はぁぁぁ~(ため息)
年明け早々の大地震に航空機事故、全くおめでたくない2024年が幕を開けた。
加えてお正月疲れなのか、右奥の歯ぐきが腫れて痛み出し、3度の食事にも不自由している今日この頃。
出るのは深いため息ばかりである。
いや、こんなことではいかんっ
そうだ、朗読教室の宿題でもやろっと
今回の宿題は歌舞伎の有名な演目であり、アナウンサーの滑舌練習の定番でもある「外郎売〈ういろううり)」
課題は冒頭2ページの暗誦。日本語なんだし、それくらいすぐに覚えられるよと軽く考えていたのだが。
「拙者、親方と申しまするは・・・、いや、申すは、お江戸を発って二十里上方(かみがた)・・・えーと、えーと、次はなんだったっけ??」
本を手から離したとたん、頭の中はまっしろけのすっからかん。
なんということだ 思考力も計算力も応用力も人並み以下のべえだが、記憶力だけは自信があったのに。
一気に2ページ覚えるのは到底無理そうなので、「毎日5、6行ずつ覚えていこう」と決めた。
そして、数日。
ああ、何という事だろういまだに最初の5行を暗誦するのがやっとという体たらくなのだ。
続きを覚えようとしたら、今度は最初の方を忘れてしまうに違いない
ということで、今年の目標は『脳みそのサビ落とし』に決定。
このままじゃ、認知症まっしぐらだもんね。
よぉし、次の教室までに絶対全部覚えるぞ
今のところ、自信を持って暗誦できるのはここまでだけど
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『外郎売』
拙者親方と申すは、お立会いのうちにご存知のお方もござりましょうが、お江戸を発って二十里上方、相州小田原、一色町(いっしきまち)をお過ぎなされて、青物町(あおものちょう)を登りへおいでなさるれば、欄干橋虎屋藤右衛門(らんかんばしとらやとうえもん)、只今は剃髪いたして円斎と名のりまする。