自動車損害保険の保険契約において
その商品としての性格上、もしものときのしかその価値はわかりません。

また、対物損害においては契約者は過失により違いはありますが、
解りやすくする為に加害者賠償責任対物100:0の案件で説明さえていただきます。
 

この場合この損害保険の契約は
第三者のための契約と呼ばれる保険契約であるということが大前提にあります
保険金はそもそも契約者・被保険者に支払われるのですが、
この保険は第三者に損害を与えたときその被害者が正当な賠償金
(損害は金銭でてん補するのが法律上の取り決めです)をもらえるよう
加害者がそれなりに高額となる金銭的負担をさせないように
安心してカーライフをすごせるよう社会にとって必要なすばらしい商品といえます

商品である以上、当然品質もありその商品の品質にうそや偽りがあっては
消費者は安心してその商品を買えません
一般的商品は支払代金とその買う商品は少しの時間差はあっても同時交換です

ところがこの損害保険商品はもしものことがなければその商品代(保険料)は支払うだけで、
その商品を貰わないことが安心安全で過ごせたという代償に支払った金額です
それは殆んどの人にとって受け取ることがない方が幸せであるということであります
そして殆んどの人はその商品の価値(もしものとき)は訪れません

すなわち事故などはなければないほど社会にとってはよいことであり
社会的損失も軽減できよいことでもあります

ところが残念なことですが、ある一定の割合で車が動いている以上事故は起こりえます
そしてそのときに、適正に公正に保険金が支払われてることが
社会にとってまた特に被害者にとっては重要となります

またその保険金の支払先は本来保険契約者か被保険者が
保険金受取人であるはずですが、
現状はそれぞれのステークホルダーと損害保険会社が『協定』と呼ばれる行為の元
保険契約者を飛ばして直接その費用を決め直接関係業者に支払います

この行為が、原状はまことに残念なことですが損害保険会社都合が優先されしすぎてきており、
事故車修理業界やレンタカー業界レッカー事業業界など様々なステークホルダーが
自社の売値を貰えず損害保険会社の値引き構成に遭いそれに応じなければ
修理代やレンター第その他商品代を支払いません(これ事態おかしいのですが)

そもそも保険金と修理代などサービス料金は質の違うものであり
保険会社が業者に直接支払うものでは在りません

保険会社は業者に法を犯して支払ってるといっても過言では無いのですが
そのことで自分たちがお金を払ってるのだから自分たちは客だとまで豪語するものも降ります
あなたはお客様ではありません、その理屈がわかってますか


たとえばラーメン店でチャーシュウ麺を頼んで食べ終わった後、
支払う段になって店主が1,000ですというと、
チャシュウ麺はどこでも800円だといって800を置いて出て行きます
これってれっきとした食い逃げです犯罪です
 

損害保険会社の協定行為は荒っぽい言い方ですがこのことと内容は同じです
顧客を損害保険会社と共有しているだけの事故車修理業界やステークホルダーは
損害保険会社とは顧客(商取引)関係にはありません

修理代やレンタカー代その他関連商品の商品(サービス)料金はそれぞれの会社の専権事項です、
そしてそれを選ぶのは消費者(ここでは修理依頼者やレンター契約者等))であります
それが市場経済の法則です

このことを確り理解すれば今の現状がいかにおかしな状態か理解できるはずです
慣例がまかり通ってる以上
すなわち、ステークホルダーに保険金を修理代やレンターカー代として支払うなら
損害保険会社は平等に支払う行為で自分たちを正しいと考えてますが、それはおかしいことです
平等ではなく公平に支払っていただきたいものです。