格までは賠償すべきだと考えるのが一般的な考え方でありそれが良識という事だと考えます
法的には全損額が賠償額ということかもしれませんが、世の中のほとんどの被害者はそれでは納得できないし
事実、同等クラスの中古車に乗り換えたり、安心安全を担保して修理することさえも出来ません。
そもそもは損害保険というものは被害者保護の観点から、損害の額を被害者の言うなりはなりませんが信義則の元、証明される範疇であればそれを認めるべきであり、
保険金も保険契約者・被保険者に自社都合の規定より法の基の規定を順守し、実損害額全額を保険金として支払うのが筋と思います。
現状の保険金算定基準は低すぎます、常に被害者が泣かされるといわざるをいません
被害者なったものにしかこの現実はわかりません。
今回、慣例でなく本来の常識が優先され、加害者が債務をよく自覚し被害者の利益が毀損されないように
自身の利益を毀損してまで対応していただけて事は感謝に堪えません、これが本当の姿ではないことを損害保険会社は知る必要があります。
真の消費者の利益とは何なのかをもっと考えていただきたいと感じてます。
損害保険会社に心(人間性)が芽生え社会通念に立った保険金支払いの運用を強く望みます
今回の被害者はある意味、この様な神対応をしてくださった加害者に感謝するとともに
我々修理業界も自主独立した公正公明な市場競争のなかで、消費者のために修理業者としていかにあるべきかも問われているのだといえます。
今回の事は本来事は公正公明な損害賠償にそぐわないことであります
損害保険会社が大会社で信用のある会社だからといって絶対的に信頼できるとは限りません、そのためにもわれわれ消費者は賢くならなければなりません
そして債権債務関係を確り把握し慣例を打破し、適正な保険金支払い方法に戻すべきときと思います。
また、事故車修理業界も、損害保険業界に指定工場として事故車修理を斡旋してもらわんがために媚びへつらうのではなく業界人として事故車修理の原点に返りあるべき姿を確りと認識し誇りを持って行動することを期待いたします。
損害保険商品も事故修理業者もより良い車社会にとって必要不可欠の存在なのですから!
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