実は、私自身の仕事もあまりうまくいっていない。


入社1年ちょっとの部下が、先月仕事を辞めた。


なんだかね…


少子化、人手不足、人口減少などいろいろあって、


最近は、若者が辞めると上司が責められる風潮がある。


優しく丁寧に教えなかったのではないか。


寄り添っていなかったのではないか。


悩みなどをちゃんと聞き取りしていたか。


パワハラが無かったか。


やりがいのある仕事をさせていたか。


長時間労働をさせていなかったか。


きちんと評価していたか。


未来ある若者の才能を潰したのではないか。


などなど…



今の若い人は優しくしてもらえていいよな。


その陰で、中年の私たち世代は本当につらい。


仕事が全くできない新人に気を遣って優しくして、


手取り足取り仕事を教えて、


失敗したら優しくフォローして、


責任は全部自分が取って、


1つ注意する前に10褒めるを常に意識し、


若者を定時で帰らせて、その分自分がサービス残業をして、


申請されるままに有給休暇を与え、有休が無くなっても更に希望通りの休みを与え、


やりがいや成長を感じられる(そして無理のない)仕事を厳選して与え、


逆に雑用はあまりさせないように気をつけて、私が引き受け、


そこまでしても「思ってたのと違う」と言われ、


いや、まだ何もやってないよね、と思いながらも


辞めるのを引き止められなかったら上司の責任。


この1年ちょっとで苦労して教えたことが全てゼロになる悲劇。


6月からまた新しい部下がきて、全てがリセットされる。


もうやってられるかー!!


と叫びたい。笑


そうやって家に帰ったら、


さらに反抗期娘が待っていて、泣


職場でも家でも不毛なやり取りが続く。



やりがいや成長や結果を求めるなら、多少きつくても頑張らないといけない。


逆に、プライベートの充実や定時帰りを求めるなら、やりがいや成長は多少犠牲にしなければいけない。


休みもくれ、給料もくれ、成長もくれ、やりがいもくれ。


くれくれ言うだけでは何も手に入らないよ。


ゆるく仕事してすごい結果出すとかあり得ない。


結局仕事だって他人との比較だから、


一生懸命やっている人に差をつけられると嫌になってやめる。


そんな光景をもう何度も見てきた。


仕事も勉強も一緒だよ?


部下には結局伝えることはできなかった。


果たしてこれから娘に伝えることはできるのか。