私の所属する業界(自動車板金塗装業界)には、修理代を決めるのに損害保険会社の修理費算定基準を採用してます。
このこと自体が誤りなのですが、そのマニュアル本(アジャスターマニュアル)といわれる損保のアジャスターが読む必読本の中身の記載の仕方がとても巧妙で洗脳的と考えられます

 

指数とは
(アジャスターマニュアル乗用車編)P609・620

損保策定のアジャスターマニュアル(乗用車編)より抜粋
1)指数の定義

指数とは
「事故車の修理に関し、
一定の作業方法と範囲における
標準的な復元修理の作業時間」を
基にしたものを
数値化して表したものであり

指数(1.0)=標準作業時間(1.0)考えることができる
:赤字 このような表記なっておりこの表記は=が事実ではないことの裏返しであると読めます
注釈
考えることができる}=確定的事実としてではないが考証推測させるさま

以上のようなことや表記方法が随所に見られます。

以上のことから、このように、指数=工数ではない

われわれ、サービス業のような工賃仕事は
工数Xレバーレートが世界的に標準です、これは推測でも考えられるのでもありません
確定的事実がこれです。

このマニュアルの作り方からも、その思想が恣意的(自分勝手)と考えることができます
ちなみにこの『(○○)」記載方式もよく出てきますがこのカッコ内の言葉も=という意味ではないですから。
そしてもう一つ「○○ともいえる」これもよく出てきます
裏返すと「ともいえない」ともいえます

我々業界人はよく知ってください、一般消費者の方も損害保険会社の本質をよく知ってください。
損害保険というすばらしい商品が一部の不徳もののために曲げられ消費者利益が毀損されないよう業界人として消費者を守る義務があります
物事を正しく知って正しく使うことがとても大切です
それは、わたくしも含め、業界人や損保関係者はじめすべての人に言えます。

詳しくはHPこちら