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「まず間違い無いでしょう。早めに組織検査(生検)をやった方がいいですね。その結果で確定します」
1か月前の人間ドッグの結果、前立腺癌の有無の指標となるPSA値が高かった。(この時は数字を知らず)
高い原因としては「前立腺炎」「前立腺肥大症」「前立腺癌」が考えられる。私は、自転車に長く乗っていたから「前立腺炎」か「前立腺肥大症」なんじゃないかとたかをくくっていた。
受診のために早期の欠勤願いを出したが、繁忙期で代わりの人員が確保できないとのことで延び延びになっていた。これこそ大問題なのだが、上司の困り果てた姿に従わざるをえなかった。着任早々だし、自覚症状もないし、たまたま人間ドッグを受けた結果だから。
お盆休みはせっかく仕事もないのに、種子島に１つしかない泌尿器科も休診。通常診療は火木金の午前中のみ。
警備の方は9月に東京から1人応援に来るとのことで9月3日(火)に休みをもらえることになっていた。
それが昨日(8月27日)現場についてから(台風の影響で)警備ポストの数を1つ減らすとのこと告げられた。休憩時間が大幅に増えてとても楽なのだが。
実はPSA値の具体的数字が一昨日届き(なんと29.48。
高くても１桁後半だろうと思ってたから大ショック。私にしてみれば1日でも早く受診したく欠勤を申し出た。「出勤報告しちゃったから」と最初渋っていた上司も食い下がる私にようやく折れて、車で病院まで30分かけて送ってくれた。
血圧、検尿、採血と進み診察。
PSA値が高いと深刻そうな老先生。
ゲゲゲ、血液検査の結果PSA値はさらに35.01に跳ね上がっていた。
PSAの正常値は私の年齢だと3以下。4以上になると要泌尿器科受診。前立腺が何らかの損傷でタンパク質の一部が血液中に漏れるとPSA値が高くなるのだ。高いほど癌の疑いが高くなる。
超音波検査をしながら、画面を見ながら「前立腺(の大きさ)は正常だ。あ-あ、右の方、影があるね」
覚悟はしていたので聞き返したりはしない。
「MRIを受けましょう」今日は予約がいっぱいで後日ということだったが、食い下がって午後3時すぎ時間を作ってもらった。
それまで4時間あまり待合のスペースで1人静かに、「これからどうなっていくんだろう」沈思黙考？
いえいえ、スマホのゲームで気を紛らせ。。
MRI。トンネルに入って、トントントントン。ピーピーピー。ブーブーブー。1時間近く。
再度診察。「ここ影ですね。(腫瘍があると)白く光るんです。」
MRIの画像を移動させながら説明する。
正式には、組織検査(生検)で癌が確定するのだが、「PSA値が高いから覚悟はしてるんですが、悪性腫瘍、癌ですか？」という私の質問に対する答えが冒頭のもの。
組織検査は一泊入院。毎週木曜。
9月5日を勧められたが、翌々日8月29日をお願いした。
会社の上司に相談。さすがに(警備の)グループ会社に掛け合ってくれた。台風の猛威の中、今日明日は全島警備の仕事はない。
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